ローンチパッド強化へ
大手NFT電子市場OpenSeaは9日、NFTローンチパッド・ミントプラットフォーム「Fair.xyz」の6億円調達ラウンドに参加したことが明らかになった。
ラウンドを主導したのはベンチャーキャピタルEden Blockで、OpenSeaの他、NFXやFirst Minute Capitalも参加。また、エンジェル投資家(個人)には、Youtubeやメタ、TikTokも含まれている。今回の調達により、評価価値が44億円になるという。
Our mission to democratise the Web3 industry was the core reason we started https://t.co/XsfP5JZgzc back in Feb this year – and we’re very thankful for the teams at @eblockventures @NFX @firstminutecap and @opensea who believed in us from an early stage to fulfil this vision. pic.twitter.com/DVJaKdyWB6
— Fair.xyz (@fairxyz) August 9, 2022
Fair.xyzはクリエイターが独自のNFTをコレクターに向けて発行し販売するサービスを提供プラットフォームで、「開発者に20〜25%という法外な初期費用を支払う必要がなく、ギャラリーに売上の40%を渡す必要もない」と掲げている。
Fair.xyzの創設者らはメタやゴールドマン・サックスの元エンジニア。高い発行手数料や開発知識の欠如が多くのクリエイターがスケールの大きいNFT(1万コレクション等)をローンチするハードルとなっている現状を受け、より手数料の低く利用しやすいプラットフォームを提供したいとThe Blockの取材で語っている。Fair.xyzがとる予定の一次販売の手数料は6%だという。
Fair.xyzはまだ正式にローンチしておらず、クリエイターに「ウェイティングリスト」を設けている。なお、以前ウクライナ政府と提携し、ロシア抗戦のためにNFTをローンチすることに協力していた。
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