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ウズベキスタン、未承認の仮想通貨取引所へのアクセスを制限 バイナンスやFTXも対象に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所の利用を制限

中央アジアに位置するウズベキスタンの国家当局は10日、事業認可を取得していない暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームへのアクセスを制限したことを発表した。

公式発表では具体的な企業名は挙げていないが、「CoinDesk」らの海外メディアによると、9日からバイナンスやFTX、Huobi、Bybitらへアクセスができなくなっている模様。同国は仮想通貨の取引やマイニング等を禁止しているわけではないが、規制を整備する中で事業認可の必要性を改めて強調し、監督を強化しているようだ。今回の発表では、事業認可を取得していない企業で仮想通貨取引が増加していると指摘した。

マイニングとは

コンセンサスアルゴリズムに「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」を採用する銘柄の取引を検証・承認すること。

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ウズベキスタンは仮想通貨先進国として知られている。2018年には大統領令によって、仮想通貨関連の活動を定義。取引所に認可制度を設けて前向きな規制を整備してきた。

2019年には一転して仮想通貨の購入を禁止したとも報じられたが、昨年には仮想通貨の運営収益を非課税対象とする大統領令を発令。交換業者誘致のため、税制優遇措置も設けたことも分かっている。また2020年1月には、政府に認可された初の仮想通貨取引所「Uznex」がローンチした。

関連ウズベキスタン、海外事業者含む仮想通貨運営収益を非課税対象に

今回の発表では2023年1月1日から大統領令によって、同国の個人や法人が、仮想通貨取引の事業を正式に行えるようになると説明している。しかし、あくまで事業者は認可が必要であると強調。そして、「このことは、2023年1月までは海外のプラットフォームで取引を行なってよいという意味ではない」と注意を促した。

バイナンスの動向

バイナンスは、ウズベキスタンやロシアらが属する独立国家共同体(CIS)で事業強化に取り組んでいた。今年1月には同地域に関する人事を発表。事業やコンプライアンスを強化し、ロシアやウクライナ等でプレゼンスを高める狙いであることが分かった。

その際、Olga Goncharova氏が、CISにおける政府対応の部署のディレクターに就任。同氏は以前、ロシア中央銀行で幹部を務めた経験があり、フィンテックやDX(デジタルトランスフォーメーション)に関するプロジェクトを率いたこともあるという。

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バイナンスはこれからウズベキスタンの規制当局と、今後について話を進めていくと見られる。

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