はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、ロシア中央銀行の元幹部らを雇用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨関連事業強化へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは11日、ロシアとウクライナ、独立国家共同体(CIS)での事業に関する人事を発表した。

CISは、ソビエト連邦解体後、連邦を構成した国によって結成された国家連合。ロシアやウクライナのほか、仮想通貨のマイニングが盛んなカザフスタンらが属している。バイナンスは事業やコンプライアンスを強化し、ロシア、ウクライナ、東欧でプレゼンスを高める狙いだ。

バイナンスは新しい仮想通貨や通貨ペアを取り扱ったりして事業を拡充しながら、規制対応を進めている。これまでも規制対応の一環で人材を雇用し、コンプライアンスを強化する姿勢を示してきた。今回雇用が発表されたのは上記ツイートの3名である。

関連バイナンス、米IRSの元サイバー調査官を起用 コンプライアンス強化で

Olga Goncharova氏は、CISにおける政府対応の部署のディレクターに就任。同氏は以前、ロシア中央銀行で幹部を務めた経験があり、フィンテックやDX(デジタルトランスフォーメーション)に関するプロジェクトを率いたこともあるという。

Vladimir Smerkis氏は、バイナンス・ロシアのディレクターとして雇用。同氏は仮想通貨スタートアップTokenboxの共同創設者でもある。また、大手金融機関のBNPパリバなどで幹部を務めた経験を持つKirill Khomyakov氏は、バイナンス・ウクライナのジェネラルマネージャーに就任するとした。

バイナンスはCISで仮想通貨事業に加え、バイナンス・スマート・チェーンの普及や、NFT(非代替性トークン)、メタバース(仮想空間)、GameFiなどの事業に取り組んでいくという。

関連次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

CISの仮想通貨事情

中国が仮想通貨規制を強化してマイニングを禁止した後、ビットコイン(BTC)のハッシュレートでカザフスタンが米国に次いで世界2位、ロシアが3位になるなど、CISはマイニングが盛んな地域としても知られる。

関連ビットコイン、採掘シェアは米国1位に=英ケンブリッジ大学の最新データ

一方でロシアの仮想通貨関連の規制が明確ではないなど、不確定要素も多い。今月にはロシアの最大手銀Sberbank(ロシア貯蓄銀行)が、同国初とされるブロックチェーン業界関連のETF(上場投資信託)をローンチしたことも明らかになったが、ロシア中央銀行は仮想通貨取引の禁止を検討しているもようだ。

関連ロシア初のブロックチェーンETF、最大手銀がローンチ

また、カザフスタンでは、自動車などの燃料が大幅に値上がりしたことに対する大規模な抗議デモが年明けから発生。インターネットが遮断されてマイニングが行えない状況にあると見られており、地政学リスクに対する懸念の声も聞かれている。

関連抗議デモ発生のカザフスタン、インターネット遮断で仮想通貨のハッシュレートに影響か

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。「1秒間に何回計算ができるか」を表しており、マイニング機器の処理能力を表したり、仮想通貨のマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示したりする際の指標として用いられる。

▶️仮想通貨用語集

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/31 月曜日
11:16
仮想通貨市場など全面安 命運を左右するトランプ関税発表が4月2日に迫る
4月2日に迫るトランプ米大統領の関税発表が株やビットコイン(BTC)市場に大きな不確実性をもたらしている。著名投資家は今年最大の市場イベントと位置づけ3つのシナリオを提示した。一方、ピーター・ブラントはビットコイン(BTC)の65,600ドルへの下落リスクを警告している。
09:51
金融庁、仮想通貨のインサイダー取引規制導入か 「金融商品」に分類する法改正案提出へ=報道
日本経済新聞の報道によれば、金融庁が2026年を目途にビットコインなど仮想通貨を金融商品とする金商法改正案を提出予定。暗号資産(仮想通貨)のインサイダー取引規制も新設する見込み。
03/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、米州政府や企業のBTC投資動向やリップル社のSECへの追加上訴撤回など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次市況:1300万円台で揉み合う展開と今後の見通し|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による週次分析。トランプ政権の相互関税懸念と米経済指標の動向を背景に、1300万円台で揉み合うビットコイン相場。現物ETFへの資金流入が続く中、今後の展望を詳細に解説
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税の影響分析に高い関心
今週はSBI VCトレードによるステーブルコインUSDCの取引開始、トランプ関税の影響分析、世界最大級のオンライン証券会社によるトランプ氏言及の仮想通貨4銘柄追加に関するニュースが最も関心を集めた。
03/29 土曜日
13:45
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細に解説。
12:55
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。
10:45
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。
10:00
欧州保険・年金機構(EIOPA)、保険会社が仮想通貨を100%裏付ける義務提案
EIOPAが保険会社の仮想通貨保有に100%の資本要件を提案。高リスクに対応するためとしている。欧州では特にルクセンブルクで保険会社の仮想通貨エクスポージャーが確認されている。 。
09:30
SEC、イーロン率いる政府効率化省(DOGE)と連携開始
米証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)との連携を開始。トランプ政権下での規制機関改革と仮想通貨政策転換の最新動向を解説。
08:30
ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時80万円の下落となった。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。
07:45
トランプ大統領、仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者3名に恩赦
トランプ大統領は、アーサー・ヘイズ氏ら仮想通貨取引所BitMEXの3名の共同創設者に恩赦を与えたことがわかった。同氏らは、意図的にマネーロンダリング対策を導入せず銀行秘密法に違反したと告発されていた。
07:15
アバランチ現物ETF、米グレースケールも申請
VanEckの後に申請 米ナスダックは3月27日、グレースケールのアバランチ(AVAX)現物ETFに関する19b-4申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。この申請は、既…
07:02
ブラジル政府高官「ビットコイン準備金は国の繁栄に不可欠」
ブラジル副大統領首席補佐官がビットコインを「デジタルゴールド」と評価し、国際準備金の5%をビットコインに投資する法案を支持する。
06:40
イーロン・マスク氏、人工知能開発のXAIがX社を買収と発表 企業価値16兆円超の巨大統合に
イーロン・マスク氏が率いるAI企業XAIが旧ツイッター社X社を全株式交換で買収。XAIを800億ドル、X社を330億ドルと評価する統合により、AIとソーシャルメディアの融合を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧