はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

NFTゲーム企業「Ragnarok」のCEO、仮想通貨投資による2.5億円の損失を謝罪

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨投資で損失

メタバースのNFT(非代替性トークン)ゲームを開発するスタートアップ企業「Ragnarok」のFanfaron最高経営責任者(CEO)は27日、プロジェクト資金で暗号資産(仮想通貨)投資を行い、損失を出したことを公表した。

投資の目的は、資産を多様化することだったと主張している。Fanfaron氏は、イーサリアム(ETH)価格が下落した際に、プロジェクトにとって有益な投資機会になると判断し、イーサリアムを複数回に渡って購入。その後、価格下落リスクを回避したり、より良いタイミングで再投資したりするために、イーサリアムの売却も複数回に分けて行った。それにより、約2.5億円(180万ドル超)の損失を出したという。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。

▶️仮想通貨用語集

関連次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

企業名のRagnarokは、そのままゲーム名にもなっている。RagnarokはWeb3やメタバースの技術を活用したロールプレイングゲームで、公式ツイッターのフォロワー数は11.8万。同社はシードラウンドで、約2.4億円(175万ドル)の資金を調達していた。

今回の発表でFanfaron氏は、Ragnarokはスタートアップ企業であり、DAO(自律分散型組織)ではないため、財政は公表しない計画だったと説明。しかし、コミュニティのフィードバックやアドバイザーの指導から、透明性や信頼が求められていることを認識したと述べている。その上で、投資で損失を出したことを公表し、謝罪した。

同社は資金調達以外でも、NFTの販売で約21億円(1,550万ドル)、NFT電子市場「OpenSea」でのロイヤルティで約2.7億円(200万ドル)の収益があると説明。そして、大きな支出や他のメンバーが出した損失等についても細かく報告した。

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

Fanfaron氏は、Ragnarokの資金を使ったトレードで出した損失は全て返済すると述べている。すでに返済を開始していることや、損失を出したメンバーも返済を申し出ていることも説明した。

今後については、同社の投資家と話し合った結果、CEOの職務は継続すると説明。一方で資金管理については、プロセスの改善を行なっていくとした。また、現在プロジェクト資金は約13億円(1,000万ドル超)残っているとし、この資金を開発や税金の支払いなどに使って、今後の計画を進めていくとも述べている。

関連ブロックチェーンゲームで遊ぶメリットと自律分散型の将来性|廃猫

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/28 金曜日
13:15
イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?
カオスつうかイーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が「ペクトラ」アップグレードの実装日を4月30日と仮決定。次期開発に関しても進捗が確認された。
11:30
米司法省、ハマス関連の仮想通貨約3000万円を押収 資金調達を阻止
米司法省が、イスラム系組織ハマスからUSDTなどの仮想通貨を20万ドル相当押収した。ハマスは仮想通貨による寄付募集やマネロンを行っていたとみられる。
10:50
リップル社、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携
リップル社は、アフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結。仮想通貨を活用するリップルペイメントを導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させる。
10:45
トランプ指名のアトキンス氏が仮想通貨規制方針示す SEC委員長指名公聴会で
米上院銀行委員会が、次期SEC委員長候補ポール・アトキンス氏の公聴会を開催した。ウォーレン議員が利益相反の可能性を追及した他、仮想通貨関連の議題も俎上に上った。
10:10
米政府、12億円相当のビットコイン移動 戦略的準備金に向けた準備か
トランプ大統領の大統領令に基づき、タイの犯罪組織から押収された846万ドル相当のビットコインが米政府によって移動されたことが観測された。
09:35
フランス国有投資銀行、40億円規模の仮想通貨ファンドを設立
2700万ドルのトークンファンド フランス国有投資銀行Bpifranceが3月27日、仮想通貨およびブロックチェーン分野における新たな投資戦略を発表した。仏国内のデジタル資産エ…
08:15
ICEがCircleと提携、USDC活用で次世代金融商品開発へ
米金融大手によるステーブルコイン取り組みが加速中。Intercontinental ExchangeとCircleが提携し、USDCの新たな市場を開拓へ。
07:50
ソニュームとアニモカが提携 アニメファンのWeb3参入を推進へ
アニモカブランズは、仮想通貨イーサリアムのソニーグループのL2ソニュームと提携。IDレイヤーを構築して、アニメファンをWeb3領域に取り込みやすし、ユーザーの関与を強化する。
07:30
ビットコイン大口投資家、3月に約13万BTC買い増し 
Glassnodeの最新レポートによると、大口投資家がビットコインを大量に購入。市場の不確実性にもかかわらず、大口投資家は自信を示している。
06:55
ゲームストップ株価暴落、投資家はビットコイン戦略を懸念か
ゲームストップの株価が27日に暴落した。投資家は同社のビットコイン獲得戦略を嫌気し売りを加速させた。
06:05
ジブリ風アートに因んだミームコインが高騰、 ChatGPT-4o画像生成機能のリリースで
OpenAIのChatGPTがもたらしたジブリ風AI画像トレンドと、急騰する仮想通貨ジブリ・ミームコインの驚きの実態を解説。
03/27 木曜日
17:05
ビットトレード、貸暗号資産の特別募集「ユーピーシーエックス(UPC)」で開始
ビットトレードがユーピーシーエックス(UPC)の貸暗号資産特別募集を開始。14日間で年率100%相当の高利率が魅力。なお、リスクや注意事項の理解も不可欠。申込条件やメリットを解説する。
14:05
イオレ、暗号資産関連事業参入準備へ Web3ファンドから約4.2億円を調達
暗号資産金融事業への参入準備へ 東証グロース上場企業のイオレは26日、投資事業有限責任組合JAIC-Web3ファンドと株式会社ZUUを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表…
11:52
ビットコイン8.7万ドル台で推移、Hyperliquidの「市場操作」臨時対応には賛否両論も
ビットコイン価格が前日比3.99%上昇し8.7万ドル台に回復した。CoinShares報告によると、機関投資家から7.2億ドルの資金が流入し5週間連続の流出傾向が反転する。一方、Hyperliquidは市場操作されたJELLYJELLYトークンを上場廃止にし、分散型理念と利用者保護のバランスに関する議論が浮上した。
11:30
ビットコインとともに注目のトップ20銘柄、Grayscale最新リサーチ
グレースケールが最新の仮想通貨市場レポートを公開した。ビットコインの活動レベル、ミームコイン取引の変化、新たなトップ20銘柄などを解説している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧