デジタル銀行Revolutに不正会計疑惑が浮上=報道

Revolutの不正会計疑惑

英国発のデジタル銀行アプリを提供する「Revolut(レボリュート)」が、規制当局によって監査報告上の「重要な虚偽記載」が指摘されているようだ。

匿名情報源に基づいてフィナンシャルタイムズ(FT)が5日に報じたところによると、英国のコーポレートガバナンス、企業報告、監査等を監督する機関「財務報告評議会(FRC)」は、会計事務所BDOが7月に発表した「不特定の金融サービスプロバイダー」の監査報告における欠陥を指摘。

FTは、この金融サービスプロバイダーがRevolutであると報じている。FRCは、収益認識に対する不適切なアプローチがあるとして、「未発見の重要な虚偽表示のリスクは、受け入れがたいほど高い」と主張している。

情報筋によると、英国でフィンテック企業への規制が強化される中、銀行と同水準の内部統制が要求されているという。監査法人BDOも厳しいアプローチを採用したことで、Revolutの子会社の決算報告に遅れが生じている。

これにより、親会社であるRevolut Group Holdings LtdやRevolut Ltdの21年の決算報告が期日の9月末に間に合わなければ、ニコライ・ストロンスキー最高経営者(CEO)に対する訴訟問題に発展するとの見方も出ている。

2015年に英国で設立されたRevolutは、預金や両替などの銀行サービスを提供するアプリを提供。ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)をはじめとする50種類以上の暗号資産(仮想通貨)の売買も利用でき、プレミアムユーザーは外部送信も可能。

ユーザー数は1,700万人を超え、21年7月にはソフトバンクと米ヘッジファンドTiger Globalが主導した投資ラウンドで企業評価額4.6兆円(330億ドル)で1,120億円(8億ドル)を調達していた。

Revolutの仮想通貨事業は過去数年間で着実に成長を遂げており、同社の売上高におけるシェアは5~10%。22年8月には今後6か月で仮想通貨スタッフを20%増加する計画が明かされた。

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