CoinPostで今最も読まれています

バイナンスCZ氏、欧州の仮想通貨規制案「少し厳しい」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

欧州の仮想通貨規制案に見解

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのChangpeng Zhao最高経営責任者(通称CZ氏)は14日、欧州の仮想通貨規制法案「MiCA」に対する見解を語った。

MiCAの内容の大半は非常に良いと評価し、世界的な標準になることを期待するとしながらも、ステーブルコインに関するルールは「少し厳しい」と言及。「現在の案では、市場の流動性の75%を占める米ドルステーブルコインが受け付けられない」と課題も指摘した。

ステーブルコインとは

価格が安定している暗号資産の一種。一般的には米ドルなどの法定通貨に1:1の割合で価値を保つことを目指す。

米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、DAIやUSTといったアルゴリズムを利用するステーブルコインもある。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

CZ氏の今回の発言は、フランスのパリで開催されているイベント「Binance Blockchain Week」で行われたもの。フランス政府でデジタル化や通信を担当する省に所属するJean-Noël Barrot氏と共に登壇し、仮想通貨規制やフランスに対する見解などを語った。

フランスについてCZ氏は昨年、バイナンスの本社を同国に設立する意向であると言及した経緯がある。現地メディアに対し、2022年にフランスで事業の認可を取得したいとし、実際に今年5月、同社はデジタル資産サービスプロバイダー(DASP)として認可されたことを発表した。

関連仮想通貨取引所バイナンス、フランスでライセンス取得

CZ氏はフランスについて、以下のようにコメントした。

非常に発展している国で、仮想通貨に好意的だ。欧州の仮想通貨のハブ(中心)であり、おそらく欧州以外にとっても中心的な立場にあるだろう。

また、すでにフランスにはバイナンスのメンバーが150人おり、年末までに数百人を新たに雇用する計画も明かした。

「MiCA」について

MiCAは「Market in Crypto Assets」の略で、欧州連合(EU)が2020年9月に発表した包括的な仮想通貨規制案。今年7月には、暫定的な合意に至り、正式な採択手続きを経る前に欧州理事会と欧州議会の承認を受けることが明らかになった。

ステーブルコインについては利用をEU圏内で制限しようとしているほか、保有者がいつでも無料で償還できるようにすることなどをルールとして定めている。

関連EU、仮想通貨の包括的規制法案MiCAで暫定合意

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。
06:00
コインベース、ソラナミームコイン「WIF」の永久先物提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベース(およびインターナショナル取引所)は19日、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧