CoinPostで今最も読まれています

野村の仮想通貨子会社、NEAR基盤のDeFiプロジェクトへ出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DeFiプロジェクトへ出資

野村ホールディングスのデジタル資産子会社「レーザー・デジタル・ホールディングス」は、暗号資産(仮想通貨)NEARプロトコル(NEAR)のブロックチェーンを基盤とするDeFi(分散型金融)プロジェクト「Orderly Network」に出資した。Orderly Networkが1日に発表した。

Orderly NetworkのArjun Arora最高執行責任者はCoinPostの提携メディア「The Block」に対し、この資金で年末までにチームの人数を、今の約40人から50人規模に増やすと説明。プロダクトや開発に関連した人材を雇用すると述べている。

今回の出資額は非開示だが、Orderly NetworkのRan Yi共同創設者はThe Blockに対し、企業価値は約290億円(2億ドル)だと説明。この資金調達は、将来発行するトークンを販売する「SAFT」で実施した。

Yi氏は、Orderly Networkはネイティブトークンを来年にローンチする予定であるとも明かしている。

機関投資家向けにデジタル資産関連のサービスを提供するため、野村が子会社の設立を発表したのは今年5月。その後9月には社名をレーザー・デジタルにし、スイスに設立したこを発表した。今回の出資はレーザー・デジタルにとって、公式発表が行われた初めての出資であるとみられる。

関連野村、仮想通貨ベンチャーキャピタルをローンチ

The Blockの情報筋の話によれば、レーザー・デジタルは1年につき約20社の仮想通貨関連企業に出資を行う計画だという。また、現在はベンチャーキャピタル事業に特化していているが、将来的には仮想通貨取引、マーケットメイカー、資産管理の事業への参入も計画しているとした。

マーケットメイカーとは

市場に流動性を提供する業者のこと。取引がどのような時も円滑に行えるようにするために、資産を継続的に売買している。日本語で「値付け業者」とも呼ばれる。

▶️仮想通貨用語集

関連AMM(自動マーケットメイカー)とは|仕組みやリスクを解説

レーザー・デジタルのベンチャー部門のトップOlivier Dang氏は、今回の発表で以下のようにコメントしている。

当社は、デジタル資産のエコシステムで最も革新的な企業へ出資している。

Orderly Networkは、高い流動性と質の高いオーダーブックのマッチングエンジンへのアクセスを提供する珍しいプロジェクトだ。

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

Orderly Networkとは

Orderly Networkは、DEX(分散型取引所)向けのパーミッションレス(自由参加型)なプロトコルを開発。同社は、dApps(分散型アプリ)向けの流動性レイヤーを構築することをミッションにして、2022年4月に創設された。創設前には、流動性ネットワークの「WOO Network」と、NEARのインキュベーションプログラムに参加している。

メインネットをローンチしたのは先月11日で、プロトレーダー向けのDEX「WOOFi DEX」が基盤として活用。Orderly Networkは、WOO Networkのサポートもあり、中央集権型金融サービスと同水準のインフラを提供できると主張している。

今年6月には、当時のレートで約26億円(2,000万ドル)の資金を調達したことを発表。Pantera Capital、Dragonfly Capital、Sequoia Chinaらの著名ベンチャーキャピタルがこの調達を主導した。

この時の発表では、調達資金を採用、製品開発、パートナーシップ、エコシステムの拡大に向けて使用すると説明している。

関連Near基盤の分散型取引所、26億円を調達

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
06/07 水曜日
15:28
JVCEA、Web3PTでIEO・レバレッジ取引の改善策を提案
自民党のWeb3プロジェクトチームは、今年度の第一回となる会議を開催した。この会議では、JVCEAの副会長理事を務める小田玄紀氏が、国内のIEO市場が直面している問題と改善策について説明した。レバレッジ改正についても提言を行った。
12:16
SECコインベース提訴もビットコイン大幅反発、バイナンス・ショックの下げ幅を全戻し
米SEC(証券取引委員会)が前日のバイナンスに続き、大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースの提訴に踏み切った。6日に急落していたビットコイン価格が大幅反発した背景は。
11:55
米ロビンフッド、上場トークンの見直しを検討
米投資アプリ「ロビンフッド」の代表者は、米下院の仮想通貨規制に関する公聴会で証言。SECがコインベースらに対する裁判で証券とみなしたトークンの上場見直しを検討していると話した。
11:10
SEC、バイナンスUSの資産凍結を要求
米SECは、仮想通貨取引所バイナンスやCZ氏らに対する訴訟について、地方裁判所に緊急の申し立てを行なった。SECは、バイナンスUSの資産凍結などを要求している。
09:45
仮想通貨取引所OKX、野村HDら設立のKomainuと提携
大手仮想通貨取引所OKXは、デジタル資産のカストディサービスを提供する「Komainu」と提携し、機関投資家向け預かり資産の安全な取引を24時間年中無休で実現すると発表した。
08:15
Optimismの大型アップグレード「Bedrock」、実装完了
イーサリアム(ETH)のレイヤー2(L2)ネットワークOptimismは7日、大型アップグレード「Bedrock」を実施完了したと発表した。OPトークンの価格は前日比+8.3%上昇している。
07:40
米SEC、コインベースを提訴
米SECは、前日のバイナンスに続き、仮想通貨取引所コインベースを提訴。証券法違反を主張し、ソラナなどの銘柄を有価証券であると指摘している。
06/06 火曜日
16:08
革新的な次世代ゲーム求む、賞金65000ドル(900万円)のハッカソン「Oasys TOKYO HACKJAM」開催へ
ゲーム特化型ブロックチェーンOasys(OAS)は、革新的なゲームを求め、Japan Blockchain Weekに賞金総額賞金65000ドル(約900万円)のハッカソン「Oasys TOKYO HACKJAM」の開催を発表した。
13:18
AI開発と著作権問題、基準を明示した文科大臣答弁が話題に
生成AIの開発段階で用いられるデータ利用について、著作権を問わず利用が可能だとの判断が、日本の行政トップから示されたことが、日本がAIの著作権問題で先鞭をつけたとして海外でも注目を集めている。
12:33
SECのバイナンス提訴で仮想通貨全面安、ビットコイン25000ドル台に急落
米SEC(証券取引委員会)が業界最大手の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの提訴に踏み切りビットコインが急落。新たに12銘柄の有価証券性を指摘されたアルト市場では大規模なロスカットが発生した。
11:55
JPモルガン、インドで6つの銀行とブロックチェーンベースの取引を試験
米JPモルガンは、インドでブロックチェーンベースの米ドル建て取引の試験運用を開始した。取引プラットフォーム「Onyx」を利用するもので、金融センター「GIFTシティ」の5行が参加する。
11:02
ドリコム、Web3ゲーム『Eternal Crypt -Wizardry BC-』開発へ
ドリコムが保有する「Wizardry」の知的財産権を活用し、チューリンガムと共同で開発を進めているブロックチェーンゲームの新タイトルが『Eternal Crypt -Wizardry BC-』に決定した。
10:15
米テザー社、エルサルバドルのビットコイン採掘企業に350億円出資
米テザー社は、エルサルバドルで仮想通貨ビットコインのマイニングファーム建設を目指すスタートアップ「ボルケーノエナジー」に出資したと発表した。専門知識なども提供する。
09:30
イーサリアム共同創設者Wilcke氏、取引所へETHを大量送金か
仮想通貨イーサリアムの共同創設者Jeffrey Wilcke氏のものとみられるウォレットから、55億円相当のETHが取引所に送金されたことがわかった。同氏のウォレットでは、15万ETH超がまだ保有されている。
08:15
米SEC、バイナンスとCZ氏を提訴
米SECは、仮想通貨取引所バイナンスと同社CEOのCZ氏を提訴。ソラナなどの銘柄を未登録有価証券と主張するなどして、合計13の容疑で訴訟を行なった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2023/06/15 ~ 2023/07/15
その他 未定
2023/06/16 09:30 ~ 20:00
東京 東京ミッドタウン八重洲
2023/06/18 10:00 ~ 19:00
Non Fungible Tokyo 2023 associated with Japan Blockchain Week
東京 東京国際フォーラム
2023/06/18 16:00 ~ 20:15
東京 アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京
重要指標
一覧
新着指標
一覧