はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

バイナンスCZ氏「ツイッターのWeb3進出を支援したい」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨のための言論の自由

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)CEOは10月31日、米CNBCの金融番組Squawk Boxのインタビューで、イーロン・マスク氏のツイッター買収に740億円(5億ドル)を出資した理由について語った。

言論の自由に関して言えば、仮想通貨に席が用意されていることを確かなものにしたいし、ツイッターの準備ができた時に、Web3への参入を支援したい。

CZ氏はツイッター買収を支援した主な理由として、1)ツイッターが世界規模の言論の自由のためのプラットフォームであること、2)有能な起業家を支援したいこと、3)自身がツイッターのヘビーユーザーであること、4)仮想通貨のための言論の自由が確保されることを挙げた。

また戦略的な意味では、ツイッターによるWeb3の導入の支援もあると付け加えた。さらに、会員制の課金など当面の直接的な課題は、仮想通貨を支払い手段として活用することで、グローバルに簡単に解決できるとコメント。問題解決について支援も行いたいと述べた。

その後CZ氏は、ツイッター上のAMAセッションで、マスク氏は何らかの形でツイッターに仮想通貨を統合することを考えていると発言。マスク氏はドージコインの大ファンでビットコインも所有しているが、ツイッターとしては、1つの通貨に限定するのではなく、複数の仮想通貨をサポートすべきだとの考えを示した。

ただし、ツイッターの改革に着手したばかりのマスク氏には状況を把握する時間が必要であり、具体的な機能の追加や「バイナンスペイ」との統合などについての急かせる気持ちは全くないと、CZ氏は強調した。

AMAとは

AMAとは、「Ask Me Anything」の略で、「何でもきいてください」の意。

▶️仮想通貨用語集

「ツイッターはWeb3のサンドボックス」

バイナンスのPatrick Hillmann最高戦略責任者は1日、マスク氏のツイッター買収について、研究開発としては「一生に一度のチャンス」であり、「名高いWeb2プラットフォームをサンドボックスとして使用し、Web2空間の複数の課題を分解し、Web3のソリューションを試し始めるチャンス」と形容した。

仮想通貨メディアCoinDeskのインタビューに応じたHillmann氏は、バイナンスがツイッター改革の中で果たす役割について、まずマスク氏が全ての主導権と決定権を持っていることを強調。ツイッター社側の準備が整った時点から、バイナンスはWeb3導入のための戦略的パートナーとして、具体的な解決策についてサポートすると述べた。

買収交渉でも問題となったツイッターに蔓延しているボットやスパムについて、Hillmann氏は非常に高い問題意識を持って対処していることを明らかにした。詐欺的な仮想通貨投資に誘導するツイートなども多いが、同氏はバイナンスの厳しい上場基準に言及し、同社としては不正を防ぐよう、できる限りの対応策をとっていると強調した。

しかし、最近ではアルゴリズムに基づいたAIボットが、ターゲットを絞り、極少数派の意見を主流だと誤認させる手法を取ったりするなど、その解決は喫緊の課題となっている現状にも触れた。

バイナンスはこのような問題へ対処するツイッター社を支援するため、内部チームを結成し戦略について話し合いを重ねていることが報道されている。

関連:バイナンス、ツイッターのボット対策でマスク氏を支援へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。
07:25
仮想通貨税制改正案、ルミス議員が「大きく美しい法案」へ修正提案
シンシア・ルミス上院議員がトランプ大統領一推しの予算調整法案に仮想通貨税制改正修正案を提出。300ドル未満取引免税とマイニング・ステーキング報酬の二重課税解消を目指す。
06:55
リップル社、XRPLのEVM互換サイドチェーンの正式稼働を発表
リップル社は、XRPLのイーサリアム仮想マシン互換のサイドチェーンのメインネットがローンチしたことを発表。開発者はイーサリアム上のdAppsをXRPLのエコシステムで容易に展開できるようになった。
06:35
イーサリアム戦略転換などで株価7倍暴騰、ビットマイン社にトム・リーが会長就任
ファンドストラット共同創設者トム・リー氏がビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ会長に就任。同社は2.5億ドル調達でビットコインからイーサリアム中心の戦略に転換。
06:15
米国初のソラナ現物ステーキングETF、7月2日取引開始予定
米REXシェアーズが仮想通貨ソラナのステーキング機能付きETFを7月2日から米国市場で開始。価格追従と配当収益を『C法人』構造で実現する画期的な仮想通貨投資商品に。
05:45
カザフスタン、仮想通貨の国家準備金創設へ 犯罪没収資産と国営マイニングで調達
カザフスタン中央銀行のスレイメノフ総裁が30日、犯罪事件で押収した資産と国営マイニング事業で得たビットコイン・仮想通貨を原資とする国家準備金創設計画を発表した。
05:30
ストラテジー社、約770億円でビットコイン追加購入 『ラッセルトップ200指数』入りも
米ストラテジー社は30日夜、6月22日から6月29日の間に総額765億円を投じて、4,980 BTCを購入したことを報告。前週購入数の20倍となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧