レベルで手数料が異なる
ソラナ基盤のNFT電子市場Magic Edenは15日、「Magic Eden Rewards」というポイント報酬制度を開始した。
既存のユーザーがMagic Edenでリワードシステムにログインすると、11月あるいは12月の出来高(高い方)をもとに算出されたポイント及びそれを代表するアバターキャラクター「Magic Buddy」が表示される。ポイントの計算については1 SOLの出来高が5ポイントになる。以下がレベル例。
レベルは取引手数料の割引基準となり、レベル1は通常手数料で、レベル5は45%安になる。前月のレベルは来月に持ち越される。Magic Edenの取引手数料は10月からゼロになっており、ゼロ手数料は今年の年末まで継続し、来年の1Qからレベルに応じた手数料システムを再開する予定だ。
また、ユーザーのレベルとポイントに応じた報酬も用意されて特典や割引、NFTなどが報酬対象になる。Magic Edenは現在報酬付与に参加するプロジェクトを募集している。
ロイヤリティ問題解決の糸口になるか
Magic Edenのライターでもあるソラナの有識者@LitecoinYagamiはMagic Edenの取り組みについて、低手数料を求めるユーザーに応えるシステムであり、報酬を提供するプロジェクトがプロダクトをコミュニティに共有するNFTハブをMagic Edenは目指しているとコメントした。
1/ A little birdie told me that @MagicEden is about to drop a feature that will change the NFT landscape.
— Lite. (@LitecoinYagami) December 14, 2022
Spoiler alert: they might have also found a pretty badass solution to creator royalties.
Let's look under the hood. 👇 pic.twitter.com/tnNU7QFFm7
ロイヤリティ問題については、市場競争に順応するためにMagic Edenが今年の10月からロイヤリティの支払いを強制からユーザー選択型に変更した経緯がある。Magic Edenがクリエイターサポートを放棄したとみなされ、多くのソラナNFTコミュニティから批判を受けていた。
そのため、Magic Edenはロイヤリティ問題の解決に向けて、先日ロイヤリティをプロトコルレベルで保護する規格「Open Creator Protocol(OCP)」を発表した。この規格はこれまで立ち上がってきた400以上のNFTコレクションも新規NFTも導入可能だ。
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