今週のニュース
一週間(11/10〜11/16)のニュースを中心にまとめてお届けしていく。
今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後に暗号資産(仮想通貨)相場が反落したことなどをまとめた15日のレポートが最も多く読まれた。
仮想通貨市場については、米消費者物価指数(CPI)の影響などをまとめた14日の短観も注目度が高い。
このほか、香港初となる、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のETF(上場投資信託)上場のニュースも関心を集めた。
今週のニュースランキング
1位:FOMC後の仮想通貨相場は反落、11月は史上最大級のBTC純流出に(12/15)
米FOMCで利上げペースの減速決定は大方の予想通りだったが、23年末のターミナルレート(金利の最終到達点)の見通し5.1%は市場想定を超える水準であり、景気悪化懸念が強まった。(記事はこちら)
2位:政府が来年度「税制改正大綱」決定、NISA恒久化や仮想通貨の期末時価評価課税改正など(12/16)
来年度の税制改正をめぐり、自民党は16日、令和5年度「与党税制改正大綱」を発表。仮想通貨の期末時価評価課税の改正についても盛り込んだ。(記事はこちら)
3位:バイナンス、仮想通貨4銘柄の上場廃止(12/15)
バイナンスは15日、4銘柄の上場廃止を発表。対象の通貨ペアの取引は、22日18時より取引停止となる。(記事はこちら)
相場ニュースランキング
1位:14日朝の金融市場短観|米11月CPI伸び鈍化(12/14)
13日発表の米CPIは、前回から鈍化して予想値も下回った。インフレ減速が、0.5%の利上げが予想されているFOMCの判断材料になるとみられている。(記事はこちら)
2位:ビットコイン18000ドル台まで反発、バイナンスを巡る不透明感で資金流出が急増(12/14)
米CPIの結果を受け、米株指数や仮想通貨が急反発するもFOMCを見越して利確売りが優勢に。米当局のマネロン捜査が報じられたことでバイナンスからはステーブルコインなどの資金流出が相次いだ。(記事はこちら)
3位:ダウ大幅安で仮想通貨弱含む、バイナンスのオンチェーンデータ検証は異常なし (12/16)
金融引き締め長期化に伴う景気冷え込み懸念で米国株は売り先行、仮想通貨相場も弱含んで推移した。渦中にあるバイナンスのオンチェーンデータ検証では不審な兆候は見られず。(記事はこちら)
仮想通貨・ブロックチェーン業界ニュース
香港初のビットコイン・イーサリアムETF 本日上場予定(12/16)
香港証券取引所は16日に香港初として、中国の大手資産管理会社「南方基金」の子会社CSOP Asset Managementが提供するビットコイン・イーサリアムETFを上場予定。南方基金の資産運用額は2022年2Qで2,700億ドルを超えている。(記事はこちら)
カナダ、仮想通貨証拠金取引を禁止へ(12/14)
カナダ証券管理局(CSA)は12日、仮想通貨取引所を含む業者に対してルールの引き締めを発表。FTX破綻およびその影響などを鑑みてCSAは登録要件の範囲を拡大し、マージン取引・レバレッジ取引の提供を禁止して、顧客資産の分別管理を要求した。(記事はこちら)
ステーキング引き出し機能の実装はイーサリアムの売り圧になるか?(12/10)
12月8日のイーサリアム開発者会議で、マージ後の最初のアップグレード「Shanghai(上海)」はステーキングETHの引き出し機能を中心に据えること、そして23年3月頃の実施を目指すことで合意。市場参加者の間で市場価格への影響について関心が高まっている。(記事はこちら)
東京電力ら3社、仮想通貨マイニングに活用可能なデータセンター構築へ(12/15)
東京電力パワーグリッドら3社は、仮想通貨マイニングやメタバース、AIなどに活用可能な分散型データセンターを構築する。新事業の目的や今後の計画を発表した。(記事はこちら)
「仮想通貨規制は失敗だった」米議員、SECゲンスラー委員長に議会証言要求(12/13)
米連邦下院のトム・エマー議員は10日、米証券取引委員会(SEC)のゲリー・ゲンスラー委員長の仮想通貨に対する規制アプローチには欠陥があったと批判。「規制失敗のコスト」を説明するため、議会での証言を求めた。(記事はこちら)
Discordが「Linked Roles」をリリース、ソラナを統合(12/14)
L1ブロックチェーンソラナ(SOL)の開発会社Solana Labsは13日、Discordユーザーがソラナウォレットに接続し、それぞれの「Linked Roles(接続ロール)」を得られるようになったことを発表した。(記事はこちら)
史上最大級のマネロンスキャンダル デンマーク最大手銀が罪を認める(12/16)
デンマーク最大の銀行であるダンスケ銀行(Danske Bank)は13日、巨額の資金洗浄に関与していた事実を認め、司法当局と総額約20億ドルの支払いに合意したと発表。2018年に明るみに出た「史上最大級のマネロンスキャンダル」に対する捜査に終止符が打たれた。(記事はこちら)