米国の制裁法遵守を主張
NFT電子市場大手OpenSeaは米国の制裁法を遵守するとして、キューバのアーティストおよびユーザーの利用をブロックしていることが明らかになった。
背景には、NFTcuba.ARTというキューバ本拠地のツイッターアカウントがSNSに、OpenSeaがそのNFTコレクションの展示を無効化したメールを投稿したことがある。「キューバ人からの美術品購入は、米国の禁輸措置では禁止されていない」と指摘した。
long time since we posted, unfortunate that this post needs to be this.@opensea has disabled our profile.
— NFTcuba.ART 🇨🇺 (@nftcubaart) December 12, 2022
Not only do Cubans on the island, but those who have other nationalities have to endure censorship in web3 company.
Buying art from Cubans is not banned in the us embargo pic.twitter.com/7cccbmjNWR
OpenSeaの代表はArtnetニュースの取材で「私たちは米国の制裁法を遵守している。利用規約では、制裁を受けた個人、制裁を受けた地域にいる個人、またはサービスがOpenSeaを利用することを明確に禁止している」と話したという。
米国がキューバに禁輸措置を発動してから、今年の2月で60年を迎えたが、制裁の目的はキューバが「共産主義勢力と連携」することでもたらされる脅威を緩和することだった。キューバ当局は60年間にわたる経済損失が約1500億ドルに上るとしている。
関連:初心者でもわかる「経済制裁」とは|仮想通貨への影響も解説