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ビットコイン直近高値更新、FTMは前週比23.7%高

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末27日の米NY株式市場では、ダウは6営業日続伸の前日比28ドル(0.1%)高で取引を終えた。

2日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げ幅0.25bpへの縮小をすでに織り込んでいるが、タカ派発言の警戒されるパウエルFRB議長の記者会見を控える中、ポジション調整の手仕舞い売りが入りやすく、上値追いは限定的か。

関連:米IT・コインベースや仮想通貨も続伸 インフレ減速で利上げ緩和期待|28日金融短観

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインは前日比2.09%高の23,637ドル。

BTC/USD日足

足元の過熱感を背景に23,000ドル台では何度かまとまった売りが入るも、下値を拾われ下げ渋ると米国時間(日本時間深夜〜明け方)にかけて、23日の高値を更新する23,966ドルまで上昇した。

昨年5月に発生したテラ(LUNA)ショックおよびThree Arrows Capital(3AC)破綻後の反発局面にあった22年8月の戻り高値は25,214ドル。

米国株指数同様、来月2日にFOMCを控えて積極的な買いは入りにくく、上値の重さも垣間見える。

関連:方向感欠くビットコイン、2万ドル周辺はサポートが機能しやすいか|bitbankアナリスト寄稿

アルトコイン相場

個別銘柄では、ファントム(FTM)が前週比23.7%高、前月比143%高と好調に推移している。

FTM/USD 日足

分散型スマートコントラクトプラットフォームを運用するFantom財団は24日、Fantom NetworkおよびWeb3 エコシステムにクロスチェーンスワップを導入する「Axelar」とのパートナーシップを発表した。

Axelarは、Fantomを含む30のチェーンを接続してクロスチェーン通信を提供し、現状のボトルネックであるインターオペラビリティ(相互運用性)の向上と価値の転送可能性をもたらす。Web3版「Stripe」を標榜するものだ。

事業者向けオンライン決済サービス大手Stripeは、135を超える法定通貨での支払い処理に対応するほか、各種クレジットカードやデジタルウォレットといった多種多様な支払い決済に対応している。

29日には、共同創設者のAndre Cronje氏が過剰担保型ステーブルコイン「Fantom USD(fUSD)」に関する新たなイノベーションを発表した。

fUSD v1で導入する清算メカニズムでは、fUSDの債務と同等以上の担保FTMは、FTMのデリゲートで入手できる合成資産「sFTM」を含め、デポジット分がアンロックされて強制清算される。バリデーターの場合、閾値の「最小ステーク量」を下回るとブロック生成や報酬を受け取ることができなくなる。

また、利用者がいざと言う時に未払い債務のポジション決済を円滑に行えるよう、分散型ステーブルコイン「DAI」とのスワップ機能を導入する。

関連:CoinBestで国内初、DAI(ダイ)の取引所取引を開始|DAI(ダイ)解説付き

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