はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨の狼狽売りを懸念、OnChainFX上のデータとの相関性とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トークンの狼狽売りへの懸念
仮想通貨研究者のKeven Rooke氏がTwitter上で自身が作成したデータに基づいてトークンの狼狽売りへの懸念を示したが、その意見やデータに対して多くの反論・提案が投げかけられた。
脆弱なユーザーによる狼狽売りを懸念

先週、仮想通貨研究者のKevin Rooke氏(以下Rooke氏)は、ユーザー不足のdAppsを支えられるだけの能力がEthereumやEOSにあるのだろうか、と疑問を投げかけました。

Rooke氏はTwitter上で以下のように述べました。

仮想通貨が十分な取引高を確保できているのかどうか疑問に思っているよ。

24時間のスパンで見ると、400以上のアクティブユーザーを抱えているトークンはたったの27個なんだ。

もし狼狽売りがあるとすれば、今日だろうね。

Rooke氏のツイートに対して多くのコメントが寄せられました。

彼の意見が妥当であると信じる者もいましたが、考察の勘所や元となったデータに疑問を呈する者もいました。

Rooke氏はOnChainFXのウェブサイトに掲載されているように、9月5日時点で24時間以内に400以上のアクティブアドレスを持つ仮想通貨のインデックスを作成しました。

Rooke氏作成のインデックスと仮想通貨の24時間取引高を比較したところ、かなりの対応関係が見られました。

ユーザー数と取引高

Rooke氏のインデックスの3位はDogecoinで、24時間で135,222ものアクティブアドレスが存在しています。

しかし、Dogecoinの24時間における取引額は3700万ドル(41億円)を切っており、XRP、Bitcoin Cash、EOSなど計16通貨の取引額を下回っています。

同一条件下での比較ではないためこのような順位の乖離が発生します。

Rooke氏のインデックスは、取引額ではなく取引を行っているユーザーの数を示しています。

24時間の取引高が2億2,700万ドル(251億円)以上を占めているXRPがRooke氏のインデックスに現れないのはなぜでしょうか。

OnChainFXが、XRPは24時間のアクティブアドレスに関するデータがないと示したからです。

データに対する疑問点や提案

OnChainFXがアクティブなXRPユーザーがいないと示している。

とあるツイートにより指摘された際、Rooke氏は

XRPは同様に他のデータも欠落しており、XRP台帳に全てのデータを集めることができない。

と主張しました。

これを踏まえ、Twitter上のインデックスについての疑問を提起する者が続出しました。

Komodo(KMD)が1日に1000を超えるアクティブアドレスを保持していたと指摘する者もいました。

OnChainFXのデータベースでは「データなし」とされたKMDは、24時間で100万ドル(1億1000万円)以上の取引高です。

また、NXやTUBEが含まれていないと指摘する者もいました。

両方とも400以上のアクティブウォレットを持っており、Rooke氏のインデックスの欠陥性を示していると主張しています。

(どちらもCoinMarketCapで見つかりませんでした。)

他には、24時間という枠を取っ払って考えた方がユーザーの行動をよりよく掌握できるのではという提案を投げかけた者もいました。

Weak User Counts Signal ‘Panic Sell’ For Most Cryptocurrency Tokens: Researcher

参考記事はこちらから

CoinPost関連記事

Apple社がCoinbaseにウォレットからdAppsのゲームトークンを排除するよう命令
Apple社が大手仮想通貨取引所Coinbaseが運営するアプリ上でクリプト・コレクタブルの保有を禁止した。なおAndroidなど他社版のアプリでは保有できるとのこと。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
07:00
イーサリアム「フサカ」実装完了、レイヤー2取引手数料削減
仮想通貨イーサリアムの「フサカ」アップグレードが実施された。PeerDAS技術の導入によりバリデーターの処理負担が軽減され、レイヤー2の取引速度向上と手数料削減が実現。次期アップグレード「グラムステルダム」の準備も進行中だ。
06:35
フランクリン・テンプルトンもソラナETFを上場、ステーキング報酬を付与
米大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンがソラナETFをNYSEアーカに上場した。最大100%のステーキングで報酬を付与。コインベースが管理を担当。
06:10
ソラナスマホの独自仮想通貨「SKR」、来年1月発行予定 30%がエアドロップに
スマホ製造のソラナ・モバイルがネイティブトークンSKRを2026年1月に発行すると発表した。ローンチ時に30%がエアドロップされる。
05:45
ストラテジーがMSCI指数残留へ協議、ドル準備金確保は弱気相場への備え
ストラテジーのセイラー会長は指数プロバイダーMSCIとの協議を認めた。同社は14.4億ドルの米ドル準備金を確保しており、クリプトクアントはビットコインの長期的な下落に備えた戦術的転換と分析。
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧