今週のニュース
一週間(6/10〜6/16)のニュースを中心にまとめてお届けしていく。
今週は、米資産運用大手ブラックロックがビットコイン(BTC)のETF(上場投資信託)を申請したニュースが最も多く読まれた。
暗号資産(仮想通貨)相場については、ビットコインの市場シェアを示すドミナンスが2年ぶりに50%水準まで上昇したことなどをまとめた12日のレポートが関心を集めている。
このほか、リップル裁判でヒンマン文書が一般公開されたことを報じた記事も注目度が高かった。
今週のニュースランキング
1位:米ブラックロック、ビットコインETFを申請(6/16)
ブラックロックは15日にビットコインETFを申請。同社はこれまで複数のブロックチェーン関連ETFやビットコインのプライベート投資信託をローンチしていた。(記事はこちら)
2位:リップル裁判、 SECのヒンマン講演資料が5年越しに一般公開(6/14)
XRPの有価証券問題をめぐり、米リップル社と米証券取引委員会(SEC)の係争が続く中、ついに重要な焦点の一つであるSEC元高官の講演資料が一般公開された。この資料では、講演の原稿が完成に至るまでの過程が明らかになっている。(記事はこちら)
3位:ヴィタリック氏の提案、イーサリアムの進化に不可欠な「3つの移行」とは(6/10)
イーサリアム(ETH)共同創設者のVitalik Buterin氏は9日、自身のブログで新たな提言を公開。イーサリアムが実験的な段階から一般ユーザにとって使いやすい、成熟した技術基盤へと移行するためには、「3つの移行」が不可欠だと指摘している。(記事はこちら)
相場ニュースランキング
1位:ビットコインドミナンス2年ぶり50%水準に、アルト暴落で500億円規模のロスカット(6/12)
ビットコイン価格は前日比0.23%高の25,840ドルに。ビットコインのドミナンスは、21年4月以来となる50%水準まで上昇した。(記事はこちら)
2位:CPI通過で株指数上昇もビットコイン冴えず、大幅下落のBNBは急反発(6/14)
米CPI(消費者物価指数)発表後もビットコインは冴えない展開。一方、急落していたBNBは、前日比7%以上反発した。(記事はこちら)
3位:ビットコイン市場はブラックロックのETF申請を好感、日銀政策会合は大規模金融緩和を維持(6/16)
ビットコインの価格は前日比1.64%高の25,473ドルと反発。米指数が反発したほか、ブラックロックがビットコインETFの取り扱い申請を出したことが好感された。(記事はこちら)
仮想通貨・ブロックチェーン業界ニュース
ライトコイン半減期の予定日は8月7日頃、オンチェーンデータは大口投資家の動向を示唆(6/11)
ライトコイン(LTC)の半減期が約60日後に迫る中、関心の高まりがグーグル検索数やオンチェーンデータに反映されている。11日に確認できるBitDegreeの計算によれば、ライトコインの次回半減期は2023年8月7日の予定。(記事はこちら)
米Bakkt、ソラナ・ポリゴン・エイダも上場廃止(6/16)
米インターコンチネンタル取引所(ICE)傘下の仮想通貨関連企業Bakktは、ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)、エイダ(ADA)も上場廃止。この記事は5月に公開し、今月16日に内容を更新している。(記事はこちら)
米国の超党派ステーブルコイン草案、最新版が公開(6/10)
米下院金融サービス委員会は8日、パトリック・マクヘンリー議員らによる超党派ステーブルコイン草案の、3回目の修正版を公開。この法案は共和党と民主党の立場を和解させるような調整が加わっており、共和党議員らからの追加コメントにも対応している。(記事はこちら)
米アップル社、ビットコインウォレット「Zeus」のアップデートを非承認(6/15)
ビットコインウォレット「Zeus」の創設者Evan Kaloudis氏は14日、Zeusの新しいヴァージョン「0.7.6」が米アップル社に認可されなかったことを公表。非承認の理由が明らかになった。(記事はこちら)
アップル、ビットコインの投げ銭機能を警告 分散型SNS「Damus」は反論(6/14)
分散型SNSプロジェクト「Damus」は13日、アップル社のアプリストアからガイドライン違反を指摘されたことを公表。問題視されているのは、ライトニングネットワークを活用してビットコインの投げ銭ができる機能「Zaps」である。(記事はこちら)
GMOコイン、5月度の仮想通貨取引人気ランキングを発表(6/15)
GMOコインは15日、2023年5月の仮想通貨取引ランキングを公表。顧客同士の売買が可能な「取引所(現物取引)」で、1位はビットコインだった。(記事はこちら)
bitbank、仮想通貨ザ・グラフ(GRT)を国内初上場(6/12)
ビットバンク(bitbank)は12日、2023年6月15日よりザ・グラフ(GRT)の取扱いを開始することを発表した。販売所、取引所、レンディング(暗号資産を貸して増やす)のサービスを提供予定。(記事はこちら)
米SEC、コインベースの規制制定請願への回答拒否(6/14)
米SECは13日、控訴裁判所の命令を受けて、コインベースによる仮想通貨規則制定請願について文書を提出。7日間という期限内に答えることを拒否している。(記事はこちら)