CoinPostで今最も読まれています

メタ社、新シューティングゲーム「Super Rumble」公開 自社メタバース活性化を図る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Horizonで新シューティングゲームをリリース

SNS「フェイスブック」を運営するメタ社は28日、同社のメタバース(仮想現実)「Horizon Worlds」にてシューティングゲーム「Super Rumble」を発表した。

メタ社のメタバース担当責任者Vishal Shah氏は、このゲームの革新性や「Horizon Worlds」を活性化していく施策について、Lawpassに話している。

「ビジュアルの複雑なディテール、インタラクティブ性、楽しいゲームプレイという点で、Horizonで構築できるものの可能性をおおいに引き上げた」とShah氏は述べた。

Super Rumbleは、これまでHorizonで提供されていたゲームと違い、インポートされたオブジェクトやテクスチャを使って構築されている。さらに、マイクロソフトが開発したオープンソースのプログラミング言語TypeScriptを採用し、よりリアクティブ(プレイヤーに反応する)な環境を作成した形だ。

Horizon低迷の打開なるか

メタ社のチームは、Horizonユーザー数の低迷を打開すべく取り組んでいるところだ。2022年初めにHorizonの月間ユーザー数は30万人だったが、同年末には20万人にまで減少したと報告されている。

Shah氏は「私たちは1年間、頭をフル回転させてHorizonに取り組んできた。Horizonでは、ユーザーが初日から多くの魅力的なコンテンツに出会えるようにしたい」とも話している。

より複雑なゲームやワールドを開発するためのインフラ構築や、サードパーティ製ツールで構築されたオブジェクトやアセットを開発者がインポートできるようにする機能なども取り入れてきたという。

メタ社は、自社開発ゲームの制作に特化した社内ゲームスタジオOuro Interactiveチームを設立した。「Super Rumble」は、このチームが初めて制作したタイトルとなる。今後6ヶ月の間に、さらに新たなゲームがリリースされる見込みだ。

Shah氏は、メタ社がモバイルアプリにも力を入れていく方針だと話している。VRが最も没入感のある体験を提供することに変わりはないが、VRヘッドセットを買う余裕がない人や、メタ社がまだデバイスを販売していない地域に住んでいる人たちがモバイルで仮想空間を楽しめるようにする。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

▶️仮想通貨用語集

今後もメタバースやAIに注力

メタ社は26日に2023年第2四半期(4~6月)の決算報告を行った。

Horizon Worldsプラットフォームを含めメタバース事業を行う部門「Reality Labs」は約5,200億円(37億ドル)の営業損失を計上している。

それでも、メタ社はメタバースに今後も投資を継続していく方針だ。マーク・ザッカーバーグCEOは決算説明会で、AIとメタバースは「主要な優先事項」であり、現在補いあう形で進められていると述べた。

メタ社は、2023年の展望の中で、Reality Labsについては、拡張現実や仮想現実における継続的な製品開発の取り組み、およびエコシステムをさらに拡大するための投資により、営業損失が前年比で大幅に拡大するとも予想している。

なお、2Qのメタ社事業全体の総売上高は約4.5兆円(319億9,900万ドル)で前年同期比11%増、 Facebookのデイリーアクティブ利用者数(DAU)は20億6,000万人で前年比5%増だった。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/06 日曜日
13:00
今週の仮想通貨市場、主要アルト材料まとめ アプトス日本進出やスイ「Walrus」発表
ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRP、スイなど主要仮想通貨銘柄の最新動向を解説。価格変動や市場の影響要因、中東情勢や米雇用統計、ETFの動きまで、今週の注目トピックをまとめた。
11:30
ビットコインは中東情勢不安定化で神経質な値動き、ETFへの資金フローに引き続き注目|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、今週のビットコイン(BTC)相場と来週の展望を分析。中東情勢の不安定化すによりビットコインは神経質な値動きが続く中、機関投資家のビットコイン現物ETFへの資金フローが注目される。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米SECのリップル裁判控訴に高い関心
今週は10x Researchによるビットコイン相場分析、金融庁による仮想通貨規制の抜本的見直し、米SECによるリップル裁判控訴に関するニュースが最も関心を集めた。
10/05 土曜日
14:30
Ubisoft新作「Captain Laserhawk: The G.A.M.E.」、アービトラムでNFTリリースへ
新ゲーム「Captain Laserhawk」 フランスの大手ゲーム会社Ubisoftは、近日中にイーサリアムレイヤー2のアービトラム上で1万体のNFTコレクションを発売する計…
13:00
26000以上のBTC保有 米マラソン、ビットコインHODL戦略を継続
米マイニング大手マラソンがビットコインHODL戦略を継続。9月に売却を行わず26,842BTCを保有している。9月の採掘実績も発表した。
11:30
ビットワイズ、ビットコインとイーサリアム先物ETFで戦略変更 米国債ローテーションを採用
ビットワイズが3つの仮想通貨先物ETFの戦略変更をSECに申請。独自の「トレンドワイズ」戦略で市場下落時に米国債へローテーション。
10:45
EigenLayer、8億円の仮想通貨EIGENが不正売却 公式側が調査
イーサリアムのリステーキングプロジェクトEigenLayerで約8億円相当のEIGENトークンが不正売却。投資家のメールが侵害され、攻撃者がトークンを売却。
07:40
IMF「エルサルバドルはBTC投資に制限を」
仮想通貨ビットコインへの公的な投資に制限を課すことなどをIMFはエルサルバドルに勧告。IMFの報道官が会見で、同国のビットコイン政策に言及した。
07:15
コインベース、欧州でUSDTなどのステーブルコイン廃止へ MiCA法準拠で
大手仮想通貨取引所コインベースは10月4日、年末までに欧州連合(EU)域内で規制に準拠していない「ステーブルコイン」の上場廃止を行うと発表した。
06:45
ビットコインクジラ、2009年採掘のBTCを5億円分取引所へ送金
古参のビットコインクジラが5日、5億円相当のビットコインを米仮想通貨取引所クラーケンに送金したことが明らかになった。
10/04 金曜日
23:26
Sanctum(サンクタム)でソラナのステーキング利益最大化
仮想通貨ソラナ(SOL)のブロックチェーン上のDeFiプロトコル「Sanctum(サンクタム)」を詳しく解説。LSTの仕組みやCLOUDトークン、具体的な使用方法、将来展望まで。SOLのステーキングなど、投資利益を最適化したい方向け。
17:30
Web3事業のセキュリティをAI監査で強化【Bunzz Audit独自取材】
Web3時代のセキュリティ課題に挑むAI駆動スマートコントラクト監査サービス「Bunzz Audit」を解説。従来の監査の問題点と革新的解決策を探る。DeFi、NFT事業者向け。
16:38
バイナンス、4種類の仮想通貨取引ペアを取扱い中止
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは4種類の現物通貨ペアの取扱いを中止した。流動性向上を目的とした戦略の一環で、他の通貨ペアは引き続き利用可能。
15:00
ソラナの猫系ミームコイン「MEW」、米クラーケンに新規上場
米大手仮想通貨取引所クラーケンは8日にソラナ(SOL)基盤の猫をモチーフにしたミームコイン「MEW」を新規上場する予定だ。
14:30
リップル社、ラテンアメリカ大手仮想通貨取引所と協業
仮想通貨を活用した国際送金を変革するため、リップル社がラテンアメリカ大手取引所Mercado Bitcoinと協業。今後のユースケースなどを発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア