PRGの元祖とも呼ばれる不朽の名作「Wizardry」がBCG(ブロックチェーンゲーム)として復活します。画期的なゲームシステムやユーザーを虜にするストーリーを持つWizardryのブロックチェーン版「Eternal Crypt -Wizardry BC-」は、原作と同様に多くの人を惹きつけるゲームとなるでしょう。
従来のBCGが抱えていた、リリース後のトークン暴落という課題に、ゲーム自体を楽しむプレイヤーを中心にエコシステムを構築するというアプローチで解決を目指します。
2023年7月時点で、本プロジェクトはロードマップに従って進められており、2023年中にはリリースされる予定です。リリース以降もユーザーの心を掻き立てるプロジェクトが満載で、話題に事欠かないRPG型のBCGとなるでしょう。
そこで本記事では、「Eternal Crypt -Wizardry BC-」の概要や特徴をご紹介します。さらに、NFTゲームをプレイするなら気になる今後や将来性についても解説します。
- 目次
1.不朽の名作、Wizardryの概要をご紹介
Wizardryは1981年にアメリカでリリースされた、パイオニア的ロールプレイングゲーム(RPG)。パーティー編成、ダンジョン探索、モンスターとの戦闘、キャラクターの成長などの要素が組み込まれたゲームで、PRGの元祖とも言われています。日本で大人気のPRG「ドラクエシリーズ」に大きな影響を与えたことでも有名です。
現在でもシリーズは続いており、スマホ版の「Wizardry Variants Daphne(ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ)」も今後リリースされる予定。新規ゲームがリリースされるたびに大きな話題を呼び、熱狂的なファンを抱えています。
1-1.数多のファンを引き付けるWizardryのゲーム性
Wizardryがここまでユーザーを惹きつけるのには理由があります。初登場から40年経った今でも愛される、「Wizardryシリーズ」の魅力に迫っていきましょう。
なんといっても特徴的なのが、プレイヤーの冒険心を掻き立てるストーリー。詳しくは後述しますが、Eternal Crypt -Wizardry BC-もしっかりと練られたストーリーを元に冒険を楽しめます。ユーザーはBCGでトークンを稼ぐ以外にも、ゲームそのものをプレイする楽しさを見出せるでしょう。
また、ゲーム攻略が一筋縄ではいかない点も、Wizardryの面白さのひとつです。鍛え込まれたパーティーであってもゲームクリアは簡単ではなく、戦略を立てて冒険を進めなければなりません。
1-2.開発企業の株式会社ドリコムや開発の背景について
Eternal Crypt -Wizardry BC-の開発を手掛けるのは、日本のエンターテインメント企業「株式会社ドリコム」。10年以上モバイルゲームの開発を手がけ、ユーザーを惹きつけるゲームを多数世に送り出している企業です。ドリコムは「Wizardry6」「Wizardry7」「Wizardry8」「Wizardry Gold」の著作権に加えて「Wizardry」の国内外における商標権を取得しています。
同社は時価総額が約140億円の大企業です。代表作としては「ダービースタリオン マスターズ」「ONE PIECE トレジャークルーズ」などが挙げられ、有名IPのスマホゲーム開発・運用のほか、最近ではWeb3事業にも参入したことで注目を集めました。
株式会社ドリコムがBCG業界に参入し、Eternal Crypt -Wizardry BC-の開発に至った背景には、BCGの課題を解消したいという思いがあるとのことです。
従来のBCGでは、リリース後のトークン価格暴落でユーザーが不利益を被る事例が多く発生していました。そこで株式会社ドリコムは本プロジェクトを通じて、ゲームとしての面白さを引き出しつつ経済圏を拡大させ、持続的なトケノミクス構築を目指します。
2.BCGで復活した「Eternal Crypt -Wizardry BC-」
これまでのBCGは、歩いてトークンを獲得するSTEPNや、独自の世界観を構築しアセットの売却などで収益を得るThe Sandboxなどが主流で、PRGは思いのほか多くありません。
Eternal Crypt -Wizardry BC-は、WizardryのRPGとしてのゲーム性を引き継ぎつつ、ブロックチェーンを活用したゲームです。続いては、Eternal Crypt -Wizardry BC-のストーリーやNFT、ゲーム性など詳細情報をご紹介します。
2-1.ストーリーの概要
Eternal Crypt -Wizardry BC-の物語は、遠い彼方の異世界で幕を開けます。その世界において、長きにわたる安寧を享受していたモセルド王国でしたが、とある冒険者が「ダドエルの穴」を発見したことをきっかけに、王国の安寧は崩れることになるのです。
ダドエルの穴からは古代の欠片や神器の数々、貴石「Blood Crystal」が発掘されました。それらは人々に豊かさをもたらしましたが、一方で穴からは次々と怪物が現れ、人々の生活を脅かします。
そこで国王は、集まった冒険者に、宝物とモセルド王国最大最高の名よ「ウィザードリィ」の称号を褒美として、穴から出る怪物の討伐を命じました。この王命に応えるため、プレイヤーの冒険が始まるのです。
2-2.冒険者とNFT
ダドエルの穴へ怪物の討伐に挑む勇者は「冒険者」と呼ばれ、このうちBlood Crystalを精製できる特殊な能力を持った冒険者のみがNFT化されている仕様です。
冒険者は「人間」「エルフ」「ドワーフ」「フェルパー」の4つの種族からなり、それぞれに「戦士」「僧侶」「魔法使い」「盗賊」「司祭」「侍」「君主」「忍者」の職業が割り当てられています。
これらの属性の異なるキャラクターが、Eternal Crypt -Wizardry BC-のゲーム性により複雑かつ面白みをもたせるアクセントとなるのです。
2-3.知力や戦略性が求められる冒険
Eternal Crypt -Wizardryでは、知力や戦略性が求められる高いゲーム性が魅力です。冒険を効率的に進めるには、冒険者(NFT)のパーティーを最適なものに編成し、レベルアップや回復を戦略立てて行わなければなりません。
ダンジョンにある宝箱にはトラップが仕掛けられている事があり、開封の前にトラップの有無を見破る必要があります。また、宝箱からは『冒険者の灰』と呼ばれるアイテムが手に入る場合もあり、『失われた魂』と組み合わせられれば冒険者を復活させ、新たな仲間として加えられる可能性があります。
3.Eternal Crypt -Wizardry BC-は従来のBCGの課題を解決する
Eternal Crypt -Wizardry BC-は、持続可能なBCGの構築を目標としています。
従来、Play to Earnとして注目を浴びたプロジェクトの多くは、ローンチ後一定期間でトークンが暴落し、ユーザーの多くが損失を被る傾向がありました。こういったトークンの暴落は、BCGがより一般に普及するには解決しなければならない課題です。
こういったBCGのトークン暴落の背景には、ゲーム自体を楽しもうとするユーザーより、プレイして収益を狙う投機的なユーザーが多かった点が一つの要因と言えるでしょう。その点Eternal Crypt -Wizardry BC-では、ゲーム自体の面白さを重視し、ゲームプレイを楽しむプレイヤーがエコシステムを支える構造を作ることで、持続可能な経済圏を構築できるよう開発を進めています。
4.Eternal Crypt -Wizardry BC-の今後の展望
Eternal Crypt -Wizardry BC-は国内だけでなく、東南アジアや欧米など世界中の誰もが楽しめるプロジェクトの完成を目指しています。
また同プロジェクトの運営公式は、Eternal Crypt -Wizardry BC-を共に盛り上げてくれる企業やNFTプロジェクトを募集しています。認知度の高いプロジェクトとコラボできれば、より多くのユーザー獲得が見込めるでしょう。トークンの分配割合やゲームの開発状況、ゲーム内で利用できるNFTなどの詳しい情報はSNSや公式サイトで順次更新される予定なので、最新情報をチェックしてください。
また最後に、Eternal Crypt -Wizardry BC-のロードマップから見る将来性をご紹介します。まず、2023年の前半から後半にかけてティザーサイトやSNS、公式サイトが公開され、NFTのプレセールが行われます。その後2023年中に限定先行リリースを経て、ゲームがリリースされる予定です。
ロードマップによると、ゲームリリース後にもイベント機能の追加、モバイルアプリ版がリリースなど、プロジェクトの拡大が進められてゆきます。さらに、2024年Q2からQ4にかけては、スペシャルイベントや有名Web3・大型IPとのコラボが企画されています。メディアミックスを経て、大型アップデートが行われる2025年以降の動向にも注目です。
5.Eternal Crypt -Wizardry BC-に今後も要注目
本記事では、不朽の名作のブロックチェーン版「Eternal Crypt -Wizardry BC-」の概要や将来性などをご紹介しました。
Eternal Crypt -Wizardry BC-は2023年内にリリースされ、その後もWeb3IPや有名IPとのコラボ、大規模な宣伝などが予定されている期待のプロジェクトです。
ゲーム自体の面白さを追求したEternal Crypt -Wizardry BC-は、今後も要注目のプロジェクトです。最新動向はSNSや公式サイトで発表されるので、定期的にチェックしましょう。