はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

SBI RemitとBitPesaが提携|アフリカと日本間の送金・決済インフラ向上へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SBI RemitとBitPesaとの提携
日本で送金サービスを提供するSBI Remitとケニアを基盤にブロックチェーン技術を使用した決済サービスを提供するBitPesaが提携を行った。この提携により、日本とアフリカ間の決済インフラが向上すると期待されている。
BitPesaの今後の取り組み
BitPesaは、イギリスのFCAやスペインの中央銀行などに認可されており、ヨーロッパとアフリカの経済取引も促進しようと試みている。そして、BitPesaのCEOも世界中の他の地域とアフリカの繋がりも構築していきたいと示唆したことから、今後のさらなる発展が期待されている。

SBI RemitとBitPesaとの提携

日本で金融関連の幅広いサービスを展開するSBIの送金会社SBI Remitが、アフリカでブロックチェーン基盤の決済サービスを提供するBitPesaと提携を行なったことが明らかになりました。 BitPesaは、国境を跨いだ企業間での決済を安価にし、効率化することを目的として2013年にCEOのElizabeth Rossiello氏(以下、Rossiello氏)によって創業されました。 現時点でガーナ、ケニア、ナイジェリア、セネガル、タンザニア、ウガンダ、コンゴ民主共和国の7カ国にてサービス展開を行い、85カ国の国々への送金を可能にするほどに成長しています。 そして、今回の提携によって、両社はブロックチェーン技術を使用し、2大陸間での国際決済における摩擦をなくし、効率化をもたらすことで、日本とアフリカ間の経済取引を促進させることができると考えられています。 Rossiello氏は、日本企業がアフリカ市場に関心を示していると語り、その参入障壁となっていた未熟なインフラが整いつつあることを以下のように示唆しました。
アフリカの顧客が(日本企業に)直接支払いをできる方法が必要とされていた。 アフリカへの関心は高まって来ているが、ビジネスを促進するための市場の状況やハイブリッドな金融インフラの欠落から、多くの企業がその参入に踏み切れずにいた。 しかし、SBI Remitとの提携によって、私たちは、安全で迅速な為替ソリューションを提供することが可能になり、日本企業は発展途上国の主要8通貨と日本円を含むG20の通貨で直接取引できるようになる。 そして、アフリカの大手銀行やモバイル口座と直接やり取りできるようになるのだ。

BitPesaの今後の取り組み

日本とアフリカにおいて多くの分野で関心が寄せられている中、SBI RemitおよびBitPesaは、特に日本コスメ、電子機器、中古車の分野に注力していくことを示唆しました。 Rossiello氏は、特に中古車市場ではオンライン売買においてケニアの通貨をまずG20の通貨に変換し、その後、日本企業への支払いに向け、日本円に再度変換しなければならないなど、非常に多くの手間と時間がかかっていたことを挙げ、以下のように主張しました。
SBI Remitのネットワークを使用することで、私たちは、SBI Remitに送金し、彼らが日本の膨大なネットワークを通じて決済することができるようになる。 つまり、アフリカから日本への資金流入が行われるのだ。
このように、アフリカと日本の決済インフラが高まることで、今までアフリカ進出に躊躇していた企業も、以前より参入しやすくなることが予想され、今後のアフリカと日本の関係性が高まっていくと期待されています。 BitPesaは、日本とアフリカの経済取引の経路を切り開いただけでなく、過去にもイギリスの金融行為監督機関(FCA)やスペイン中央銀行にも認可され、ヨーロッパとアフリカの経済取引も活性化させようと取り組んできました。 そして、Rossiello氏は、今後も世界とアフリカを繋ぐ取り組みを続けていくことを以下のように示唆しています。
未だアフリカとの関係が薄い世界中の他の地域との関係も構築していきたいと考えている。フロンティア市場のビジネスの発展促進こそが私たちの目的なのだ。
CoinPost関連記事
【前編】Ripple社の戦略:パートナーと再建
Ripple社は、金融機関と組むことで国境越え決済に関する3つの根本原因問題に取り掛かることが出来ます。戦略その1では、金融機関同士のリアルタイム決済情報伝達を可能にし、決済を即座に処理するxCurrentの速度と確実性を活かすことが挙げられています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
14:15
2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年の仮想通貨盗難事件についてレポートを発表。総額5300億円規模であり、Bybitハッキングなど北朝鮮関連グループによる犯行が目立っている。
14:13
サークル、インテュイットと提携 USDC で税金還付や企業決済に対応
ステーブルコイン大手サークルが金融テクノロジー企業インテュイットと複数年の戦略的提携を締結。TurboTaxやQuickBooksなどでUSDCを活用した税金還付、送金、決済サービスを展開し、年間15兆円超の取引に対応へ。
12:10
米上院、トランプ氏の仮想通貨推進派2名を承認 CFTC・FDIC新委員長が就任へ
米上院は12月18日、トランプ大統領が指名したマイケル・セリグ氏をCFTC委員長に、トラビス・ヒル氏をFDIC委員長に承認した。両氏は仮想通貨推進派として知られ、デジタル資産に対するより友好的な規制環境の実現が期待されている。
11:28
米仮想通貨市場構造法案、1月に上院審議へ ホワイトハウス当局者が確認
米ホワイトハウスの仮想通貨担当官が、仮想通貨市場構造法案(クラリティ法案)の1月上院審議入りを確認。業界と伝統的金融機関が最終協議を実施、超党派の協力が成立の鍵に。
11:09
「10月の歴史的暴落の後遺症続く」ラウル・パル、仮想通貨の下落圧力は市場操作ではないと分析
グローバルマクロ投資家のラウル・パルが、10月10日に発生した仮想通貨市場の歴史的暴落について詳細を分析。市場操作の指摘は的外れであり、トランプ関税ショックとバイナンスの深刻な技術障害が重なり、数兆円規模の強制決済をもたらした大規模ロスカットに繋がったという。
10:35
SOL保有企業フォワード・インダストリーズ、株式をトークン化
仮想通貨ソラナの財務企業フォワード・インダストリーズは、自社の株式がソラナブロックチェーン上でトークン化されたことを発表。トークン化株式はDeFiで利用できるとした。
10:05
仮想通貨保有企業株、MSCI除外で約2兆円売却圧力 来年1月に判断
MSCIが仮想通貨保有企業を指数から除外する提案を検討。実施されれば39社で最大150億ドル(約2.2兆円)の強制売却が発生する可能性。業界は1,268の署名を集め強く反発。2026年1月15日に最終判断。
10:02
イーサリアム財団、「ステート肥大化」のリスクを指摘 3つの対応策提案
イーサリアム財団が、ネットワークのステート増大が続くことによる中央集権化リスクなどを警告した。この課題に対する3つの対策を提案している。
09:35
NYSEの運営会社ICEが仮想通貨企業ムーンペイに出資交渉、評価額50億ドル目指す
ニューヨーク証券取引所を運営するICEが仮想通貨決済企業ムーンペイへの出資交渉を進めていることがブルームバーグの報道で明らかになった。
08:35
JPモルガン、ステーブルコイン市場の成長予測を維持も1兆ドル規模には否定的
JPモルガンのアナリストがステーブルコイン市場は2028年までに5000億ドルから6000億ドルに達すると予測し、1兆ドル規模の予測を否定的に評価した。成長は仮想通貨市場全体と連動すると見ている。
07:55
トークン化株式xStocks、TON Walletに対応
株式のトークン化プラットフォームxStocksは、TONブロックチェーンのTON Walletに対応したことを発表。ユーザーはテレグラムからトークン化した株式やETFにアクセスできる。
07:44
JPモルガンのJPMコイン、コインベースのベースチェーンに移行
JPモルガン・チェースがデジタル預金トークンJPMコインを独自の内部ブロックチェーンからコインベースの「ベース」に移行した。機関投資家の需要に応え、24時間365日のほぼ即時決済を可能にする。
06:40
ビボパワー、韓国ファンドに4.5億XRP相当のリップル株式を調達へ
ナスダック上場のビボパワーがデジタル資産部門を通じて韓国の資産運用会社リーン・ベンチャーズ向けに3億ドル相当のリップル・ラボ株式を調達する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧