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ジャクソンホール通過で株式市場反発、JPモルガンアナリストらは仮想通貨相場の反転を示唆

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末25日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比247ドル(0.73%)高、ナスダック指数は126ポイント(0.94%)高で取引を終えた。これを受けて、前場の日経平均株価は前週末比519円(1.64%)高と反発した。

背景にあるのが、25日の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」におけるパウエルFRB(米連邦準備制度)議長講演だ。

パウエル議長は、従来の主張通り「必要に応じて追加利上げが必要となる可能性はある」と政策金利のさらなる上昇に言及。インフレペースは鈍化したとの認識を示しつつ、「現在の指標だと依然として高すぎる」とし、短期的な利下げの意図がないことを示唆した。

1年前のピーク時と比較すると、米消費者物価指数(前年同月比)は、9%台から約3%まで下がっており、金融引き締めペース(政策金利)は2倍近くまで上昇している。

一方、今回の発言内容は予想の範疇にとどまり、タカ派発言への警戒感から売りが先行していた株式市場は反発した。市場関係者らは、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における追加利上げは、見送りの公算が高いと見ている。

直近の金融相場では、中国の不動産開発大手「恒大集団(エバーグランデ・グループ)」の米NYで破産申請するなど、不動産バブル崩壊の影響に対する懸念や米国の実質利回り上昇などの不確実性が打撃を与えていた。

関連:恒大集団が米国で破産申請、中国経済への影響は? 仮想通貨・金融市場も警戒

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比0.06%高の1BTC=26,044ドルに。

BTC/USD日足

ブルームバーグが報じたところによれば、JPモルガンの調査報告書で、アナリストであるNikolaos Panigirtzoglou氏は、「CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物契約の建玉に基づくと、ロングポジションはほぼ清算されており、目先では下値は限定的」との見解を示した。

先日の暴落局面では、昨年11月のFTX崩壊以来最大となる、10億4000万ドル相当のロスカット(強制清算)が発生していた。The Blockのデータによれば、OI(未決済建玉)は、116億ドルから27%減少した。

Glassnodeの共同創設者であるJan Happel氏とYann Allemann氏は、相場の過熱感を示すインジケーターである相対力指数(RSI)が売られ過ぎ水準にあり、仮想通貨にとって強気の兆しを見せていると述べた。

「売りが鈍化し、27,000ドル水準を再試行すれば買い方が救済される可能性はある」としつつ、「26,000ドル超えは一筋縄ではいかないだろう」と慎重な見立ても示している。

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