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NECとDataGateway、web3・デジタルウォレットの新規事業開発へ基本合意

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NEC、DataGatewayと提携

日本電気株式会社(NEC)とDataGateway Pte. Ltd.は29日、web3(分散型ウェブ)およびデジタルウォレットを中心とした新規事業の開発や市場の創出・拡大をめざして、8月1日に基本合意書を締結したことを発表した。

今回の合意により、DataGatewayの分散型IDやデジタルウォレット関連技術と、NECの生体認証技術などを融合。個人の情報価値を最大化し、企業の情報管理負荷を削減する新しい情報管理・利用手法を開発することで、信頼性の高いweb3社会の実現と市場の拡大を共同で推進する計画だ。

NECは、世界トップクラスの生体認証技術やブロックチェーン、秘密計算などの技術を駆使し、データの利活用とプライバシー保護の両立を追求するweb3社会の実現を目指している。デジタルウォレット市場の拡大も、この取り組みの一環として位置付けられる。

一方、DataGatewayはデジタルウォレット「Woollet」の開発・提供を行いながら、データの自己主権とAIとの共生をテーマにグローバルでの活動を展開している。

今後、双方は具体的な協業内容に関して継続的な協議を進め、技術検証や実証実験を実施する予定だ。これには、両社が持つ技術の相互開示や事業コンセプト、ビジネスの可能性を評価する工程が含まれる。

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両社の経緯

NECは、2023年3月28日にも香港のweb3大手企業アニモカブランズ(Animoca Brands)や暗号資産(仮想通貨)ウォレットプロバイダーGryfyn Holdings Limitedとの提携を発表しており、ゲームやエンターテインメント領域を中心にデジタルウォレット市場の創出・拡大を進めるため、2023年4月から協業する旨の了解覚書(MOU)を締結していた。

DataGatewayは同4月、カルビー株式会社や株式会社博報堂、CryptoGames株式会社と協力して、博報堂と共同開発したオリジナルデータウォレット「wappa」を活用。日本初となる購買回数に連動して成長するNFTを付与する「カルビーポテトチップス『NFTチップスキャンペーン』」を4月12日から実施していた。

このwappaは、web3の思想に基づき、個人のデータ管理を個人が主導する形で設計されている。取得・保有したデータは、個人が許可したものだけが匿名性を保ちながら企業に開示される仕組みだ。

関連:NECがアニモカらとMoU締結、web3デジタルウォレット市場の創出・拡大目指す

web3とは

ウェブ3.0(Web3.0)は、Web1.0およびWeb2.0に続く、ウェブサイトおよびインターネットの潮流、特徴および構造を表している概念。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

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