21日朝の重要速報まとめ
日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。
グレースケール 新たなETH先物ETF申請(注目度:★★★★☆)
グレースケールは今週、イーサリアム先物ETF(上場投資信託)の申請をSECへ提出したことが明らかになった。NYSEのArca取引所への上場を目指している。
このETFは現物運用でなくCMEが提供するイーサリアム先物契約で運用するものだ。同社は以前別のイーサリアム先物ETFの申請を提出していたが、基盤となる法律(1933年証券法、1940年投資会社法)が異なるものだ。
また、直近ではValkyrieやArk Investなども相次いで申請を行なっている。また、ARK InvestとVanEckは今月現物型イーサリアム(ETH)のETF申請もSECに提出した。
グレースケールに関しては、8月末にビットコイン投資信託「GBTC」からビットコインETFへの転換をめぐるSECの訴訟でグレースケール側が有利な判決を受けていた。
Optimism 1.62億ドルOPトークン売却(注目度:★★★★☆)
イーサリアムロールアップ(L2)のOptimismはプライベート販売で、7つの投資家へ1.62億ドル分のOPトークン(1.16億枚)を売却したと発表した。この販売は「財団準備金(金庫)のため」の販売としている。
Starting today, there will be several transactions totaling approximately 116M OP tokens. We’re sharing as a heads up to our community that these are planned transactions.
— Optimism (✨🔴_🔴✨) (@optimismFND) September 20, 2023
発表によると、今回の売却分は今日から投資家へ送金される予定。1.16億のOPトークンは、OPトークンの準備金の未割り当て部分からのもので、財団の当初の運営予算である、最初のOPトークン供給量の30%の一部だという。
Optimismは19日に、3度目のトークンエアドロップで計19,411,313 OPトークンを配布したと発表した。31,870通のアドレスが対象となっている。
関連:Optimismが2700万ドル分OPトークンをエアドロップ
VenmoにPayPal USD導入(注目度:★★★☆☆)
米送金大手PayPalの子会社であるVenmoが近いうちにステーブルコイン「PayPal USD(PYUSD)」の利用を可能にする。ユーザーはVenmoアプリでPYUSDを購入したりPayPalへ送金したりすることができるようになるという。
PayPalは公式発表で「PayPalとVenmoのユーザー間の送金は高速かつ無料であり、それぞれ数百万人のユーザーを持つ2つのウォレットをつないでいく」と述べている。
Venmoについては今年5月から仮想通貨の送金機能で外部のウォレットや仮想通貨取引所との相互送金が可能になった。Venmoは21年以降仮想通貨の購入、保持、販売機能を導入している。
関連:米PayPalがステーブルコイン「PYUSD」をローンチ
昨日の見逃し配信 (注目度:★★★☆☆)
「Astar zkEVM」が仮想通貨ASTRの実用性に与える影響は?
日本発プロジェクト「アスターネットワーク」の創設者で、Startale Labs代表取締役CEOの渡辺創太はAMAを開いた。最近の「Astar zkEVM Powered by Polygon」の発表を受けての反響に応え、支持者や投資家からの質問に答える形で仮想通貨ASTRの実用性に及ぼす影響を解説した。(記事はこちら)
イーサリアム初期投資家の相次ぐ資産移動、取引所残高への影響は?
仮想通貨イーサリアムの初期投資家が過去1週間に相次いでETHを移動させ市場の関心を集めている。ETH価格に一時的な影響を及ぼす可能性があるとの憶測が広がった。(記事はこちら)
重要経済指標(注目度:★★★★☆)
来週以降の重要経済指標
— CoinPost(仮想通貨メディア) (@coin_post) September 15, 2023
・9/21(木)3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表
・9/22(金)8:30 日銀政策金利
・9/22(金)8:30 全国消費者物価指数(CPI)
・9/28(木)21:30 米実質GDP(確報値)
・9/29(金)21:30 米8月PCEコアデフレータ