はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンス、英国の広告規制に準拠したドメイン立ち上げ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融プロモーション制度に準拠

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは6日、英国の金融プロモーション制度に準拠した、英国ユーザー向けの新しいドメインを立ち上げたと発表した。

このドメインでバイナンスは、英国の金融行動監視機構(FCA)の規制下にあり、仮想通貨のマーケティング資料やコミュニケーション資料を承認する権限を与えられた企業「Rebuildingsociety.com」と提携する。

このパートナーシップと、新しいドメインにより、英国の新たな金融プロモーション規則に準拠してサービスを提供していく格好だ。

英国の規制下でバイナンスは取引やNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス、仮想通貨ローンやその他を引き続き提供できるが、以下のサービスは英国で提供できなくなる。

  • ギフトカード
  • アカデミー
  • リサーチ
  • フィード
  • 紹介ボーナス

「ギフトカード」はユーザーが仮想通貨をバイナンスのウォレット上でプレゼントできるサービスである。「アカデミー」は無料の仮想通貨についての教育コンテンツ、「リサーチ」は仮想通貨についての分析データ、「フィード」はリアルタイムの相場データ、「紹介ボーナス」は、友人をバイナンスに招待することで報酬がもらえるシステムだ。

一部サービスの提供停止は、10月8日から英国の個人ユーザーにのみ適用される。なお、特定の機関投資家や専門投資家などに関しては、サービス内容は変更されない。

英国の規制更新

英国の金融行動監視機構(FCA)は7月、同国の顧客に仮想通貨を宣伝する企業は、10月8日までに金融製品プロモーションに関する既存のルールを遵守する必要があるとしていたところだ。

金融プロモーション制度は、製品の宣伝を行う上で条件を課すものだ。例えば、FCAに事業登録済でマネロン・テロ資金調達・資金移動規制(MLR)を遵守する企業が行うことなどを定めている。

さらに、プロモーションが公平・明確で、誤解を招くものではないという要件や、リスク開示、クーリングオフ制度の設置なども義務付けられる。

関連英国当局、仮想通貨プロモーションの規制強化

バイナンス関連の動き

バイナンスは「世界中の規制を遵守することが最優先事項」としてコンプライアンス強化を進めている。

9月にはロシア市場から完全撤退することを発表。CommEXという新しい仮想通貨取引所にロシア事業を全て売却する。これに伴い、ロシアのユーザーはCommEXのプラットフォームへと移行することになる。

関連バイナンス、ロシア市場から完全撤退へ 仮想通貨取引所CommEXへ事業売却

米国の証券取引委員会(SEC)は、未登録証券を販売していたなどとして、バイナンスに対して訴訟を起こしているところだ。裁判の焦点の一つは、未登録証券を構成する「投資契約」をどのように定義するのかという問題だ。

仮想通貨業界の大手VCパラダイムは9月末、SECの主張に反論する法廷助言書を提出している。

関連仮想通貨VC大手パラダイム、対SEC裁判でバイナンスを援護

法廷助言書(Amicus Brief)とは

米国の法廷における制度。裁判当事者以外の第三者が、公式に意見書を提出することを可能にするもの。その内容は裁判で考慮される。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/01 月曜日
11:47
テザー社CEO、S&PによるステーブルコインUSDT格下げに反論 余剰資本を強調
テザー社CEOがS&PによるステーブルコインUSDTのドルペッグ機能評価の格下げに反論した。余剰資本や米国債利回りを考慮していないと指摘している。
11:07
ヤーン・ファイナンスのyETH製品に攻撃、約4億5000万円相当が流出
イールド・ファイナンスのyETH製品が攻撃を受け、約4億5000万円相当のETHが流出。攻撃者は無限ミントの脆弱性を悪用し、約1,000ETHをTornado Cashに送金。V2・V3ボールトは影響を受けず、yETH保有者は安全に引き出し可能に。
09:15
中国人民銀行、仮想通貨取引の厳格取締を改めて要請、ステーブルコインも警戒対象
中国人民銀行が仮想通貨取引の取締強化を改めて各当局に要請した。仮想通貨関連活動の再活発化が背景にあるとみられ、ステーブルコインも警戒対象としている。
09:03
コインシェアーズ、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げ
欧州大手のコインシェアーズが、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げた。米国市場での大手運用会社への集中により、差別化や利益率確保が困難になるとの懸念を示し、ナスダック上場を控え、仮想通貨関連株式やアクティブ運用戦略など新商品の投入を計画している。
11/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、金持ち父さん著者キヨサキのBTC売却やソラナとXRPのETFの好調など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
DeFiで株式市場はどう変わる? Progmat齊藤達哉氏が語るオンチェーン金融の未来|独占インタビュー【後編】
Progmat齊藤達哉氏インタビュー後編。議決権付きトークン化株式で日本が世界初となる理由、2028年施行を目指すトークン化法のロードマップ、DeFi・AIエージェントを見据えた将来ビジョンを聞いた。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|個人マイナーのビットコイン採掘成功に高い関心
今週は、個人マイナーのビットコイン採掘成功、JPモルガンによる仮想通貨業界関係者の口座の連続閉鎖、アップビットの約48億円の不正流出に関する記事が関心を集めた。
11/29 土曜日
13:50
米賭けサイトカルシ、無免許スポーツ賭博運営で提訴
ブルームバーグによると米賭け市場のカルシが無免許でスポーツ賭博を運営し、マーケットメイキング手法について顧客を誤解させたとして集団訴訟を起こされた。共同創設者は主張を否定。
13:10
ブラックロック、債券ファンドでビットコインETF「IBIT」を買い増し
ブラックロックが7~9月期に債券ファンドで自社ビットコインETF「IBIT」を買い増していた。9月末時点で1.5億ドル相当を保有。ビットコイン現物ETFへの流入はここ数日復活傾向だ。
12:03
仮想通貨のバイバックとは?2025年注目の6銘柄を解説
2025年、仮想通貨業界で総額14億ドル規模に達したバイバック。ハイパーリキッド(HYPE)やパンプファン(PUMP)など、実際にバイバックを実施している6銘柄を徹底解説。株式の自社株買いとの違いや投資リスクもわかりやすく紹介します。
12:00
24時間・1円から取引可能に Progmat齊藤達哉氏が語る「トークン化株式」の全貌|独占インタビュー【前編】
Progmat代表・齊藤達哉氏に独占取材。1円単位・24時間取引可能な「トークン化株式」の仕組みと、議決権や優待も得られる投資家メリット、リアルタイム株主把握など発行企業メリットを聞いた。
11:30
アーサー・ヘイズがビットコイン年末25万ドル予測維持、流動性底打ちと量的引き締め終了を根拠に
ビットメックス共同創設者アーサー・ヘイズ氏が11月27日、ビットコインの年末25万ドル到達予測を堅持した。先週の8万600ドルを底値とみており、米ドル流動性の底打ちと量的引き締め終了が上昇を牽引すると分析。
11:00
税率10〜45%の差、アフリカ5カ国の仮想通貨課税の現状を探る
サハラ以南アフリカで年間30兆円超のオンチェーン取引が発生する中、各国が独自の仮想通貨税制を整備。南アフリカの18〜45%累進課税、ナイジェリアの15%一律課税、ケニアの10%物品税など、主要5カ国の税制アプローチを詳細解説。日本の税制改革案(55%→20%)との比較から見える、成長と規制のバランスとは。
10:10
IMF、資産トークン化のリスクを指摘 「フラッシュクラッシュ」の可能性を警告
国際通貨基金が資産トークン化のメリットとリスクを解説。自動取引による「フラッシュクラッシュ」の可能性や断片化の問題を指摘した。米SECなどの当局も規制を協議中だ。
09:35
テザー、中央銀行級の116トンの金を保有 世界最大の民間保有者に
世界最大のステーブルコイン発行企業テザーが116トンの金を保有し、中央銀行以外で世界最大の金保有者となった。第3四半期に26トンの金を購入し、韓国やハンガリーの国家準備金に匹敵する規模に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧