はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ブラックロックのビットコインETF申請に大きな進展

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DTCCに「IBTC」のティッカーで登場

期待されるブラックロック申請の現物ビットコインETFである「iシェアーズ・ビットコイントラスト」は、ナスダックが利用するポストトレードの清算、決済、カストディ、情報サービスを提供する「デポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(DTCC)」の管理するリストに掲載された。ETFの早期承認が期待され、ビットコインは一時35,000ドル手前まで急騰していた。

出典:バイナンス

デポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(DTCC)は米国の株式市場で重要な役割を担っている。ナスダックの説明によると、DTCCは複数の子会社を通じて米国およびその他60カ国以上の上場企業の数百万銘柄の証券を保管しアセット・サービシングを行っており、DTCCの2つの子会社事業はスタンダード・アンド・プアーズの最高格付け(AAA)を取得しているという。

ブラックロックのビットコインETF申請は現在SECによって審査中だが、DTCCに掲載された初めてのビットコインETFティッカーだと、ブルームバーグのETF専門家Eric Balchunas氏は指摘し、「ブラックロックが、ローンチ直前に起こりがちなこれらのロジスティクス(シーディング、ティッカー、DTCC)を先導していることは間違いない。承認が確実に間近に迫っているというシグナルと捉えていいだろう」とコメントした。

また、金融弁護士のScott Johnsson氏は「ブラックロックが今月中にファンド向けにシード調達するつもりかもしれない」と申請書の修正内容について指摘した。ETFのシードとは、初日に公開市場で取引できるETF株式と引き換えに、銀行やブローカー・ディーラーが初期資金を提供し、数個の組成単位(この場合はビットコイン)を購入することだという。

ブラックロックについては先週、承認率を高めるために申請書に修正内容を加えたばかり。「他企業のビットコインETFとの競争のため、本ETFが当初の市場受容と規模拡大を達成できる保証はない」といった文言や、ETFのベンチマーク指数の詳細が盛り込まれている。

関連SECがビットコインETF変換再審査へ 裁判所の正式命令で

現物ビットコインETF(上場投資信託)申請の米国証券取引委員会(SEC)審査リスト。審査期間:連邦官報での公表から最大240日以内。出典:Bloomberg Intelligence(Federal Register)

CoinPostビットコイン現物ETF特集

SEC控訴せず グレースケールのビットコインETF転換訴訟で ビットコインETF転換訴訟で米グレースケールに有利な判決
上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由 グレースケールの投資信託「GBTC」とは ビットコイン現物との価格乖離が注目される理由
米SECゲンスラー委員長、BTC現物ETFに関する質問に回答 仮想通貨市場に懸念示す Bitwise、仮想通貨ビットコインETF申請取り下げ SECの可否判断延期を受け
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧