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カザフスタン、コインベースのサイトアクセスを遮断

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Coinbaseへのアクセスブロック

カザフスタン共和国の文化情報省は、デジタル資産に関する国内法違反を理由に、米国の大手暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbaseのウェブサイトへのアクセスを遮断したことが7日にわかった。

同国においては、アスタナ国際金融センター(MFCA)という特定地域内でのみ、デジタル資産の発行や取引が許可されている。BinanceやBybit、Upbitを含む複数の取引所が、アスタナ金融サービス規制委員会(AFSA)からライセンスを取得し、正式に業務を展開している。

Coinbaseの広報担当者は、問題解決に向けて協力する姿勢を示しつつ、各管轄区域でのコンプライアンスへの徹底を強調した。地元メディア Kursiv Newsによれば、カザフスタン国内でビジネスを展開しようとする外国企業にとって、MFCAでの営業ライセンスは比較的容易に取得することが可能だ。

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規制の一貫性を問題視する声も

一方、同国では、一時的にブロックされたがその後アクセスが回復された事例もあり、規制の一貫性や透明性に対する疑問が生じている。ブロックの適用と解除に関する明確な説明が欠如しているとして、規制執行の在り方について議論を促している。

過去には、米証券会社インタラクティブ・ブローカーズおよび米商品先物取引所NYMEXのウェブサイトも一時的にアクセスが遮断されたが、これもMFCAの管轄外でビットコインとイーサリアムの先物取引が行われていたことが原因だった。

しかし、金融監視機構の要請を受け、情報委員会が後にこれらのブロックを解除した。情報省から、NYMEXへのアクセスを回復する具体的な理由は公表されていない。また、NYMEXに対するMFCAでの営業許可も発行されていないという。

地元メディアはまた、これらの措置により、Coinbaseを含む外国のブローカーや仮想通貨取引所に多くに影響を与え、VPN(仮想プライベートネットワーク)なしではアクセスが困難になっていることを報じている。

関連:仮想通貨取引所コインベースが3Q決算報告 予想上回る収益

カザフスタンと仮想通貨

Jamestown Foundationの2021年の報告によれば、カザフスタンは中国と米国に次ぐ世界第3位の仮想通貨生産国だった。中国が国内での仮想通貨のマイニングや保有を禁止した後、カザフスタンは世界の暗号通貨マイニングにおけるシェアを1.4%から8.6%に急増。背景には、カザフスタン政府が、2020年12月に政府が国内での暗号通貨マイニングを正式に合法化し、仮想通貨マイナー向けの奨励政策を推進した。

しかし、その後、カザフスタンの仮想通貨マイニング業界は急速に衰退している。主な原因は、電力供給の問題と税金によるコスト増加、政府の政策転換と規制の厳格化などが挙げられる。このため、一部のプレイヤーは政治環境が比較的に安定な米国に移転したという。

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