昨日の偽申請について州当局が通報
米デラウェア州政府が昨日の偽ブラックロックのXRP ETF申請をめぐって法執行機関に通報し、州の司法省が扱うことになった。仮想通貨ファンドに関連する偽申請は同州で2度目となった。
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昨日、何者かが「ブラックロック」と名乗り「iShares XRP Trust」という上場投資信託(ETF)の関連登録書類をデラウェア州当局の法人局に提出し公式の登録リストに掲載された。このニュースを受けてXRPは一時的に急騰したが「フェイクニュース」と判明し反落した。
通常、誰でもデラウェア州法人局に書類を提出することができる。また、法人局のウェブサイトでは、信託名と登録代理人以上の情報は共有されておらず、記録が掲載される前に審査が行われるのか、あるいは書類を提出した人物が本当にその会社を代表しているのかどうかも不明であり、透明性に欠けていると指摘されている。
また、今回が初めての偽登録ではない。2021年に、グレースケールの代表者を装ったものが、nahmiiとthetaトークンの投資信託に関する書類を提出し価格を一時的に急騰させていた。
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