はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ビットコインの乱高下と株式市場の相関をデータ分析|リサーチ会社の見解も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインは資産の安全な避難先と言えるのか
ビットコイン価格の乱高下に株式と正の関係が見られた件をリサーチ企業が分析。現在では下落時のみ相関が見られることでリスクオフ資産との見方はされていないようだ。では今後のビットコインはどう変化するのか?

ビットコインは安全資産なのか

金融危機や地政学リスク回避のための安全な資産逃避先として、伝統的に信頼されてきた「有事の金」。

そして、「採掘=マイニング」の難易度と、限定された供給量から、金になぞらえ、「デジタルゴールド」として、安全な資産逃避先の選択肢の一つになるのでは、期待されているビットコイン。

しかし、その期待は、未だ現実とはなっていないと思われる。

SPXとの相関性

ビットコインなどの仮想通貨は、株式をはじめ、債券や金などの従来の投資商品との価格の相関関係が低いとされていたため、投資リスクの分散に最適だとする投資アドバイスが多く散見される。だが、先週の世界の株式市場の急落は、仮想通貨市場にも影響を与え、その価格は全面的に下落した。

ビットコイン価格推移で見えてきた「AM9:00」の注目度、アルトコインにプラスの動きも|仮想通貨市況
ビットコイン市場は急落から1日、下げ止まりを見せたことで株式市場との相関性、金融市場が及ぼす仮想通貨市場への影響が見えてきた。今回は、「AM9:00」前後が重要視される理由 、Coinbaseの新規上場とアルトコインの展望、パンプを告知した海外取引所の結末をお届けする。

ビットコインと世界株式相場の指標とされているS&P 500指数(SPX)の9月以降のチャートを下図のように見比べてみると、そのパターンが著しく類似していることがわかる。

この期間に限ってみると、価格動向と方向性において正の相関を表している。

(また、日経平均なども同様で、全体的な株価が連動している動きに、ビットコインも正の相関が見られた。)

ビットコインの先週の価格下落の最初の兆候は、10月4日から5日にかけて、SPXチャートに見られる。要するに、ビットコインは、SPXが急落した1日後、それに倣うように、急激な下落に転じている。

ここでは、SPXがビットコイン市場の値動きのサインを1日程前から提供したかのように見受けられる。

一方、90日スパンでの相関関係はどうだろうか。

出典:SifrData

SPXとビットコインの相関の値は、0.2で、価格の正の相関関係は「弱い」ことがわかる。

(値は1から−1で、−1は逆相関を表す。0.5~1: 強い正の相関、 0.3~0.5: 適度な正の相関、 0.1~0.3:弱い正の相関)

米リサーチ企業、DataTreckは、「アメリカの株価が悪化すると価格の相関関係は高まり、株式が好調になると、相関関係が切れるようだ」と分析している。

つまり、「安全資産」の定義から考えると、ビットコインはまだその地位からは、程遠いだろう。

ビットコインの将来性

価格変動が大きいため、あらかじめ、固定利回りを提供するなど、将来の収益が確定されるようなことはない。将来の収益予想が非常に困難な株式やコモデティ(商品)同様、リスク資産の要素が強いと言える。

 

また、一般に安全資産と認識されている金と比べても次のような違いが見られる。※和訳したものである

作成画像

とはいえ、革新的なブロックチェーン技術を基盤とするビットコインは、新しい資産クラスであるとしての認識が、徐々に社会に受け入れられつつあるのも事実である。

通貨危機リスクという視点から見ると、ハイパーインフレの進むベネズエラ、アルゼンチン、ならびにジンバブエなどでは、ビットコインをはじめとする仮想通貨が、資金の逃避先として使われるようになっている。

 

また、2013年のキプロスにおける預金封鎖、繰り返されるギリシャ金融危機、そして、今年に入ってからのイタリアの政局混乱と国債急落に始まる財政危機では、ビットコインに資産を分散させる動きが繰り返し報じられ、その「資産逃避先」としての有用性が注目されている。

まさに「有事のビットコイン」とも言えるようなトレンドは、規制の有無にかかわらず、一般の人々の間から、自発的に沸き起こってきている。

世界レベルで見ると、このような風潮は、未だ限定的であるかもしれない。しかしながら、ビットコインをはじめとする仮想通貨が社会全般に普及するにつれて、伝統的な資産逃避先と並び、選択肢の一つと考えられる日も来るのではないだろうか。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/16 月曜日
18:00
中東投資をワンストップで AAC、8事業体連携で日本人投資家に新ルート提供へ
UAE・サウジへの投資に関心があるなら、求めているものが必ず見つかる。AACは8つの専門事業体が連携し、不動産投資、仮想資産アドバイザリー、ゲーミング事業など、あらゆる投資ニーズにワンストップで対応。複数サービスのパッケージ化で20-30%のコスト効率化も実現。
14:30
コインベースCEO、個人投資家の「押し目買い」傾向を報告
コインベースCEOがリテール投資家の「押し目買い」傾向を報告。ビットコイン価格が史上最高値から約45%下落する中、同社プラットフォームのデータによると、個人投資家はBTCとETHの保有数量を増加させ、長期保有姿勢を維持している。
14:05
モルガン・スタンレー、マルチチェーン技術に精通したエンジニア募集
米モルガン・スタンレーがトークン化に精通したブロックチェーン技術者を募集している。仮想通貨事業を本格化し、Eトレードでの現物取引開始や独自ウォレット提供、ETF申請を通じてデジタル資産を中核事業に組み込む戦略を進めている。
13:00
BitLending (株式会社J-CAM)、次世代カンファレンス「MoneyX 2026」のプラチナスポンサーに決定
2026年2月27日開催の次世代金融カンファレンス「MoneyX」のプラチナスポンサーに、暗号資産レンディングサービス「BitLending(株式会社J-CAM)」が決定。ステーブルコインを軸に通貨の進化と社会実装を議論します。
11:30
トランプ関連WLFI、市場の早期警告シグナルとなる可能性=研究
トランプ一族のWLFIトークンが10月の関税ショック時、ビットコインより早い段階で下落していた。Amberdataは政治関連トークンが市場の早期警告システムになる可能性を論じている。
10:50
ストラテジー社、ビットコイン8000ドルまで下落しても債務カバー可能と発表
ストラテジー社は、ビットコイン価格が8,000ドルまで下落しても債務をカバーできると発表。現在約7万ドルから88%下落のシナリオでも財務は耐えられる。マイケル・セイラー氏は今後3〜6年で転換社債を株式化する計画も明らかにした。
09:38
ClawHubのAIエージェントにマルウェア 仮想通貨盗難に警告
仮想通貨取引所Bitgetらが、AIアシスタントOpenClawのマーケットプレイスClawHubで大量の悪意あるプラグインを発見した。ウォレット秘密鍵やAPIキーを盗みだすものだ。
09:07
CZ氏、プライバシー欠如が仮想通貨決済普及の障壁
バイナンス前CEOのCZ氏が、仮想通貨決済普及の最大障壁はプライバシー欠如だと指摘。企業がオンチェーンで給与を支払うと全従業員の報酬額が可視化され、競争優位性の喪失や強盗リスクが高まると警告した。投資家チャマス氏や業界関係者も同意見を示している。
08:21
ブラックロック幹部、ビットコインのレバレッジ取引がもたらすボラティリティに警鐘
ブラックロックのデジタル資産責任者が、仮想通貨市場の過度なレバレッジ取引がビットコインの機関投資家向け魅力を損なっていると警告。永続先物プラットフォームでの清算がボラティリティを生む一方、同社のビットコインETFは混乱時も償還率0.2%にとどまり、安定性を示した。
02/15 日曜日
11:30
ビットコインRSI4年ぶりの売られ過ぎ水準、CPI発表が転機となるか|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏の週次レポート。ビットコインは1010万円周辺で軟調推移、米雇用統計後も上値の重い展開。週足RSIが4年ぶりに30割れでセリクラ感あるもハイテク株安や米債利回り上昇が圧迫。13日発表の米CPIが持ち直しの切っ掛けとして期待、6万ドルでは買い戻し入りやすいと分析。
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインクジラの売却可能性やリップル社の提携拡大など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊ニュース|ストラテジー社CEOの債務懸念払拭やJPモルガンの仮想通貨市場への前向き見解に高い関心
今週は、ビットコイントレジャリー企業ストラテジー社の収支報告会、JPモルガン・チェースの仮想通貨市場分析、米仮想通貨取引所コインベースの決算に関する記事が関心を集めた。
00:45
イーロンマスクのX、「数週間以内に」仮想通貨・株取引機能を実装へ
Xが仮想通貨の直接取引機能「スマート・キャッシュタグ」を導入予定。アプリ内で売買が完結するスーパーアプリ化が加速。数週間以内に開始する見通しだ。
02/14 土曜日
14:16
マスカットグループがKLabと提携、「仮想通貨やDAT上場株への投資」を新たな金融戦略に
マスカットグループが新金融戦略「成長還元型トレジャリー関連投資」を発表。仮想通貨やWeb3領域への投資を開始し、第一弾としてKLabと業務提携。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧