日本でも警告される
暗号資産(仮想通貨)取引所Bybitは、新たに香港当局から未登録業者として警告を受けた。
香港の規制当局 証券先物委員会(SFC)は14日に、「Bybitとして知られる無認可の仮想資産取引プラットフォーム(VATP)が、多くの法域で仮想通貨関連商品の取引サービスを提供しているとして、一般市民に警告を発した」と発表した。
警告リストには、Bybitの先物契約、オプション取引、レバレッジトークン、Dualアセット、流動性マイニング、ETH2.0リキッドマイニングなどが挙げられた。
SFCは発表で、それらの商品が香港の投資家にも提供されていることを懸念しており、Bybitグループのいかなる事業体も、香港で「規制対象の業務」を行うライセンスを取得しておらず、SFCにも登録されていないことを明確にしたいと伝えた。
香港の仮想通貨サービスの規制環境では、仮想通貨関連の商品は先物契約または証券に該当する可能性があり、香港居住者に提供する前にSFCによる事前のライセンス取得が必要だ。
Bybitは現在香港での運営ライセンスを持っていないが、2月にSpark Fintech Limitedという子会社を通して申請していると報じられた。また、昨年4月、日本金融庁から無登録で仮想通貨取引を提供していたとして警告を受けた。
なお、香港で取引所のライセンスを取得したのは、OSLとHashKeyの2社だけで、OKXやHTXも申請中の状況だ。
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