はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ソラナラボ、Web3インキュベータープログラムの参加6チーム発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

300件の公募から厳選

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の開発・支援を行うソラナラボ(Solana Labs)は14日、スタートアップ支援プログラム「ソラナ・インキュベーター」に選ばれた6つのチームを発表した。

ソラナ・インキュベーターはソラナネットワーク上で開発を行うWeb3スタートアップ企業に対し、技術、市場開拓、資金調達において実践的なサポートを提供するプログラムで、昨年10月にローンチした。

技術開発においては、ソラナラボのエンジニアやデザイナーなどの専門家との共同作業、資金調達面では、ソラナラボと関連のあるトップVC企業への紹介などのサポートも含まれているという。

同年11月末に締め切られたインキュベーターへの参加申請には、300件の応募があり、その中から以下の6つのチームが選ばれた。

  • ArmadaFi : トークノミクスの合理化ツールを提供
  • espresso cash:リンク・QRコードを利用し、高速で安価、シンプルな国際送金を実現
  • juicer.fi : 単一のインターフェースでDeFiのアクセスを簡素化
  • sanctumso : リキッドステーキング・ソリューションの提供
  • Shaga : DePIN クラウド・ゲーミングプラットフォーム
  • Zeebit : 分散型ゲームプラットフォーム「オンチェーン・カジノ」

DePINとは

DePINとは「Decentralized Physical Infrastructure Networks」の略称で、分散型の物理的インフラネットワークを指す。物理デバイス(ルーターやセンサーなど)をネットワーク上で分散型に統合・管理するシステムで、トークンエコノミーを活用しインフラの構築と運営を効率的に調整する。

▶️仮想通貨用語集

関連:ソラナラボが資金調達支援を強化、Web3インキュベーターローンチ

ソラナネットワークの成長

現在「イーサリアムキラー」の代表格で時価総額で5位のソラナネットワークでは、多くの分野での開発が盛んだ。

前出のShagaのようなDePINプロジェクトの多くが、ソラナネットワーク上に構築されている。DePINは、2024年のP2P(ピアツーピア)インフラのトップ10トレンドの1つとして、投資家やVCからも注目されている分野だ。

実用化に向けて進展しているプロジェクトとしては、分散型IoTネットワーク「Helium」、分散型GPUクラウドレンダリングプラットフォーム「Render」、分散型ライドシェアアプリ「Teleport」、分散型クラウドコンピューティング「Akash」などがある。

関連:ソラナで拡大する分散型インフラ「DePIN」、2024年注目のプロジェクトを深掘り

直近では、AIや機械学習(ML)企業へのGPUコンピューティングパワーの提供に特化した、分散型GPUネットワーク「io.net」が、シリーズAで3,000万ドル(45億円)の資金調達を完了。ネイティブトークン「 IOトークン」の公開が4月28日に予定されている。

関連:AIブーム・GPU不足に対処するソラナ基盤の「io.ネット」、45億円を調達

またゲーム分野では15日、Web3系NFTトレーディングカードゲーム「Parallel(パラレル)」のAIシミュレーションゲーム「コロニー」が、ホストとしてソラナブロックチェーンを利用すると発表された。

関連:ParallelのAIシミュレーションゲーム「コロニー」、ソラナでローンチへ

ソラナミームコインの急騰

ソラナ基盤のミームコインも急騰しており、米ビジネスメディアのブルームバーグは、「ミームコインの熱狂再来」により、投機性の高いこのカテゴリーが、 ビットコイン(BTC)のパフォーマンスを凌駕したとコメントしている。

Dogwifhat (WIF)は米仮想通貨・株の投資アプリのロビンフッドや仮想通貨取引所大手バイナンスへ上場すると、ビットコインの年初来61.66%高に対して、WIFの価格は約21倍高騰した。

関連:米ブルームバーグ、「仮想通貨ミームコインの熱狂」とインスタに投稿

芝犬をテーマにしたミームコイン BONKの価格については、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンが、基盤となるソラナネットワークとの強い関連性を指摘している。BONKは複数のソラナを基盤とするプロジェクトでNFT(非代替性トークン)の決済に導入されている。

ミームコインとは

インターネット上で話題になることで人気を集めるコイン。代表的なものにイーロン・マスク氏がSNSで言及したことが背景の一つとなり取引量が急増したドージコイン(DOGE)がある。2020年にドージコインを踏まえてリリースされたSHIBA INU(SHIB)も存在。

▶️仮想通貨用語集

関連:「ミームコインBONKの価格がソラナ上の活動に相関」フランクリン・テンプルトン分析

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
18:23
Aptos LabsがYellow Cardと提携、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金開始 
Aptos LabsとYellow Cardが提携し、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金サービスを開始した。USDT・USDC対応で即時決済を実現し、数百万人のユーザーがステーブルコインをより迅速かつ手頃な価格で利用できるようになった。
18:10
ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面
米国のストラテジー(マイクロストラテジー)などビットコイントレジャリー企業の財務モデルを軸に、株式を通じた投資の仕組みやレバレッジ効果、税務上のメリットなどを解説。日本のメタプラネットなど類似上場企業の動きも取り上げ、再現性の条件やリスク要因を多角的に考察する。
17:26
スイスFINMA規制のAMINA銀行、リップル社RLUSDを世界初サポート
スイス金融監督局(FINMA)規制下のAMINA銀行が、リップル社の米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱いを開始。時価総額660億円超のRLUSDをサポートする世界初の銀行として、機関投資家向けに保管・取引サービスを提供。
16:14
米仮想通貨取引所コインベース、「LiquiFi」買収でトークン発行支援事業強化へ
米コインベースがトークン管理プラットフォーム「LiquiFi」を買収。トークン発行者を初期段階から支援するプラットフォームであり将来的に機関投資家向けサービスにも統合予定だ。
16:02
オルタナ信託設立とProgmat・ALTERNAの協業深化
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券特化の信託会社「オルタナ信託」を設立。Progmatと協業し、ST発行・管理基盤を導入。ST市場の効率化と拡大を目指す。
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧