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バイナンスCZ前CEO、世界の子どもに向けた「Giggleアカデミー」を立ち上げ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「Giggle Academy」をローンチ

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)前CEOは19日、基礎教育を無料で提供するプログラム「Giggle Academy」を立ち上げると発表した。

同氏がバイナンスから退任して取り組む次のプロジェクトとなる。直接にCZ氏と連携して働くメンバーを求人募集しているところだ。CZ氏は、次のようにコメントしている。

完全に無料で誰でもアクセスできて、続けやすく高品質な教育プラットフォームを構築すること。それは、私が人生の次の章でできる最もインパクトのあることだろう。

インターネット接続があれば、世界中のどこからでも学ぶことができる教育プログラムで、生徒は魅力的でインタラクティブなゲームをプレイすることにより、楽しく効率的に学習することが可能だとされる。

CZ氏は昨年11月、バイナンスが米国の法律に違反したことを認めて規制当局と和解した際に同社から退任した。銀行秘密法違反に関連した容疑で有罪を認め、5,000万ドル(約75億円)の罰金を支払うことにも同意している。

なお、そうした状況でも、2023年の1年間で同氏の資産は246億ドル(約3.7兆円)増加したと伝えられる。

関連: バイナンス前CEOのCZ氏、23年に資産が約3.5兆円増加=ブルームバーグ

ブロックチェーンやAIの科目も構想

2月時点でのコンセプト・ペーパーによると、「Giggle Academy」は主に発展途上国の教育を受けられない子供たちに学習システムを提供することを目指すものだ。

個別カリキュラムで、1年生から12年生までの教育コンテンツを用意。内容としては、基本的な読み書き、言語、文学から、数学、物理学、生物学、金融が挙げられている。

その他、プログラミングやアートなど高校レベルの授業や、交渉、財務、起業家精神、ブロックチェーン、AI(人工知能)など一般的に学校では教えない授業も行う構想だ。

プラットフォームが上げる収益はゼロで、すべてのコースは誰でも無料で利用できる。CZ氏の手元資金を使って運営する計画だ。なお、将来的には、高学年(12年生以降)のコースで料金が発生する可能性はあると記している。

学習を促す要素としては、学習の進歩を表わすNFT(非代替性トークン)バッジ、ポイント、スコア、ランキングなどを挙げた。学習レベルやバッジはブロックチェーン上のトークンとして確認することも可能とすることを計画している。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

他の特徴としては、子どもたちに得意分野の学習に集中することを促すことがある。なお、仮想通貨トークンをプロジェクトで使うことはないとしている。

関連: 米SEC、バイナンスUSによる証拠開示が不十分だと批判

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