4月から利用不可能に
暗号資産(仮想通貨)取引所大手OKXは、インド市場から撤退するとユーザーへ伝えた。
OKXのインドユーザーには、4月30日よりアカウントの利用制限がかかるという。
インドの金融情報部(FIU)は昨年12月にマネーロンダリング防止対策として、Binance、KuCoin、Huobi、Kraken、Gate.io、Bittrex、Bitstamp、MEXC Global、Bitfinexの9つの取引所にコンプライアンス違反に関する「理由呈示命令」を送付した経緯があり、数日後に、アップルとグーグルがこの9取引所のアプリをそれぞれのストアから取り下げた。
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一方、OKXはFIUのリストに入っていないにも関わらず、そのアプリもBinanceなどと共に削除の対象となった背景がある。
OKXについては、昨年6月に日本在住ユーザーへのサービスを停止した。また、最近では先週、欧州のMiCA規制環境に備え、欧州市場でステーブルコインUSDTの通貨ペアを全て廃止した。同取引所によるコンプライアンス対応が加速した格好だ。
OKXの規模に関しては、CoinGeckoの現物出来高ランキングで現在Bybitに次ぐ三位となっている。
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