はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米著名投資家ビル・ミラー、企業が財務資産としてビットコインを保有するメリット語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マイクロストラテジーのBTC戦略

米著名投資家のビル・ミラー氏は27日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの強みや可能性について語った。米CNBCが報じた。

投資会社ミラー・バリュー・パートナーズの創業者でもあるミラー氏は、近年フェラーリなどの大手企業がビットコイン決済を受け付けていることに言及した。こうした動きは、これまでより多くの企業がビットコインを実用的な金融商品として検討しているという傾向を示すものだと見解を述べている。

関連フェラーリ、米国に続き欧州でもビットコイン決済受付へ

2020年頃から事業戦略としてビットコイン保有を取り入れてきた米マイクロストラテジーは、6月にも転換社債を売却した資金により1,200億円に相当するビットコインを追加購入したところだ。

関連米マイクロストラテジー、1200億円相当のビットコインを買い増し

また、米テスラおよびSpaceXも、今年3月時点で合計13.4億円相当のビットコインを保有していたことが知られる。

関連テスラとSpaceXのビットコイン保有数が約2万BTC 購入再開も確認か=Arkham追跡

ミラー氏は、マイクロストラテジーの株式が、保有するビットコインの価値よりも高い価格で取引されていることについて聞かれ、こうしたプレミアム価格はマイクロストラテジー社のCEOが、資本配分戦略に長けていることが背景にあると意見した。

プレミアム価格で株式を売却し、その収益をさらなるビットコイン購入に充てることで株式の潜在的な価値をさらに大きくしていると話している。

ビットコインはグローバルな価値基準

ミラー氏は、ビットコインは、グローバルな資本の価値基準になる資産だとも意見した。

米国の中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)は歴史的にみて毎年約6%マネーサプライを増やしているが、これは長期的な名目GDPの成長と相関していると指摘している。

これに対して、ビットコインの供給量は2,100万という固定上限があることで、政治的に供給量をコントロールされるリスクがないと続けた。また、ビットコインはデジタルゴールドとも呼ばれるところだが、金(ゴールド)と異なり、分割することが可能で、容易に保存できるとも述べている。

デジタルゴールドとは

ビットコインにつけられている別称。ビットコインは2,100万BTCという発行上限が設定されており希少性があること、従来型資産に対するインフレヘッジとして購入する投資家がいることなどから、金(ゴールド)と類似したものとして捉える名称だ。

▶️仮想通貨用語集

ミラー氏は投資顧問会社「Miller Value Partner」の創設者権CIOで、2005年までS&P500を15年連続で上回る投資パフォーマンスを記録したことでも知られる。

ビットコインの市場価格が2〜3万円台だった2014年頃からビットコインへの投資を始めており、これまでもビットコインに強気な見解を披露してきた。

6月には公式ブログで、「法定通貨システムよりもはるかに透明性が高く安全」なビットコインは、依然として大幅に過小評価されていると述べたところだ。

関連:ビットコイン上昇で7万ドル回復迫る、カンファレンスのトランプ演説など支援材料に

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/24 日曜日
11:30
ビットコイン1680万円台で軟調推移、ジャクソンホール警戒|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン分析。BTC/JPYは1680万円台で軟調推移、アルトコイン売りとジャクソンホール会議への警戒感が影響。パウエルFRB議長の講演が今後の相場方向を決める重要材料として注目。オンチェーンデータと詳細チャート分析も掲載。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|国民民主党代表のステーブルコイン支援表明に高い関心
今週は、国民民主党の玉木代表によるステーブルコイン支援表明、米SECと米FRBのトップによる仮想通貨規制方針転換宣言、ビットコインの次の上昇タイミングに関するニュースが最も関心を集めた。
08/23 土曜日
22:13
UPCX、ペイクル、NTT Digitalが分散型決済システムの社会実装で基本合意
UPCX、ペイクル、NTT Digitalの3社が、UPCXブロックチェーンを基盤とした次世代分散型決済システムの共同研究・技術開発で基本合意書を締結。金融機関向けインフラ構築と日本市場での実装を推進。
19:30
石破内閣総理大臣「ご挨拶」|WebX2025
石破内閣総理大臣の国際Web3カンファレンス「WebX 2025」登壇が決定。8月25-26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。来場者2万人、参加企業3000社以上の規模でWeb3業界の最新動向を発信。
18:00
ソラナエコシステムを解説|ウォレット設定から.solドメインの取得まで
SolanaはWeb3分野で急成長する効率的かつユーザーフレンドリーなブロックチェーン SolanaはWeb3分野で最も効率的かつユーザーフレンドリーなブロックチェーンの一つと…
17:30
武藤 経済産業大臣「ご挨拶」|WebX2025
武藤 経済産業大臣の国際Web3カンファレンス「WebX 2025」登壇が決定。8月25-26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。来場者2万人、参加企業3000社以上の規模でWeb3業界の最新動向を発信。
13:55
時価総額3位のステーブルコインUSDe、担保資産にBNBを初承認
ステーブルコイン発行エテナ(Ethena)のリスク委員会がBNBをUSDe永続先物担保の初の新規資産として承認。10億ドル以上のOI等の基準を設定した適格資産フレームワークを正式導入。
11:45
仮想通貨スイ発ゲーム機「SuiPlay0x1」にトランプ関税が直撃
仮想通貨スイ発のポータブルゲーム機「SuiPlay0x1」に高額関税が課せられる事例が報告されている。米トランプ政権による関税引き上げの影響を受けている形だ。
10:50
香港上場のチャイナルネッサンス、1億ドルのBNB専用配分投資を発表
香港上場のチャイナルネッサンスがYZi Labsとの戦略提携でBNB資産に約1億ドル投資。香港初のBNB専用デジタル資産配分を目指し規制取引所上場も推進。
10:30
ビットワイズら7社、XRP現物ETFの修正書を一斉提出 SECとの協議が進捗か
ビットワイズなど7社が仮想通貨XRP現物ETFの申請で修正書を提出した。米証券取引委員会との協議進展を示唆しており、年内の承認に向けて期待が高まっている。
09:35
トランプ関連WLFI、9月1日にイーサリアムで取引開始へ
トランプ一族関連のワールドリバティファイナンシャルのWLFIトークンが米時間9月1日午前8時から取引可能に。早期支援者の20%がアンロック対象、残り80%はコミュニティ投票で決定。
08:10
EU、デジタルユーロ開発加速でイーサリアムやソラナの利用を検討
欧州中央銀行が米国ステーブルコイン法成立を受けデジタルユーロ開発を加速。イーサリアムやソラナなど公開ブロックチェーンの活用を検討し、ユーロの競争力維持を目指す。
07:50
フィリピンでビットコイン準備金創設法案が提出
フィリピン議会の下院で、仮想通貨ビットコインの準備金創設の法案が提出されている。合計1,710億円相当を保有することを求めるなど、その内容が明らかになった。
06:50
VanEck、ジトSOL現物ETFを米SECに申請
バンエックが世界初のリキッドステーキングトークンETFとなるジトSOL ETFを米SECに申請。SECが8月にリキッドステーキングの証券法適用除外を明確化したことが追い風。
06:30
7年間休眠のビットコインクジラ投資家、イーサリアムに乗り換え
7年間休眠していた大口投資家が約10万BTCを売却してイーサリアムに投資。23日にETHが4,878ドルの史上最高値を突破し、仮想通貨市場全体が急騰している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧