はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

分散型予測市場Polymarket、検索エンジンPerplexityと提携でニュース要約を提供

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AI搭載の検索エンジン

分散型予測市場Polymarket(ポリマーケット)は、AI検索エンジンPerplexityと提携を発表した。この提携により、ユーザーはイベントに関するニュースの要約と、イベントが起こる確率予測にアクセス可能になった。

@Polymarket との提携を発表できることを嬉しく思います。Perplexity でイベントを検索すると、選挙結果、市場動向など、リアルタイムの確率予測と組み合わせたニュース概要が表示されます。

Perplexityは、Polymarketの選挙動向などのデータを使用して、検索の回答にグラフなどのビジュアルを表示する。このビジュアルは別のAIプラットフォームであるTakoを使用して生成される。

Polymarketの創設者兼CEOであるShayne Coplan氏は、「Polymarketは、ますますノイズが増すインターネット上において、信頼性の高い情報にアクセスしたい人々にとって頼りになる場所となっている」と主張。同じ使命に取り組むPerplexityとの提携は理にかなっているとコメントした。

PerplexityのAravind Srinivas最高経営責任者は、今後、ユーザーが検索結果から共有可能なページを作成できるPerplexity Pagesの適用や、イベント要約用のAPIを介してPerplexityのPolymarketへの統合を進めていくと述べた。

インタラクティブなアプローチ

2年前に設立されたスタートアップのPerplexityは、情報を取得して提示するために、独自の方法を採用しており、競争の激しい検索エンジン市場で頭角を表してきた。

Perplexityは、ユーザーが検索のためのキーワードを入力すると、Webをスキャンして最も関連性の高い情報源を探し出し、ユーザーの質問に直接回答する。ユーザーは補足の質問により検索を絞り込むことが可能だが、Perplexityの質問の提案機能で追加の検索アイディアが提供され、調査の質の向上につながっている。

PerplexityはNEA、IVP、セコイアなどの著名VCやNvidia、ジェフ・ベゾス氏などから支援されており、3月には10億ドル(1,474億円)の評価額で、6,300万ドル(92.8億円)を調達。その1ヶ月後には、評価額25億ドルから30億ドル(3,680億円〜4,420億円)で、2億5,000万ドル(368億円)の資金調達を計画していると伝えられた。

米大統領選の予測市場

PolymarketがPerplexityとの提携でユーザー体験の向上を図る中、11月の米大統領選の結果予測は同プラットフォームで大きく注目されている。

次期大統領の予測市場はPolymarketで最大の市場となっており、ドナルド・トランプ前大統領とカマラ・ハリス副大統領が争う大統領選には、執筆時現在、5億8,000万ドル(約855億円)超が賭けられている。

バイデン氏の大統領選からの撤退を機に、ハリス氏に対する支持が急速に勢いを増しており、現在同氏は52%で、46%のトランプ氏より優勢となっている。

ただし、投票権のある米国居住者はこの市場を閲覧できるものの、賭けることはできないため、この市場予測がどれだけ実際の投票に反映されるかは定かではない。

仮想通貨についての立場

仮想通貨に対する両者のスタンスは、所属政党の共和党とともにトランプ氏が仮想通貨支持を強力に打ち出しているのに対し、民主党とハリス氏の立場は明確さに欠ける。

スカイブリッジの創設者であるアンソニー・スカラムーチ氏は、ハリス氏が仮想通貨に対して中立的な立場をとっていると示唆したが、ハリス氏は7月に開催されたカンフェレンス「ビットコイン2024」への登壇を打診されるも断っている。

一方、同カンフェレンスに登壇したトランプ氏は、、政府によるビットコイン保有やマイニング支援、業界から敵視されているゲンスラーSEC委員長の解任など、具体的な政策を発表した。

関連:24年米大統領選挙、仮想通貨市場への影響は トランプ氏らの政策や動向まとめ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。
10:25
イスラエル当局、仮想通貨報酬によるスパイ容疑で3人逮捕=レポート
イスラエル当局がイラン諜報機関の工作員3人を逮捕。仮想通貨で報酬を受け取り、9000万ドル被害のノビテックス攻撃との時期的関連が注目されている。
09:45
ポリマーケットの評価額10億ドルに達する見込み USDCにも恩恵か=コインベース
分散型予測市場ポリマーケットが2億ドル資金調達しユニコーン企業になる見込みだ。コインベースは、ポリマーケットの台頭はステーブルコインUSDCにも恩恵になると分析している。
08:50
ストラテジー株トークンなど主要銘柄、Gemini EU向株式サービス開始
仮想通貨取引所Geminiが欧州連合でトークン化株式サービスを開始。マイケル・セイラーのストラテジー株を皮切りに、24時間365日取引可能な新金融サービスを提供する。
08:00
ブータン、ビットコイン保有額が13億ドルに到達
ブータンが、仮想通貨ビットコインを13億ドル相当保有していることが注目を集めている。この保有額は同国のGDPの40%に相当する。
07:55
リップル、SEC相手の控訴を取り下げ 5年間の法廷闘争が終結へ
リップル社のガーリングハウスCEOが28日、SEC相手の控訴を取り下げると発表。約5年間続いた法廷闘争が終結し、同社は事業発展に注力する方針を示した。
07:10
米仮想通貨銀行アンカレッジ、USDC等の段階的廃止発表 業界から「利益相反」批判
米仮想通貨カストディ銀行アンカレッジがUSDCとAUSDの段階的廃止を発表、ステーブルコイン安全性評価で業界から自己利益優先との批判を受ける。サークル株価は15%と大幅安。
06:49
韓国カカオペイ株急落、ステーブルコイン規制懸念が背景か=報道
韓国カカオペイ株がステーブルコイン参入期待で急騰後17%下落、投資リスク銘柄指定で売買停止。米サークル株も15%安と波及か。
06:15
ロビンフッド、XRPとソラナのマイクロ先物契約を開始
米デジタル証券大手ロビンフッドがマイクロ先物でXRPとソラナを追加、ビットコイン金曜先物のマイクロ版も提供開始し仮想通貨商品を拡充。
05:55
トランプ大統領発言「ビットコインがドル圧力緩和」仮想通貨産業の雇用創出を評価
トランプ大統領が28日記者会見でビットコインのドル圧力緩和効果を言及、米国の仮想通貨産業構築と雇用創出への前向きな評価を表明。
06/27 金曜日
16:00
ブロックバリュー大西社長が語るAIインフラの未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、ブロックバリューの大西基文社長独占インタビュー。「ジャパン・テクノロジーで日本の底力になる」をスローガンに、AIサーバーで日本のWeb3インフラ強化に挑む。
13:40
トランプ政権、7月に複数仮想通貨規制法案成立の見通しか=サックス仮想通貨特命官
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏が7月の重要法案成立の見通しを示唆。GENIUS法でステーブルコイン規制、CLARITY法で仮想通貨定義明確化へ。
13:10
インド与党BJP報道官、ビットコイン準備金導入を提唱
インド与党BJP報道官のバンダリ氏が、仮想通貨ビットコイン準備金の試験導入を提唱した。また、インドもブータンのようにBTC採掘を行う能力を持っているとも指摘した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧