TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

サイバー攻撃から暗号資産を守る「NordVPN」とは|市場トップシェアVPNの活用方法を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産・ブロックチェーンは安全なトランザクションを実現できる技術として知られていますが、システム内部には依然として脆弱性が存在していることも事実です。実際、過去のウォレットや取引所アカウントがハッキングを受けた事例の多くは、そういった脆弱性を突かれたことによって発生しています。

そういった背景を受け、近年では暗号資産投資家がサイバーセキュリティ対策としてVPN(Virtual Private Network:仮想プライベート・ネットワーク)を活用する事例が増えています。

数多くあるVPNのなかでも、随一の通信速度が世界中のユーザーから高い評価を受けているのが「NordVPN」です。本記事では、NordVPNの基本情報や特徴、NordVPNを活用した暗号資産の守り方まで詳細に解説します。

NordVPN公式ページはこちら

・ 30日間の返金保証
・ 2年プランで最大70%OFF+3ヶ月利用無料

1. NordVPNで暗号資産取引のセキュリティを底上げ

初めに、暗号資産におけるセキュリティとVPNの関係について解説します。

1-1. VPN(Virtual Private Network)とは

VPNとは、通信ネットワークの中にプライベートな仮想ネットワークを用意することで、通信の匿名性や機密性を確保できる技術です。

一般的なインターネットは特定の個人専用の回線ではないため、常にセキュリティにおいて一定の脆弱性が存在します。例えば公共のフリーWiFiは、その電波の届く範囲にある通信可能なデバイス全てが同じネットワークを共有しているため、特にデータ漏洩のリスクが高い事で知られています。

VPNは「トンネリング」と呼ばれる個別の仮想ネットワークを共用ネットワークの中に用意して、その中を通る情報を全て暗号化することで、データの改ざんや漏洩、プライバシー侵害を防ぎます。

VPNは閲覧履歴や位置情報を暗号化し、ユーザーが利用するIPアドレス(ネットワークに接続する通信デバイスの識別番号)も隠すため、機密性の高いデータを送信する際やフリーWiFiを活用する際に安全性を高めます。

加えて、VPNツールで別の国のサーバーに接続すれば、ネットワークを経由する国を自由に選ぶことが可能です。例えば海外から日本のサーバーに接続して海外からのアクセスを禁止している日本のサイトにアクセスしたり、同様に日本から海外サイトへアクセスすることもできます。

VPNにも有料・無料を含めてさまざまな種類がありますが、無料VPNはサーバー数が限られている関係で有料VPNよりも通信速度が遅くなり、接続が不安定になる傾向があります。特にFXや仮想通貨トレードなど、タイミングのわずかな誤差で大きな損益にかかわるような操作では、無料VPNではなく品質の高い有料のVPNの使用が推奨されています。

ハッキングによる暗号資産流出の被害が年々増加するなか、自分のIP情報やプライバシーを保護できるVPNは欠かせないツールとして投資家の間で普及が進んでいるのです。

1-2. NordVPNの基本

NordVPNは世界トップクラスのVPNで、VPN市場で約27%のシェアを占めるという統計結果も出ているほど人気のサービスです。

項目 NordVPN
サーバ設置国 111ヶ国
サーバ台数 6,445台
サポート対応言語 英語・日本を含む12か国語
最大同時接続デバイス数 10
返金保証 30日間
VPNプロトコル IKEv2, OpenVPN, NordLynx

一般的にはサーバー設置国が100以下のVPNサービスも多いですが、NordVPNは世界111か国にサーバーを設置しており、はるかに多くの国を網羅しています。安定したVPN接続を維持するうえで重要なサーバー台数も、6400台以上と膨大です。

また、暗号資産投資家やトレーダーにとって通信の速度は非常に重要ですが、NordVPNはVPN接続時の通信速度の低下が少ないことで知られています。VPNの中には接続によって30%以上も通信速度が低下するサービスもありますが、NordVPNの平均通信速度低下率は「11%」です。

さらにNordVPNのセキュリティは世界トップクラスの水準であり、「プラスプラン」以上のプランなら、バックグラウンドでアプリを起動しているだけでセキュリティ対策ができる「驚異対策Pro」が使用できる点も大きな強みと言えるでしょう。

このように、NordVPNは暗号資産取引を含めたインターネット利用全般において、高い安全性を保ちながら高速通信を維持できるのが魅力です。

1-3. NordVPNの運営会社と安全性

NordVPNの運営会社であるNordSecurity社は、2012年に創業された歴史と信頼のある企業です。1台のVPNサーバーから始まったNordVPNは、今では市場で最も信頼されるインターネットセキュリティプロバイダーのひとつへと成長を遂げました。

NordVPNが信頼される理由の一つとして挙げられるのは、本社がパナマにあるという点です。日本のようにデータ保護法が適用される国の場合、トラフィックデータやIPアドレスなどのデータの保持が義務付けられていますが、パナマにはデータ保護法がありませんので、運営会社から情報が漏洩するリスクが非常に低いと言えるでしょう。

NordVPN公式ページはこちら

・ 30日間の返金保証
・ 2年プランで最大70%OFF+3ヶ月利用無料

2. 暗号資産取引のセキュリティでNordVPNが重要な理由

続いて、暗号資産取引においてVPNが重要な理由を紹介します。

暗号資産を支えているブロックチェーン技術は、セキュリティの強さと透明性の高さが有名です。しかし、ブロックチェーン自体のセキュリティが高くても、取引所のアカウントやウォレット、パソコンへのマルウェア感染など、ハッキングのリスクとは常に隣り合わせです。

実際、暗号資産市場は常にハッカーに狙われており、2022年には世界で5000億円以上もの資産がハッキング被害を受けています。

身近な例としては、2024年の5月31日、DMMコインから480億円相当のビットコインがハッキングにより流出しました。このような巨額なハッキング事件以外にも、暗号通貨市場では毎日のようにさまざまな手口でハッカーが投資家の資産を狙っています。

特に共有のWi-FiからIPアドレスを取得してターゲットのデバイスをハッキングする手口が多発しており、暗号資産投資家にとってのVPNの重要性は高まり続けています。

3. NordVPNが暗号資産のハッキングリスクを下げる理由

より具体的に、VPNがどのように暗号資産の取引におけるセキュリティを高めるのか解説します。

3-1.IPアドレスの匿名化と安全性の確保

暗号資産取引は匿名性が保たれているようにも思えますが、実際には一定の範囲で取引情報の追跡が可能です。例えばハッカーはまずユーザーのIPアドレスを特定し、その情報をもとにユーザーの位置やIDを突き止める場合もあります。

しかしNordVPNを使用すれば、ユーザーのIPアドレスがVPNサーバーのものに置き換えられるため、外部からの追跡が困難になります。これにより、ユーザーの取引は匿名性が維持され、安全な取引が可能になります。

3-2.オンライントラフィックの暗号化

仮想通貨取引においてデータが暗号化されていない状態では、ハッカーに資産を盗まれるリスクが高まります。しかしNordVPNを利用することで、あらゆるデータを高度に暗号化し、保護できます。

NordVPNを利用すれば、インターネットサービスプロバイダー(ISP)やハッカーがユーザーの取引情報にアクセスすることは不可能となり、取引内容の機密性が確保されます。

3-3.フィッシング攻撃やISP追跡の回避

フィッシング攻撃は、ユーザーのデータを盗むために偽のWebサイトやメールを使っておこなわれます。NordVPNはリスクを自動で探知し、これらの攻撃からユーザーを保護します。さらに、ISPによるユーザーのオンライン活動の追跡も防ぐ機能が備わっています。

3-4. 暗号資産取引の地理的制限の回避にも使える

仮想通貨やデジタル資産に関する規制は、国ごとに大きく異なります。中国やネパール、エクアドルなどでは仮想通貨取引が完全に禁止されている一方で、特定の仮想通貨取引所へのアクセスが制限されている国もあります。

しかし、VPNを利用すれば世界中のあらゆるプラットフォームにアクセスが可能となります。また、国外からアクセスできない国内取引所にも海外からアクセスできるため、暗号資産投資の自由度が向上するでしょう。

4. NordVPNで暗号資産取引を守る具体的な使い方

次に、暗号資産投資におけるVPNの具体的な活用方法を説明します。

まず、基本的に暗号資産関連のデータ通信を行う際には常にVPNに接続しておくだけでも、はるかに通信の安全性を高めることが可能です。例えば、ユニスワップやパンケーキスワップなどの分散型取引所(DEX)へ訪れたり、ステーキングなどのDefiサービスを利用する際などが当てはまります。

また、自宅ではWiFiのルーター自体にVPNを接続し、自宅以外のWi-Fiに接続する際は必ずVPNをオンにする習慣をつけることが大切です。特に公共のフリーWi-Fiを利用したハッキングは多いため、注意しましょう。

5. 暗号資産投資家向け、NordVPNの始め方

2024年8月14日時点でNordVPNは、セキュリティとプライバシー保護を重視するユーザー向けに3つの料金プランを提供しています。各プランには、それぞれのニーズに合わせた特典が含まれています

プラン名 月あたり価格(2年プラン) 返金保証 機能一覧
コンプリートプラン 890円 30日 ・安全かつ高速なVPN
・マルウェア対策や高度なブラウジング保護
・広告とトラッカーのブロック
・情報漏洩スキャナー付きのパスワード管理アプリ
・1TBの暗号化されたクラウドストレージ
プラスプラン 730円 30日 ・安全かつ高速なVPN
・マルウェア対策や高度なブラウジング保護
・広告とトラッカーのブロック
・情報漏洩スキャナー付きのパスワード管理アプリ
ベーシックプラン 580円 30日 ・安全かつ高速なVPN

続いて、NordVPNの申し込み方法を解説します。NordVPNの契約には、次の2つが必要です。

  1. 連絡用メールアドレス:契約完了や重要な通知が届く
  2. 決済手段:支払いには、クレジットカードやPayPal、Google Pay、Amazon Payなどが利用できます。さらに、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産での決済にも対応。

次に、契約手順を確認しましょう。

  1. 公式サイトにアクセス:NordVPNの公式サイトにアクセスし、上部のメニューから「NordVPNを購入」をクリック。
  2. プラン選択:希望するプランを選んでクリックします。プランには月額や年間契約などがありますが、長期契約の方が割安で利用できます。
  3. メールアドレスと決済方法の入力:メールアドレスを入力し、支払い方法を選択します。暗号資産を通じた支払いにも対応しています。
  4. オプションの選択:必要に応じて追加のオプションを選択し、不要な場合はチェックを外します。
  5. 決済完了:金額を確認したら「お支払い画面に進む」をクリックし、決済を完了させます。支払いが完了すると、NordVPNがすぐに利用可能になります。

契約が完了するとメールで確認メッセージが届きますので、確認してください。大切な資産を守るためにも、NordVPNを有効に活用しましょう。

6. NordVPNでセキュアな暗号資産取引を

VPNを活用すればIPアドレスの匿名化やオンライントラフィックを暗号化することで、ハッカーやフィッシング攻撃の回避が可能です。また、ISPによる追跡を防ぎ、トレーダーのプライバシーを保護できる点も大きな強みです。

NordVPNは、その強力なセキュリティ機能から多くの暗号資産投資家から支持されています。ハッキングなどのリスク管理が欠かせない暗号資産取引において、NordVPNは強力なパートナーとして活躍するでしょう。

NordVPN公式ページはこちら

・ 30日間の返金保証
・ 2年プランで最大70%OFF+3ヶ月利用無料

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧