マクロ経済と金融市場
前週末16日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比96.7ドル(0.24%)高の40,659ドル、ナスダック指数は37.22ポイント(0.21%)高の17,631で取引を終えた。
東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は、前日比15円(0.04%)安の38,047円となった。
仮想通貨市況
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比2.7%安の1BTC=58,580ドルに。
ビットコイン(BTC)相場は、7月29日の7万ドルから、わずか1週間で49,000ドル台まで暴落した。
反発局面では61.8%戻しの62,000ドルをつけるも、50日移動平均線(SMA)に沿う形で上値を切り下げており、55,000ドル水準を割り込めば二番底を試しにいくことが懸念される。
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著名アナリストのAli氏は、「過去の相場サイクルでは、強気トレンドで200日移動平均線(青軸)を一時的に下回れば、押し目買いのチャンスとなっている」と指摘した。
Note that $BTC recently fell under the 200-day SMA!
— Ali (@ali_charts) August 17, 2024
In an uptrend, a dip below the 200-day SMA for #Bitcoin can hint at a buying opportunity. However, staying below it for an extended time might indicate the start of a bear market. pic.twitter.com/tX5USdTlVh
その一方、「200日移動平均線を長期間下回り続けた場合、弱気トレンドへの転換を示唆している可能性もある」と言及している。
8月23日の米ジャクソンホール年次総会にて、パウエルFRB議長が経済見通しについて講演することもあり、様子見基調が強まる可能性もある。
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中東の地政学リスクや次期米国大統領をめぐる不確実性など、いくつかの逆風に直面しているが、QCPキャピタルは、強気の姿勢を崩していない。週間レポートにて市況分析。
「イーロン・マスク氏によるドナルド・トランプ氏への2時間にわたるインタビューで、暗号資産に関する議論が全くなかったことに市場は失望した」と指摘しつつ、年末に向けて、強気な姿勢を維持していることを強調した。
懸念点としては、米国政府がシルクロードに関連する1万BTC(約5億9100万ドル)をコインベースウォレットに送金したことを挙げた。売却の確認はないものの、市場はウォレットに残っている残りの20万3239BTCを依然として警戒している。
仮想通貨ファンドマネージャーのMerkle Tree Capitalの最高投資責任者であるライアン・マクミリン氏によると、「ビットコインが方向感を失っているのはマクロ経済情勢によるものではなく、マウントゴックスの債権者への巨額弁済に対する市場の懸念によるものが大きいとの見立てを示している。
CoinPostが企画・運営し、8月28日(水)29日(木)の2日間、ザ・プリンスパークタワー東京で開催される「WebX 2024」の特別講演では、マウントゴックスの元CEOであるマルク・カルプレス氏が、『マウントゴックス事件の全容:弁済まで10年の道のり』をテーマに語る予定だ。関連:WebX 2024 特別講演予告 Mark Karpelès『マウントゴックス事件の全容:弁済まで10年の道のり』
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アルトコイン相場
アーカム・インテリジェンスのデータによると、香港のデジタル資産運用会社Metalphaにラベル付けされたアドレスが、バイナンスに1万ETH(2600万ドル相当)を入金した。
過去数週間では、米大手マーケットメイカーJump Tradingの暗号資産(仮想通貨)部門Jump Cryptoが、リキッドステーキングプラットフォームのLidoから大量のイーサリアム(ETH)を引き出して大手取引所に送金したことで相場の売り圧力となった。
今年6月には、米商品先物取引委員会(CFTC)がJump Tradingを調査しているとFortuneに報じられたこともあり、撤退行動を示唆しているとの見方も広がった。
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コインベースのアナリストは、イーサリアムとソラナのベータ値が上昇していることから、仮想通貨市場の参加者はリスクへのエクスポージャーについて慎重な姿勢を示すと予想している。
ベータ値とは、個別銘柄の感応度を示すものだ。特にイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)は、これまでと比較して高めの値を示しているという。
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