- xCurrentからxRapidへの利用が可能へ|仮想通貨XRPの需要拡大に期待
- 現在シンガポールで開催中のFinTech Festival 2018にて、参加者のツイッターに掲載されたリップル社のパンフレットから、xCurrentを利用している銀行や金融機関がシームレスで(滞りなく)XRPトークンを用いたxRapidへのアクセスが可能になると明記されている。仮想通貨XRPの需要拡大につながるのではないかとされている。
xCurrentからxRapidへのシームレスアクセス
現在シンガポールで開催中のFinTech Festival 2018にて、参加者のツイッターに掲載されたリップル社のパンフレットから、xCurrentを利用している銀行や金融機関がシームレスに(滞りなく)XRPトークンを用いたxRapidへのアクセスが可能になると明記されている。
Some of the docs being shared by @Ripple at #SFF2018. Insight into the work they have done with @bancosantander, @InstaReMit and the latest with “#XCurrent 4.0”.@XRPTrump @BankXRP @XrpCenter @LeoHadjiloizou pic.twitter.com/f7UzW2JBD6
— ecent (@EDadoun) 2018年11月12日
同パンフレットは、『xCurrent 4.0』というバージョンという題目で、その複数の新たな特徴が掲載されており、中では最も注目すべきところが6番の「プロダクト間の相互運用性の向上」であり、
デジタル・アセット(デジタル資産)決済のためにxRapidへのシームレスなアクセス
と書かれており、リップル社の別商品で、仮想通貨XRPを利用するソリューションであるxRapidへの接続が示唆され、話題となっている。
XRPの需要拡大
先日、リップル社のインフラ革新のトップであるDilip Rao氏は、既にリップルネット上で約200社近くの銀行や金融機関と契約を結んでいることが明らかにしている他、仮想通貨投資家が気になるXRPトークンを利用する同社プロダクトxRapidは、10月のSWELLで商用化されることが明らかになった。
つまり、今回のカンファレンスで公表された内容に加え、現在、xCurrentを利用する多くのリップル社のクライアント銀行と金融機関は、今後このバージョンアップにより、xRapidへの接続が容易になる。その為、一部ではXRPへの需要拡大につながるのではないかと期待されている。
xRapidとxCurrentの違い
xCurrentはリップル社が提供する金融機関向けの送金ソフトウェアで、金融機関とリップルネットを接続する。利用する金融機関は即座に送金ができる。
一方で、xRapidは送金の流動性を向上し、コストを最小化したい送金業者等を対象としたソリューションで、実際に法定通貨をXRPに換金してから送金し、その後送信宛てのユーザーが利用する法定通貨に換金される。
またxCurrentやxRapid等、リップル社の提供する製品は多いが、実際に仮想通貨XRPをプロダクトの一部として利用するのはxRapidである為、一般的にはxRapidの採用が発表されることがXRPの価格上昇に影響を与えやすいと考えられている。