BNSOLを正式ローンチ
世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは12日、独自のソラナリキッドステーキングトークン(LST)である「BNSOL」の提供を正式に開始した。先週、開始を間もなく予告していた。
バイナンスによると、「ユーザーはSOLトークンを安全にステークし、その見返りとしてBNSOLを受け取ることができる。BNSOLにより、ユーザーはさまざまなバイナンス商品や外部のDeFiプラットフォームで資産を取引、貸し出し、利用する柔軟性を保ちながら、ステーキング報酬を獲得し続けることが可能」と説明している。
報酬の仕組みに関しては、「BNSOLは、BNSOL:SOLの変換比率を通じて、バイナンスの他の商品やDeFiプラットフォームの外部で使用される場合でも、ステーキング報酬を自動的に蓄積する。各BNSOLは、1ステーキングSOLと蓄積されたステーキング報酬を表す。時間が経つにつれ、SOLのステーキング報酬が蓄積され、1BNSOLの価値は1SOLの価値を徐々に上回る。BNSOLは、待機期間のある標準的な交換プロセスを通じて、または市場でBNSOLを取引することで、即座に交換可能」と説明した。
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日本からは直接グローバル版バイナンスを利用できないが、BNSOLはソラナブロックチェーン上で流通しているため、Phantomなどのソラナウォレットを使ってジュピターなどのDEXで売買できる。
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「リキッドステーキングトークン」とは、ユーザーが資産を預け入れてステーキング報酬を受け取りながら、代替資産を受け取り、同時に流動性を維持できるソリューションを指す。これにより、資産を別の場所で運用して金銭的な収益を得ることが可能となる。ソラナではすでにMSOL、JITOSOL、JUPSOLが流通しており、SOLの流動性とステーキングの利便性を高めている。
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