はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

コインベース、cbBTCのソラナネットワーク導入計画を明かす ビットコインのDeFi活用促進へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

cbBTCをソラナにも導入の計画

大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースの責任者は21日、cbBTC(コインベース・ラップド・ビットコイン)トークンをソラナのネットワークにも導入する計画だと述べた。

コインベースの、シンガポール地区ディレクターを務めるハッサン・アーメド氏が、カンファレンス「Solana Breakpoint 2024」で次のように話している。

コインベースは最近Base上でcbBTCをリリースしたが、当社のユーザーはソラナを気に入っており、私たちも気に入っている。そこで、cbBTCをソラナにも導入する予定だ。

なお、具体的なローンチ時期については明かしていない。cbBTCとは、現物ビットコインに裏付けられた、イーサリアムERC20基準のトークンだ。これまでにイーサリアムとBaseのチェーン上で立ち上げられている。

ビットコインによるDeFi(分散型金融)活動を拡大することを狙っており、特にDeFiプロトコルにビットコインの流動性を提供したいユーザーや、他の資産の担保としてビットコインを使用したいユーザーによる利用が考えられる。

cbBTCは、ビットコインをDeFi(分散型金融)エコシステムで使用するためのトークン化されたビットコインであるが、cbBTCをソラナネットワーク上で利用することで、ビットコインの保有者がDeFiプロトコルにアクセスできるようになる。そうなれば、ビットコインをステーキング、貸付、流動性提供など、DeFiのさまざまな機能で活用できるようになる可能性がある。

cbBTCは今月12日にイーサリアムとBaseで立ち上げられ、CoinGeckoによると、現在の時価総額は約1.7億ドル(約245億円)だ。

関連コインベース、仮想通貨ビットコインの代替資産「cbBTC」をローンチ

ラップドトークンとは

ラップドトークンとは、他の仮想通貨の価値と紐付けられた仮想通貨のこと。預けられたオリジナル資産を裏付けとしたトークンを作成することで、実質的に様々なブロックチェーンでそのトークンを活用できるようになる。一例としては、ビットコインをイーサリアム上で使えるようにしたラップドBTC(wBTC)が挙げられる。

▶️仮想通貨用語集

アーメド氏は同カンファレンスでその他に、Jump Cryptoによるソラナの独立系バリデータ・クライアント「ファイアダンサー」開発を、ブロックチェーンの多様化を促進する事例として特に挙げた。

クライアントの多様性を後押しし、ソラナのネットワークの分散化を大幅に向上させるものだと述べている。

関連ソラナ「ファイアダンサー」、初期版がメインネットにローンチ|Breakpoint 2024

競合「WBTC」の動き

BitGoやKyber Networkが開発した、cbBTCに先行する競合トークンとして「WBTC」が存在している。時価総額は現在約97億ドル(約1.4兆円)だ。

BitGoは11日、WBTCをアバランチとBNBチェーン上でもローンチしたと発表した。相互運用性プロトコルLayerZero(レイヤーゼロ)のトークン規格である「OFT(Omnichain Fungible Token)標準」を利用している。

関連ブロックチェーン相互運用性プロトコル「LayerZero(レイヤーゼロ)」とは

BitGoは8月、WBTCのカストディ事業を香港を拠点とするグローバルなカストディ企業BiT Globalとの合弁事業に移行すると発表したところだ。

この事業は、BitGo、トロン、およびトロンの創設者であるジャスティン・サン氏の間の戦略的パートナーシップであり、BitGoは新たな合弁事業の少数株主となる予定だ。

関連米大統領選ハリス氏勝利で「ビットコインに限り」強気か=レポート

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/05 水曜日
17:08
Progmat、日本版トークン化株式の検討開始
Progmatが日本版トークン化株式の検討を開始。1円から投資可能で24時間取引も視野。配当・議決権も保護される設計。大手金融26組織が参加し、2026年春から商品開発へ。
15:45
メタプラネット、ビットコイン担保に1億ドル調達 
メタプラネットが保有ビットコインを担保に1億ドル(約153億円)を借入。資金はビットコインの追加取得やインカム事業に充当。同社は30,823BTCを保有しており、2027年末までに21万BTC取得を目指す。
15:23
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」 流通額10億ドル突破 
リップル社の米ドル連動ステーブルコイン「RLUSD」が時価総額10億ドルを突破。非営利団体や米Bitnomial取引所で採用が進み、実需型ステーブルコインとして存在感を高めている。
13:55
アーサー・ヘイズ、FRBの実質QEでビットコイン強気相場再開と予測
ビットメックス共同創業者アーサー・ヘイズ氏は、FRBが常設レポファシリティを通じた実質的な量的緩和(QE)により、ビットコイン強気相場が再開すると分析した。米国債発行増加でSRF残高が拡大しドル供給が増加すると予測。
13:30
米政府閉鎖を乗り切る仮想通貨市場、価格下落でも基盤強化に進展=グレースケール報告
グレースケールの10月レポートによると、米政府閉鎖やマクロリスク、史上最大の3兆円ロスカットなどにより仮想通貨価格は低迷したものの、規制明確化や機関投資家参入の進展、ステーブルコイン普及などで市場基盤は着実に強化されている。
13:15
ビットコイン採掘大手マラソンがAI事業強化へ、データセンターへの天然ガス供給で合意書 
仮想通貨マイニング大手マラソンがMPLXと天然ガス供給で合意書を締結した。テキサス州に新たなデータセンターを建設しビットコインからAI事業への多角化が加速する見込みだ。
11:15
仮想通貨取引所ジェミニが予測市場参入へ、カルシやポリマーケットと競合=報道
ウィンクルボス兄弟設立の仮想通貨取引所ジェミニが予測市場契約の提供準備を進めている。CFTCにデリバティブ取引所設立を申請中で、ポリマーケットやカルシとの競争が激化する見込みだ。
10:50
「プライバシー銘柄ジーキャッシュは暗号化されたビットコイン」、高騰背景をギャラクシーが分析
プライバシー仮想通貨Zcash(ZEC)が過去1年で10倍以上上昇している。ギャラクシーデジタルが背景を分析し、ビットコインの精神的後継者として注目されていると理由を指摘した。
10:35
FTXのサム前CEO巡る裁判、控訴審理に向けた聴聞会を開催 「公正な判決ではなかった」と主張
仮想通貨取引所FTXのサム・バンクマン=フリード前CEOを巡る裁判で、控訴裁判所で聴聞会が行われた。トランプ米大統領がCZ氏に恩赦を与えたこともあり、サム氏の裁判の注目度が高まっている。
10:25
NIPグループがビットコインマイニング拡大、月産160BTC見通し
Ninjasイン・パジャマス親会社のNIPグループがビットコインマイニング事業を拡大し、計算能力11.3EH/sを達成する。月間生産量は160ビットコインに増加し、世界約12位の上場マイナーとなる見込みだ。
09:30
ビットコイン10万ドル割れ、MEXC不安とBalancerハッキングが相場を圧迫|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは一時10万ドルを下回り、円ベースでは24時間で約140万円下落した。MEXCやBalancerにおける信認性不安や米IT銘柄が失速したことが下落を後押しした。
08:45
米財務省、北朝鮮サイバー犯罪と仮想通貨洗浄で8人と2団体を制裁指定
米財務省が北朝鮮によるサイバー犯罪とIT労働者詐欺から得た資金の洗浄に関与した8人と2団体を制裁指定した。過去3年間で北朝鮮関連サイバー犯罪者は主に仮想通貨で30億ドル以上を盗んでいる。
08:02
ビットコイン価格、10万ドル維持できなければ72000ドルまで下落の可能性=クリプトクアント分析
クリプトクアントの責任者はビットコインが10万ドルの水準を維持できなければ今後1~2カ月で72000ドルまで下落する可能性があると警告。10月の清算イベント後、現物需要が縮小していると分析している。
07:15
ビットマイン、1週間で400億円相当のETHを買い増し
トム・リー氏が率いるビットマインは、過去1週間で400億円相当の仮想通貨イーサリアムを買い増ししたことを発表。現金についても1週間で約598億円に増加したと説明した。
06:45
ソラナ保有企業フォワード・インダストリーズ、10億ドルの自社株買いプログラム承認
仮想通貨ソラナを財務資産とするフォワード・インダストリーズが10億ドル規模の自社株買いプログラムを承認した。2027年9月まで有効で、同社のSOL戦略への確信を示すものとしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧