MOO DENGが暴騰
イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は7日、MooDeng(ムーデン)というミームコインを売却し、得られた資金から約18万2000ドル(2,700万円)相当のETHを生物工学慈善団体Kanroに寄付した。10億MOODENGトークンを308.7 ETH(約76万2000ドル)で売却し、その一部をKanroに送金した形だ。
ブテリン氏のウォレット「vitalik.eth」にはこの取引後も400億MOODENG(約432万ドル相当)が残っており、総供給量の約9.51%に相当する。
ブテリン氏はSNSで、自身に送られてくるミームコインはすべて慈善団体に寄付すると述べた。さらに、プロジェクトに対して直接慈善団体に送金するか、DAOを作成して資金の使途をコミュニティで決定することを提案した。
「ミームコインが世界にとって最大限プラスになることが最良だと以前から言っていたが、それが実際に起こっている瞬間を見られて素晴らしい」とブテリン氏は述べた。
I appreciate all the memecoins that donate portions of their supply directly to charity.
— vitalik.eth (@VitalikButerin) October 7, 2024
(eg. I saw ebull sent a bunch to various groups last month)
Anything that gets sent to me gets donated to charity too (thanks moodeng! The 10B from today is going to anti-airborne-disease…
イーサリアム上のムーデンミームコイン(MOODENG)は、タイのカオキアオ動物園に住む同名のコビトカバに由来する。その愛らしい外見と一見攻撃的な性格からSNS上で人気を博した。
このムーデンは、ソラナ上で先に発行されたMOODENGとは別物で、ブテリン氏の寄付が判明したあと価格が高騰し、一時3倍以上急激に値上がりしていた。
一方、ソラナ上のムーデンは9月28日のピークから約三分の一の価値に下がってきている。
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