米国のビットコインETF(上場投資信託)市場は7日、12種類全体で2億3500万ドル(348億円)の純流入を記録。2営業日連続の流入超過となった。大半はフィデリティが運用するFBTCが占めている。
10月4日には3取引日ぶりに純流入に転じ、約2,560万ドルの資金が流入していた。
データ分析会社SoSoValueによると、フィデリティのFBTCは月曜日に単日で最大の流入額を記録し、1億3680万ドルに達した。純資産額で最大の現物ビットコインETFであるブラックロックのIBITも、9788万ドルの純流入。その他、BitwiseのBITBは1309万ドル、Ark&21SharesのARKBには1263万ドルの資金が流入している。
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7,000 BTCを超える純購入ペース
暗号通貨オンチェーン分析会社クリプトクォントは4日、公式Xを通じてビットコインETFの需要が急激に回復し、今後の価格動向に影響を与える可能性があると主張した。
9月初旬には5,000 BTC相当の純売却が見られたが、9月27日には4億9427万ドル(7,830 BTC)、26日には3億6557万ドル(5,791 BTC)の純購入に転じた。+7,000 BTCは約2か月ぶりの水準となる。
#Bitcoin demand from US spot ETFs is rising.
— CryptoQuant.com (@cryptoquant_com) October 4, 2024
They went from net selling 5K $BTC on Sept 2 to buying 7K BTC at September’s end—the highest since July 21.
In Q1 2024, spot ETFs bought nearly 9K #BTC daily, boosting prices to new highs.
If this trend continues, prices may rise… pic.twitter.com/6EQ9JXUzdw
クリプトクォントは、2024年第1四半期にビットコインETFの1日当たり買い入れ額は平均で約9,000 BTC(現在の価格で、5億6813万ドル)であり、これが価格の大幅な上昇につながったと指摘。「現在の購入傾向が続く場合は、2024年第4四半期のビットコイン価格は、第1四半期を上回る可能性がある」と分析した。なお、7日の純購入額:2億3500万ドルは3,723 BTCである。
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