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ポリマーケットのクジラ、米大統領選トランプ氏勝利で130億円超の利益か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

賭け市場を分析

ブロックチェーン分析企業Chainalysisは8日、分散型予測市場「ポリマーケット」を分析し、米大統領選におけるドナルド・トランプ氏の勝利に多額の金額を賭けていた「Theo4」というユーザーが合計で8,350万ドル(約127億円)の利益を得ているとみられると公表した。

これまでTheo4に関連したアドレスを10個見つけて分析したが、現在は11個目のアドレスを調べているとも説明。このアドレスがTheo4のものであると確定すれば、210万ドル(約3.2億円)の利益がさらに追加されるとしている。

ポリマーケットにおける米大統領選の賭けを巡っては、これまで操作懸念も浮上しており、多くの金額を賭けるアカウントには注目が集まっている。Theo4に関連するユーザーとして挙げられている「Fredi9999」については、大統領選でトランプ氏を支持したイーロン・マスク氏ではないかとの憶測もあった。

その後、ポリマーケットの操作は否定されており、Theo4というアカウントを所有しているのはフランス国籍のトレードや金融サービスに精通している人物で、普通に賭けを行っているだけだとされている。

関連米大統領選 クジラによるポリマーケット操作懸念、予測市場Kalshi CEOが否定

Chainalysisは今回、Reactorというソリューションを使い、分析対象のアカウントが1つの主体によって管理されていることを突き止めたと説明。根拠にしたのは入金のパターン、トランザクションのタイミング、取引所のアドレスである。

ポリマーケットの利益に関するリーダーボードは以下の通り。Chainalysisの分析によれば、トップ5の内、現時点では「zxgngl」以外がTheo4と同一の人物だとされている。なお、Theo4は実際はビットコイン(BTC)への投資を最も重要視しているようだ。

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当局が調査か

ポリマーケットについては、米大統領選で需要が高まったり、Theo4が多くの利益を得たりした中、フランス当局が調査していると複数の海外メディアが報じている。

当局の担当者は「The Block」に対し、ギャンブルの法律をもとにポリマーケットの運営やコンプライアンスを調査していると明かした。当局は、ポリマーケットの利用を禁じる可能性があるという。

関連DeFi予測サービスPolymarket、米国から撤退

ポリマーケットは、ポリゴンのブロックチェーンを基盤にした分散型予測市場。スポーツ、政治、ポップカルチャーなど幅広いトピックで、将来のイベントの結果にユーザーが賭けることができる。

関連米大統領選の予測市場を解説|Polymarket(ポリマーケット)とは?

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