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セキュリタイズ、RWAトークンをDeFiで活用可能な「sToken」リリース ブラックロック「BUIDL」で最初に導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「deUSD」の流動性を利用可能に

RWA(現実資産)トークン化企業セキュリタイズ(Securitize)は19日、投資資産から利回りを受け取りながら、DeFi(分散型金融)でも資産を運用できる「sToken」をリリースした。イーサリアム(ETH)ERC-4626規格を使用している。

セキュリタイズが発行するRWAトークンに投資している機関投資家は、DeFi内でステーブルコイン「deUSD」の流動性にアクセスできるようになった。

deUSD(分散型米ドル)は、分散型金融に流動性を提供するプロトコル「Elixir Network」の中核となるトークンだ。stETHと、MakerDAOのUSDS t-billを介した米国債が裏付けとなっている。

セキュリタイズは、Elixir の「deUSD RWA 機関プログラム」と提携して、子会社「Securitize Credit」からこの機能を提供する格好だ。

「deUSD RWA 機関プログラム」とは、金融機関や市場参加者が、stETHなどの担保を預けることにより「deUSD」を発行・償還することを可能にするプログラムである。

セキュリタイズのカルロス・ドミンゴ共同創設者兼CEOは、次のようにコメントした。

この革新的な「sToken」機能のリリースにより、セキュリタイズは当社のデジタル証券プロトコルで発行されたあらゆる現実資産トークンをDeFiで活用できるようにすることで、DeFiの新たな領域を切り開く。

関連現実資産トークン化に投資家の関心が集まる理由、リアルワールドアセット(RWA)とは

RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債権等の有価証券などが含まれる。

▶️仮想通貨用語集

ブラックロックBUIDLが最初に

今回の「sToken」プログラムでは、ブラックロックの米国債トークン化ファンド「BUIDL」がまず導入される。セキュリタイズは、以前よりBUIDLファンドの発行を行ってきた。

さらに今後は、Hamilton LaneのSCOPEファンドなど他の資産のサポートも予定されている。

仕組みとしては、Elixirは、セキュリタイズのユーザーがBUIDLを元に発行した派生トークン「sBUIDL」を保有し、これに基づいて「deUSD」を発行することになる。

短期米国債に裏付けられたBUIDLは、1トークンあたり1ドルの価値を有するステーブルコインのような特徴を持っており、所有者が金利を獲得することも可能だ。記事執筆時点で時価総額は、5.1億ドル(約790億円)に達している。

関連:「仮想通貨デリバティブ取引の担保にBUIDLの活用を」ブラックロックがバイナンスらと検討=ブルームバーグ

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