リップル社が投資へ
米仮想通貨資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)は27日、欧州向けXRP上場投資商品(ETP)を改称し、リップル社が当該製品へ投資したことを発表した。
新たに「GXRP」と名付けられたETPは、ドイツの金融規制当局の承認を受けた、100%XRPの現物を裏付けとする商品で、欧州投資家に仮想通貨への安全な投資機会を提供する。
BitWiseのハンター・ホースリーCEOは、XRPレジャーの10年以上にわたる信頼性と継続的な機能拡張を強調し、機関投資家向けの高品質な投資商品であると評価した。一方、リップルのブラッド・ガーリンガスCEOは、2024年における仮想通貨への世界的な需要の爆発的な拡大と、米国の規制環境の明確化を背景に、この投資商品の将来性に期待を示した。
関連:リップル社、XRPレジャー初のMMFトークン化を発表 RWA領域での地位確立へ
リップルによるETPへの投資は、XRPの効率的で低コストなクロスボーダー決済における可能性を促進する戦略的な取り組みと位置付けられる。
BitWiseは今後、AptosステーキングETFの提供や、ビットコインとイーサリアムに対するバランスの取れたエクスポージャーを提供する新たなETFの申請など、革新的な商品の開発を継続する方針を示している。
関連:XRPとは?買い方と将来性|リップル社訴訟とSEC新体制の影響を解説