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イーサリアム現物ETFの日次資金流入、初のビットコインETF超え

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日次流入3.3億ドルに

米国で取引される暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)現物ETFへの総純流入は11月29日、3.3億ドル(約494億円)を超えた。これは、同日のビットコイン現物ETFへの総純流入3.2億ドルをも上回っている。

出典:SoSoValue

牽引したのは、ブラックロックのETHAで、約2.5億ドルの純流入があった。フィデリティのFETHが約8,000万ドル、グレースケールのETHが約300万ドルと続いている。

これら9銘柄のイーサリアム現物ETFは、11月半ばに累積流入がプラスに転じたところだ。総資産価値は110億ドル(約1.6兆円)を突破している。

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こうした数字は、イーサリアムがビットコインと同様に運用可能な投資資産として広く機関投資家に受け入れられていることを示唆するものだ。機関投資家による新たな「アルトコインシーズン」を予兆している可能性も指摘される。

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ETFとは

上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

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機関投資家の動向

アナリストのレノックス・ギトンガ氏は、ヘッジファンドがイーサリアムに対して、キャッシュ・アンド・キャリー取引戦略を行っている可能性があると指摘する。これは、価格変動をヘッジするために、現物市場でロング、先物でショートのポジションを取るものだ。

背景には、イーサリアムETFへの流入と、ロングポジションの増加にともない、ヘッジファンドによるショートポジションも急増していることがある。

11月には、イーサリアムのブロックチェーンがステーブルコインUSDTの供給量でトロン(TRX)を上回った。

イーサリアム上のUSDTは、機関投資家による法定通貨と仮想通貨の仲介手段としても利用されており、その発行量増加は、仮想通貨市場への関心の高まりを示す指標ともなっている。

今月2日にも、10億枚のUSDTが新たにイーサリアムのチェーン上で発行された。ステーブルコインの発行増加は市場へ注入される流動性の増加を示唆するものだ。

米国の大統領選で、仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が再選したことで、市場の気運は高まっているところだ。トランプ新政権では、米国政府によるビットコイン準備金、仮想通貨専任ポスト創設、仮想通貨規制の明確化など、様々な面で進捗が注目される。

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