新プラットフォームLaunchXの成功が後押し
海外の暗号資産(仮想通貨)取引所大手Bitgetのプラットフォームトークンである「BGB」が高騰し、年初来約10倍のパフォーマンスを見せた。また、過去1か月で3.5倍の上昇率を記録し、25日にコインマーケットキャップで時価総額が25位にランクインした。
この価格上昇は、Bitgetが12月中旬に導入した「LaunchX」というWeb3コミュニティ向けのトークン配布プラットフォームが大きく影響しているようだ。
LaunchXは、トークンの公募やエアドロップを支援し、ユーザーが特定のクエストを完了することでトークンを獲得できる機能も提供している。
Bitgetリサーチのチーフアナリスト、ライアン・リー氏は仮想通貨メディアCryptonewsとの取材で、BGBの12月の顕著なパフォーマンスについて、「LaunchXの導入により、BGBは新たな勢いを得た。LaunchXには4億USDTを超える参加額があり、7252%という驚異的なオーバーサブスクリプション率を記録した。この需要は、Bitgetの信頼性と魅力に対する市場の認識が高まっていることを示している」と話したという。
リー氏はさらに、BGBローンチプールの一貫した高いAPR(年利)を提供する実績が市場の信頼を向上させたと指摘した。これにより、Bitgetは他のプラットフォームと差別化を図り、投資家にとってより魅力的な選択肢となっているようだ。
一方、ライバルであるバイナンスの仮想通貨BNBは現在時価総額5位で、2.2倍の年初来上昇率を記録した。
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