企業のBTC保有が拡大可能性
大手暗号資産(仮想通貨)マーケットメイカーWintermuteのアナリストを務めるジェイク・オストロフスキス氏は、2025年にはビットコイン(BTC)を財務資産として保有する企業戦略が広がる可能性があると話した。
オストロフスキス氏は、ビットコインへ投資する機関投資家の中には様々な企業も加わりだしている状況で、来年には中小企業もビットコインへエクスポージャーを得ようとするだろうと意見している。
また、米国でビットコインやイーサリアム(ETH)の現物ETFが承認されたことも、仮想通貨市場の大きな原動力として捉えられていることに触れた。年金基金や政府系ファンドも仮想通貨投資ができるようになったことが大きいとしている。
その上で、企業にもビットコインを購入できるような資本プールがあり、動きが比較的自由であるため、年金基金が広くビットコインETFを購入するよりも、企業が財務資産としてビットコインを購入する動きが拡大する方が先ではないかと話した。
さらに、イーサリアムを財務戦略として購入する企業が出現するのも時間の問題だろうとの見解を述べた。
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マイクロストラテジーはナスダック指数に編入
ビットコイン財務戦略の先駆者である米マイクロストラテジーは7週連続でBTC買い増しを行っているところだ。23日には、5,262 ビットコイン(時価800億円相当)の購入を発表。ビットコイン保有額は444,262 BTCとなった。
マイクロストラテジー株式は、ビットコインへの間接的投資手段として注目されることで上昇してきた。今週、ナスダック100指数にも正式に編入されている。
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他に、ビットコイン財務戦略を実施している企業には上場仮想通貨マイニング企業のマラソンや、ライオット、また日本企業のメタプラネットなどが挙げられる。
マラソンは今月、約11億ドル(約1,730億円)相当のビットコインを購入。現在、40,435 BTCを保有している。マイクロストラテジーと同様に転換社債を発行して得た資金の一部をBTC購入に充てた格好だ。
ライオットは11,425 BTCを保有しており、今後も社債販売などで得た資金で買い増していく方針である。
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日本の上場企業メタプラネットも23日、ビットコインを619.7枚追加購入したと発表。保有するビットコインは1,761.98枚、取得価額ベースで総額209億円となった。
18日の取締役会で、ビットコイン購入の取り組みを一歩前進させ、正式にビットコイントレジャリー事業を開始すると決議している。
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