はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインを法定通貨化したエルサルバドル、保有量6000BTCに到達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの購入を継続

エルサルバドルは29日、政府として保有するビットコイン(BTC)準備金が6,000 BTCに達したと報告した。記事執筆時の時価で885億円に相当する。

エルサルバドルで暗号資産(仮想通貨)ビットコインを法定通貨とする法案の成立を主導したブケレ大統領は、2022年11月に毎日政府が1BTCを購入すると宣言。同国のビットコインオフィスによると、その通りビットコインを蓄積し続けてきた。

最近では12月20日と22日に11BTCといつもより多く買い増している。

18日には国際通貨基金(IMF)との融資協議で合意。40カ月間の融資を行うための条件として、IMFはエルサルバドル公的部門のビットコイン購入を制限することなどを挙げていた。

制限の具体的方法などはこれまでのところ公表されていないが、ブケレ大統領下の組織「ビットコインオフィス」のディレクターは、エルサルバドルが戦略準備金としてビットコインの購入を続けると改めて明言している。

一方、エルサルバドルの公式ビットコインウォレット「Chivo」は、IMFの要請を背景にして売却または段階的に廃止され、民間部門のウォレットがその穴を埋めると伝えられるところだ。IMFとの14億ドル(約2,200億円)の融資取引は、現在IMF上層部の承認待ちである。

関連「IMF融資契約後もビットコイン購入は継続」エルサルバドル大統領下の組織の幹部が表明

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

米国の状況

エルサルバドルの他、米国や中国などの政府もビットコインを保有しているが、これは犯罪取り締まりなどによって押収した分で、準備金ではない。米国のドナルド・トランプ次期大統領は7月、米司法省が押収した約21万BTCを備蓄として活用することを提案していた。

米国ではシンシア・ルミス議員が政府にビットコイン準備金を義務付ける法案も提出している。

ギャラクシーデジタルはこれに関して、2025年中に米国がビットコインを購入することはないと予測。しかし、すでに保有している分を備蓄に回したり、ビットコイン準備金政策を検討する動きがあるだろうと意見している。

関連ビットコイン・ドージコインなどの価格予測 ギャラクシーデジタルの2025年展望

米国では州単位でもビットコイン準備金を構築する法案が提出されているところだ。最近ではオハイオ州のデレク・メリン議員が、州の財務部門がビットコインに投資することを認可する法案を提出した。

州の財務部門内にビットコイン基金を設立し、州財務長官に、その裁量でビットコイン投資に資金を割り当てる権限を与えることを目指している。なお、購入を義務付けるものではない。

メリン氏は、「米ドルは急速に価値が下がっており、ビットコインは州のポートフォリオを補って公共の資金を価値下落から保護する」と述べている。インフレヘッジとして採用することを提案する形だ。

この他、ペンシルベニア州やテキサス州でも、ビットコインを準備資産の一部として持つ法案が提出されている。

関連米ペンシルベニア州の議員、ビットコインなどに投資するための法案提出

関連米テキサス議員、戦略的ビットコイン準備金法案を提出

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/17 木曜日
10:55
クジラ投資家や企業がイーサリアムを大量購入、ETH価格1週間で22%上昇の背景
大口投資家が仮想通貨イーサリアムを連日大量購入し、ETH価格が過去1週間で22.3%上昇。シャープリンクやピーター・ティール投資の上場企業も大量投資を継続。
09:50
「ビットコイン・ジーザス」ロジャー・バー、スペイン当局を提訴 脱税容疑めぐり
ビットコイン初期投資家のロジャー・バー氏が米国への身柄引き渡し阻止のためスペイン当局を提訴した。4,800万ドルの脱税容疑で懲役109年の刑に直面しており、恩赦を求める声もある。
09:35
ナスダック上場企業SRM、社名を「Tron Inc.」に変更完了
仮想通貨トロン保有のナスダック上場企業SRM Entertainmentは、企業名を正式にTron Inc.に変更。株のティッカーシンボルもTRONに変わる。
09:15
ビットコイン乱高下、米下院「仮想通貨週間」への造反議員出現で法案審議が二転三転|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは、7月14日より米下院で開始された「仮想通貨週間」において、関連法案の採決が二転三転している影響を受け、相場が乱高下する展開が続いている。
08:50
トランプ一族関連のWLFIトークン、取引解禁承認 99.94%の賛成票で
トランプ大統領と関連するWorld Liberty FinancialのWLFIトークンが公開市場で取引可能になる予定だ。7月9日の提案が99.94%の支持で承認され、投機取引と価格発見の道が開かれる。
08:30
コインベースとストラテジーの時価総額、史上最高値更新
コインベースが16日に株価405.88ドルで再び史上最高値を記録し、ストラテジーの時価総額も1,284億ドルに達した。今週のビットコイン12万ドル突破を背景に仮想通貨関連株が軒並み上昇している。
07:35
ステラ(XLM)価格、過去2週間で約2倍高騰の背景は?
仮想通貨ステラは、PayPalでステーブルコインを主導したホセ・フェルナンデス・ダ・ポンテ氏がステラ開発財団に加わったことを発表。ステラの価格は前年比300%超上昇している。
07:15
米下院の仮想通貨法案審議手続きが再び停滞、保守派議員がCBDC条項で反発
米下院で仮想通貨関連3法案の手続き投票が膠着状態に。保守派共和党議員が中央銀行デジタル通貨禁止条項の強化を求め、「クリプト・ウィーク(仮想通貨週間)」の成果が不透明となっている。
06:50
米国政府のビットコイン保有量は約2.9万BTCか、従来予想の15%程度に=報道
情報公開法に基づく調査で、米国政府の仮想通貨ビットコイン保有量は約2万8988 BTCと判明。従来予想の19万8000 BTCを大幅に下回る結果となった。
05:55
米下院、仮想通貨法案の審議手続きを可決
米下院が仮想通貨関連3法案の審議手続きを215対211で可決。トランプ大統領との会談後、保守派が賛成に転じ、GENIUS法とクラリティ法の統合案で合意。
07/16 水曜日
18:00
Sei(セイ)とは|行政・企業で注目集まる理由と将来性をやさしく解説
Seiは高速処理に特化したL1ブロックチェーン。特徴や将来性に加え、行政機関や機関投資家からの関心、エアドロップなど注目の話題をわかりやすく紹介します。
13:50
米司法省とCFTC、ポリマーケットへの調査打ち切り=報道
米司法省とCFTCが仮想通貨USDCで賭けに参加できるポリマーケットに対する調査を打ち切ったと伝えられる。米国ユーザーへのサービス提供疑惑を調査していた。
13:40
民主党幹部、審議中の仮想通貨法案めぐり「金融危機招くリスク」と警告
米民主党のマキシン・ウォーターズ議員が、仮想通貨法案CLARITY法・GENIUS法について「大規模詐欺と経済破綻につながる」と警鐘を鳴らした。またトランプ大統領とその家族の利益相反を強調し、「危険で意図的な欠点」があると批判した。
12:00
評判・口コミでおすすめ仮想通貨取引所15社 個人投資家の評価は?
コインチェック、bitFlyer、bitbank、GMOコインなど、国内大手のおすすめ暗号資産(仮想通貨)取引所のメリット・デメリットについて個人投資家の口コミ評価を集め、比較ランキングにしたページです。優先して口座開設すべき取引所探しに役立てて下さい。
11:35
ビットコインATH更新後に利益確定売り急増か、クジラ活動でボラティリティ警戒
仮想通貨ビットコインが12万3000ドルの史上最高値を記録後、取引所への流入が急増し利益確定売りが活発化。14年間休眠していたウォレットが2万BTC売却開始、クジラ活動も活発化で市場調整の可能性。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧