はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米マイニング企業CleanSpark、ビットコイン保有量1万BTCを突破 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

保有量が前年比236%増

米マイニング企業CleanSparkは9日、同社の保有するビットコインが1万BTCを超えたと発表した。これらのビットコインはすべて、米国拠点の自社施設でマイニングされたもので、同社のビットコイン建の資産は前年比236%増加した。

ザック・ブラッドフォード最高経営責任者は、この成果は米国のエネルギーと雇用に支えられる中、同社の効率的かつ責任ある規模の拡大によって達成されたものだと指摘。ビットコインのグローバルエコシステムの成長とイノベーションにも寄与していると強調した。

CleanSparkは2024年に合計7,024BTCを採掘し、12月末時点でのビットコイン保有数は9,952BTCだった。昨年12月の1ヶ月間で668BTCを採掘する一方で、12.65BTCのみを売却。今回の発表によると、同社が現在保有するビットコインは10,097BTC(執筆時価格1,496億円相当)となった。

ゲリー・ヴェチアレリ最高財務責任者は、同社はビットコイン保有を「健全なリスク管理の原則と規律ある資本戦略」に基づいて活用していると、次のように述べた。

カウンターパーティの不利なエクスポージャーを回避し、ビットコインを活用して資本コストを下げることで、CleanSparkは責任ある金融イノベーションのリーダーとしての地位を確立している。

CleanSparkの実績

CleanSparkが6日に発表した昨年12月分のマイニング報告によると、月末時点での稼働ハッシュレートは39.1EH/sで、フリート効率17.59 J/Thを達成。1日平均で21.56BTCを採掘した。

同社は昨年10月、テネシー州におけるマイニング能力拡大戦略の一環として、マイニング企業GRIID Infrastructureの買収を完了。また、複数の施設拡張を完了するとともに、新たにミシシッピ州とワイオミング州にもマイニング事業を拡大した。

また、同社は創業から4年間で2万BTCのマイニングに成功するという大きな節目を迎えた。

昨年12月には6億5,000万ドル(約1,026億円)のゼロクーポン転換社債の発行を完了し、2025年半ばまでに50EH/sの達成という戦略的目標を実行するための準備が整ったと報告した。

関連:米国マイナー、ビットコイン採掘ハッシュレート4割を占める時代へ

マイニング企業のビットコイン保有戦略

BitcoinTreasuries.NETのデータによると、現在、米国の上場マイニング企業でCleanSpark以外に1万BTC以上を保有しているのはMARA Holdings、Riot Platforms、Hut8 Miningの3社だ。

MARA Holdingsは先月、11月と12月に発行したゼロクーポン転換社債から19.25億ドル(約3,038億円)を調達し、その資金を活用して約15,574BTCを購入。MARAは現在、44,893BTC(6,655億円相当)を保有している。

Riot Platformsも転換社債発行による調達資金を活用してビットコインを購入し、2024年末には前年末から141%増の17,722 BTC(2,627億円相当)まで保有量を増加させた。

Hut8 Miningは12月、戦略的準備金として990BTCを取得し、保有量を10,096 BTC(1,496億円相当)まで増やした。

Hut8のアシャー・ジェヌートCEOは、戦略的なビットコイン準備金の構築が事業価値の創出を加速させると指摘。パワーインフラとデジタルインフラの大規模な成長イニシアチブを追求する中で、財務基盤の強化につながるとの見解を示している。

関連:米上場のマイニング企業MARAやHut 8、ビットコイン追加購入を継続

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/19 土曜日
15:00
金価格の史上最高値から150日以内にビットコイン上昇か、歴史的パターンが示す40万ドルへの道筋 
金が3,357ドルの史上最高値を記録する中、専門家は過去のパターンからビットコインが150日以内に反発すると予測。パワーローカーブモデルは2025年後半に400,000ドル到達の可能性を示唆。JPモルガンは金ETFへの資金流入とビットコインの取り残しを指摘。
13:45
仮想通貨市場低調の中、堅調な分野は? ビットワイズ1~3月期レポート
ビットワイズが2025年1~3月期の仮想通貨市場をレポート。ステーブルコインなど、市場全体の下落にもかかわらず過去最高を記録した分野を解説している。
11:30
2025年2Q、規制改善でアルトコイン回復へ──Sygnumなどが予測
Sygnumとビットワイズが2025年暗号資産市場を分析。ビットコインの安全資産としての地位確立と規制環境改善がアルトコイン回復を後押しする一方、ステーブルコインと実物資産トークン化が過去最高を記録。第1四半期の価格下落から反発なるか。
10:45
米政府の100万ビットコイン購入で価格は100万ドル到達か、BPI幹部が大胆仮説
ビットコイン政策研究所の幹部が米国による100万BTCの購入が価格に与える影響を予測。トランプ大統領の戦略的ビットコイン準備金設立や関税収入を活用した購入戦略の実行可能性に注目が集まる。
10:05
2025年米国債供給過多が仮想通貨市場に与える影響は? バイナンスリサーチが分析
バイナンスのリサーチ部門が2025年に米国債は過去最高規模の供給が予測されると指摘。金利上昇圧力と、ビットコインなど仮想通貨市場への影響を分析した。
09:05
量子コンピュータvsビットコイン 1BTCをかけた解読コンテスト開催
量子コンピュータの脅威に備えた『QDay Prize』コンテストが開始。ビットコイン暗号解読に成功したチームに1BTCを贈呈。量子耐性対策が進む中、ビットコインの未来にどんな影響があるのか。
08:00
アスター、仮想通貨ASTRの不要な発行の抑制や利回り安定化を実現へ
日本発のWeb3プロジェクトのアスターは、仮想通貨ASTRのトークノミクスをアップデートしたことを発表。今回の変更で、不要な発行の抑制や利回りの安定化を目指す。
07:44
アリゾナ州のビットコイン準備金法案などが前進 投票の最終段階へ
米アリゾナ州議会でビットコイン準備金法案が進展し最終投票を待つ状況に。州財務官に年間10%の暗号資産投資権限を付与する内容だが、知事は障害者サービス予算問題を理由に拒否権行使の可能性も。
06:55
ビットコインクジラの最新動向 1万BTC以上の超大口保有者は蓄積継続
仮想通貨ビットコインの大口保有者の行動に焦点を当て、超大型クジラの市場吸収と大口投資家の動きの違いを解説。
06:20
ギャラクシーリサーチ、ソラナのトークンインフレ改革に新提案
仮想通貨ソラナ(Solana)コミュニティの経済モデル改革に向け、Galaxy Researchが新たな投票方式「MESA」を提案した。
04/18 金曜日
18:29
業界キーパーソン3名が語る仮想通貨市場の現状と展望|香港Web3 Festival2025
香港Web3 Festivalで、TON Foundation取締役のスティーブ・ユン氏、香港立法会議員のダンカン・チウ氏、CoinMarketCap CEOのラッシュ・ルー氏にインタビュー。マクロ経済の影響、規制環境の変化、アジア市場の可能性について、業界リーダーたちの見解を独占取材した。
18:12
Neowave Academyが日本進出 Web3の潮流を切り拓けるか
Neowave Academyが主催した「Tokyo Nexus」イベントで日本Web3市場への本格参入を宣言。伊藤健次氏やArata氏などが集結し、投機から価値蓄積へと進化する暗号資産市場を分析。教育コンテンツを中心とした事業展開を推進し、Web3普及に向けた取り組みを共有。
14:00
トランプ関税政策で揺らぐ米国マイニング産業──東南アジア製機器依存の代償と国内生産への転換
トランプ大統領の新たな関税政策で、東南アジア製マイニング機器に依存する米国のマイニング業界が危機感を募らせている。緊急対応策として、機器の輸入を急ぐ企業や海外拠点を模索する企業もあるが、米国内で製造することを選択する企業もある。
13:25
アジア初のXRP投資商品、リップル社が初期出資へ
仮想通貨運用会社HashKey Capitalが、アジア初のXRPパフォーマンス追跡型投資ファンドを発表。Rippleが初期出資を行い、機関投資家向けに直接保有せずXRPへのエクスポージャーを提供する新たな投資手段が誕生。
12:29
LINE NEXT CSO「キム・ウソク」氏が語るWeb3大衆化戦略とは
LINE NEXT CSOのキム・ウソク氏がWeb3の大衆化戦略を語る独占インタビュー。LINEの強みを活かし、ウォレット体験の改善、直感的なUI、メッセンジャーとの連携強化で1,000万人のユーザー獲得を目指す。Web2からWeb3への架け橋となる挑戦に注目。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧