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米SEC、初のビットコイン&イーサリアム複合型現物ETFを承認

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2つの仮想通貨を組み合わせた投資商品

米証券取引委員会(SEC)は30日、Bitwise Investment Advisersが申請した、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を組み合わせた現物ETFを承認した。

ビットコインETFは2024年1月に、イーサリアムETFは同年5月にSECに承認されていたが、両者を組み合わせた商品の承認は今回が初めてとなる。

「Bitwise Bitcoin and Ethereum ETF」は、時価総額トップ2の仮想通貨の現物に直接投資する商品だ。資産配分は両銘柄の時価総額比率に連動し、申請時点ではビットコイン83%、イーサリアム17%となっている。

同ファンドはNYSE Arcaに上場される予定。通常、取引所(NYSE Arca)が別途上場日を発表する見込みだ。

今回の承認は「加速審査」によるもので、SECは既存の仮想通貨ETFとの類似性を指摘。運用構造や投資家保護の枠組みが、既に承認された商品と実質的に同様であることを理由に、標準的な審査期間を短縮した。

カストディ(資産管理)はCoinbase Custody Trust Companyが担当し、現金管理と管理事務はBank of New York Mellonが行う。この体制は、既存の仮想通貨ETFと同様のものだ。

米国では厳格な規制ポリシーを掲げていたゲンスラー元SEC委員長が退任。仮想通貨に対して支持的な姿勢を示すドナルド・トランプ政権下で、ソラナ(SOL)やXRP、ドージコイン(DOGE)など、主要な仮想通貨のETF申請が相次いでいる。

関連:米Cboe、全てのソラナ現物ETF申請書類を再提出

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