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ETFのビットコイン購入量、25年は新規発行量を3倍超過か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインETFの需要

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の現物ETF(上場投資信託)が1月から購入したビットコインの数量は2025年、新規発行される数量を大きく上回っている。

ビットコインに関連するニュースレターを配信するCarl ₿ Menger氏は10日、Xにデータを投稿し、ETFの購入量が新規発行量を3倍超上回っていると指摘した。

ビットコインは現在、マイニングによって1ブロックあたり3.125BTCが新規発行されている。10分で1ブロックが生成されているとすると、Menger氏は2月5日ごろのデータを引用していることになる。

ETFが購入したビットコイン数量の計算方法は明記されていないが、今年に入ってからのETFへの資金の純流入額と、新年のETF取引が開始した1月2日のビットコイン価格をベースに概算すると、Menger氏が掲載している5万5,896BTCぐらいになる。

Menger氏は上記の投稿で、ビットコインが供給ショックに直面する可能性を指摘した。

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売り圧低下の指摘

ビットコインのような資産は、需要と供給で価格が決定するため、投資家は需給バランスも注視している。需要が増えている一方で供給量が減少していれば、価格に上昇圧力がかかりやすくなる仕組みである。

ビットコインの現物ETFは、実際にビットコインを購入して運用され、機関投資家がビットコインへのエクスポージャーを持ちやすくなって需要増加につながるため、現物価格の上昇につながると以前から期待されてきた。

エクスポージャーとは

投資家や機関の保有する金融資産のうち、価格変動リスクやカウンターパーティリスク等に直接さらされている金額や残高、比率のこと。

▶️仮想通貨用語集

米証券取引委員会(SEC)が昨年1月10日にビットコイン現物ETFを承認して以降、ETFの資金フローに投資家は注目しており、現物ETFがビットコイン価格に大きな影響を与えうると指摘する有識者は多い。

仮想通貨の分析を行うCryptoQuantも昨年12月、ビットコインで供給ショックが起きる可能性があるとの見方を示していた。複数のデータをもとに、売却可能なビットコインが減少していると同時に、需要の増加が加速していると指摘している。

例えば、以下の画像はビットコイン売り圧の推移を示した10日時点のグラフ。このデータには、マイナーや取引所の保有量、米政府が押収したビットコインなどが含まれている。

出典:CryptoQuant

このグラフからは、米国で現物ETFが承認された直後の24年1月13日をピークに、売り手側の流動性が減少していることがわかる。

関連ビットコインで供給ショックの可能性、CryptoQuantが分析

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