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暗号資産(仮想通貨)取引所LBankは8日、MEXC VenturesやHashKey Capitalなど7社と共同で、ハッキング事件のあったDEXXのユーザー救済に向け、1,500万ドル(20億円)規模の補償基金を設立すると発表した。
補償基金の設立背景には、2024年11月16日に発生したDEXXへのハッキング事件がある。
秘密鍵の流出により多額のユーザー資金が不正送金され、DEXXは12月6日にプラットフォーム収益の80%を補償に充てると表明。その後、12月14日に補償のための専用ポータルを開設し、今月5日には、NFTステーキングによる新たな補償プランも導入している。
今回の補償スキームでは、LBankとMEXC Venturesが資金面を主導。Mask Network、SevenX Ventures、HashKey Capitalの3社は技術支援を提供する。基金の運営は新設の「Meme Prosperity Committee(ミームコイン振興委員会)」が担当し、全額をDEXX被害者への補償に充てるとしている。
LBankの関係者は「補償プロセスの透明性を最優先に進捗状況をリアルタイムで更新していく」とコメント。同社は2024年3月のSLERF補償にも参画するなど、業界の健全性確保に向けた取り組みを継続している。
LBankは2015年に設立され、世界210カ国・地域で展開する暗号資産(仮想通貨)取引所。240以上のミームコインを上場するなど、ミームコイン市場を先導していることでも知られる。