はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

JPモルガン、トランプ関税を受け「リセッション(景気後退)」確率を60%に引き上げ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トランプ関税が混乱を招く

米金融大手JPモルガンは、トランプ政権の関税政策がもたらす経済的混乱を理由に、2025年の米国および世界経済の景気後退確率を40%から60%に引き上げた。ロイターが5日に報じた。

JPモルガンは、「米国の破壊的な政策」が2025年の世界経済見通しにおける最大のリスクと認識されていると指摘。関税への報復、企業心理の悪化、サプライチェーンの混乱を通じて、その影響が拡大する可能性が高いとみている。

トランプ政権は2日、全ての国を対象に米国輸入品へ一律10%の関税を課す政策を発表。この措置は5日から発効し、さらに数十カ国に対しては「相互関税」として追加関税が9日から適用される予定だ。

JPモルガンの首席エコノミスト、マイケル・フェローリ氏は、2025年の米国GDP(国内総生産)予測を従来の1.3%成長から大幅に下方修正し、0.3%縮小と予想。関税による経済活動の抑制、企業の投資減少、消費者支出の低下を要因に挙げた。

また、主席エコノミストのブルース・カスマン氏が率いるチームは、この関税引き上げが1968年以来最大の増税に相当すると指摘。政策が継続すれば、米国と世界経済が2025年に景気後退に陥る可能性が高いと強調した。

バークレイズ、バンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチ、RBCキャピタル・マーケッツ、UBSグローバル・ウェルス・マネジメントなどの主要調査機関も、トランプ大統領の新たな関税措置が継続した場合、米国経済が年内に景気後退に陥るリスクが高まるとの見方を示している。

景気後退確率の上方修正

ゴールドマンサックスは、経済のファンダメンタルズが過去数年に比べて脆弱であるとして、米国景気後退の確率を20%から35%に引き上げた。同社は、コア・インフレ率(食料品とエネルギーを除く)が年末までに3.5%に達すると予測。これは米連邦準備制度(FRB)の目標2%を1.5ポイント上回る水準だ。

ゴールドマンサックスは、関税引き上げが消費者の購買力を低下させ、消費者危機を招く可能性が高いと警告している。

S&Pグローバルも、景気後退確率を25%から30〜35%に引き上げた。

HSBCのアナリストは、同行の景気後退確率指標に年末までの株式市場後退が40%織り込まれていると述べ、今後景気後退説が勢いを増すと予想している。

利下げへの期待

一方、JPモルガンは「景気後退は不可避ではない」とし、FRBの利下げが経済への打撃を緩和する可能性があると指摘。

フェローリ氏は、FRBが6月に政策金利の引き下げを開始し、2026年1月までの各会合で継続的に利下げを行うと予測。現在の4.25〜4.5%の金利が2.75〜3%まで下がると見込んでいる。

ゴールドマンサックスは、関税発表前の年末までの利下げ回数予想を2回から3回に修正。野村とRBCは、従来の「利下げなし」からそれぞれ1回と3回の利下げを予想する見方に変更した。

FRBの利下げについて、UBSは年内に75〜100ベーシスポイント、シティグループは5月から125ベーシスポイントの利下げを予想している。

関連記事:トランプ関税と中国の報復関税で金融市場が激震、ビットコイン相場にも波及

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/16 木曜日
17:55
ビットコインマイナー保有量が今サイクルで6.1万BTC減少=CryptoQuant
クリプトクアントのデータによると、今サイクルでビットコインマイナーの保有量が約6.1万BTC減少。ライオット、マラソン、コアの3社が計約1.9万BTCを売却した。
16:28
米シンクタンク、ビットコイン課税制度の抜本改革を提言
米カトー研究所がビットコイン課税制度の問題点を指摘。日常決済のたびにキャピタルゲイン税申告が必要な現行制度を批判し、抜本的な改革案を提言した。
15:45
不動産投資家グラント・カードン、400BTC追加購入を表明 ビットコイン財務戦略の一環
米不動産投資家グラント・カードンがXで500戸取得と400BTC追加購入を表明。不動産収入を原資とするビットコイン財務戦略の一環。
15:13
バイナンスジャパン、新規カード入会キャンペーン開始 1万円利用で先着1500名にBTCを付与
バイナンスジャパンがBinance Japan Cardの新規入会キャンペーンを開始。10,000円利用で1,650円相当のビットコインが先着1,500名にプレゼントされる。
13:50
ビットコイン、市場安定化の兆しも依然として確信欠如 7.8万ドルの天井突破に課題か=Glassnode分析
ビットコインは74,000ドル付近まで回復したものの、Glassnodeは「フロー主導の脆弱な反発」と分析する。7.8万ドルの真の市場平均突破には強い需要の継続が必要とされている。
13:10
トランプ一族関与のWLFI、初期投資家のトークン完全解放を4年延長する案を提出
トランプ大統領一族の仮想通貨プロジェクト「WLFI」が初期投資家などのトークン解放を最大4年延長することを提案。投資家からは不満の声も上がっている。
12:29
米CFTCがイラン停戦前の石油先物取引を調査、インサイダー疑惑
ブルームバーグらが報じた米CFTCによる石油先物取引調査。イラン停戦発表前の不審な大規模取引を巡り、カルシやポリマーケットなど予測市場にも規制強化の波が及んでいる。
11:02
ウォーレン米議員、イーロンのXマネーに懸念を表明
エリザベス・ウォーレン米議員はイーロン・マスク氏に、金融サービスのXマネーに懸念を示して書簡を送付。サービス内容や今後の計画などについて質問している。
10:30
ハイパーリキッドHIP-3、建玉が過去最高3800億円突破 株式・商品先物の24時間市場が急拡大
分散型取引所ハイパーリキッドのHIP-3市場が急成長し建玉が3,800億円に到達した。S&P 500など株式や商品先物の24時間取引需要が高まっている。
09:47
トロン創設者ジャスティン・サン氏、耐量子暗号導入計画の開始を宣言
TRONがNIST標準の耐量子暗号署名をメインネットに展開する計画を発表。創設者ジャスティン・サン氏がX上で表明し、主要ブロックチェーン初の実装を目指すと主張。技術ロードマップは近日公開予定。
09:45
著名投資家ティム・ドレイパー、ビットコイン25万ドル予測を再強調 Mt.Gox経験が支えた強気姿勢
シリコンバレーの伝説的VC投資家ティム・ドレイパー氏が、ビットコインの歴史的逸話と将来予測を公開。18ヶ月以内に25万ドルに到達するとの強気見通しを示し、機関投資家の動向や法定通貨への懸念を背景に語る。
07:50
S&P500、終値で初の7000ポイント超え イラン停戦期待で米国株が「原油ショック」から大幅回復
米主要指数S&P500が過去初めて7000ポイントを超える終値を達成。イラン・米国間の停戦期待とテック企業の堅調な業績見通しにより、3月の9%下落から急速に回復。インフレ懸念の軽減が投資家心理を改善した。
07:20
パキスタン、仮想通貨企業の銀行口座開設を許可
パキスタン銀行は、事業認可を受けた仮想通貨サービスプロバイダーが銀行口座を開設することを許可すると発表。その際のルールを提示し、2018年4月付けの禁止措置を撤廃した。
07:05
米クラリティー法案の採決再び延期へ、FRB議長候補の指名公聴会を優先
米上院銀行委員会による仮想通貨市場構造法案「クラリティー法案」の採決が、次期FRB議長候補ケビン・ウォーシュ氏の公聴会優先により延期される見通し。ウォーシュ氏の1億ドル超の仮想通貨投資も焦点となっている。
06:20
米バージニア州、未請求仮想通貨を政府が現物保管へ 資産保護法成立
米国のバージニア州知事が新たな州法に署名し、未請求の仮想通貨資産が5年の休止後、現物のまま州管理に移行。従来の清算売却ではなく、1年以上保管してから処理する規定で、資産所有者の権益を保護する枠組みが実現した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧